仕事場の新刊本。
「わたしを見つけて」中脇初枝 は私のおススメで入れてもらった。
捨て子で施設育ちの弥生は、看護師になってやっと見つけた自分の居場所を失くしたくない一心で、理不尽な医師にもさからわず、周りに同調、無難な生き方をしている。
そんな病院にやってきた看護師長や患者と関わって、少しずつ前向きに進んでいく。
ポプラ社の本は読みやすくて、改行がやたら多いからすぐに読めてしまった。けど、中身も忘れてしまうかも。
TVドラマ「ドクターズ」を見てたせいか、主人公の看護師には比嘉愛未がちらついてしまうのが我ながら想像力が乏しい?
モハメド・オマル・アブディンの「わが盲想」も同じくポプラ社なので、いっきに読めた。
アフリカのスーダンから日本へ留学してきた盲人が、福井県の盲学校でひとり暮らし、日本語を憶え、パソコンを習い、勉強して、東京の大学院へ、そのまま在住。
いろんな人に助けてもらい、親切にされるのはやっぱり、著者の底抜けに明るい人間性なんでしょう。
ダジャレや言い回し、ことわざなど駆使して、パソコンを使って日本語で書いたというのが本当にすごい。