ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

読んだ本

2014-10-21 20:18:55 | Book&Art&TV
『女という生きもの』  益田ミリ
漫画家・イラストレーターのゆるーいエッセイなのですぐに読めてしまった。
朝日新聞のコラムにときどき書いている。
同じ世代で同じ大阪出身の柴崎友香のエッセイのほうがピリッとしたところがあるような気がする。
こっちは芥川賞受賞やし?(笑)

以下抜粋
『十数年ぶりに開いたのだが、読み返してみれば、書かれてあることの大半が恋愛がらみだった…こんなものとっとと捨ててしまわねば。…自分が二度と読めないことより誰かに読まれて失笑されるほうが恐怖である』
そうなんよね。私も中1から結婚までの日記を捨てねば。
『老いていくことはみんな初めての経験。それはどこか空しくて寂しい気持ち。そんなとき「いくつになっても女でいたい」というなどという言葉は、わたしたちの支えにはならないのである』
いつもはわたしであり、たまに妻、たまに母、たまに女、たまにばあちゃんです。

どこか、別のところで読んだ文↓
年取ってくると女は「キレイ」「かわいい」という言葉は世辞と流せるが、「若い」と言われてるとホンキになってしまうというようなことが書いてあった。
ホンマに辛気臭い生きものです。

『劣化する日本人』 香山リカ
心理分析だとかカウンセリングとか辛気臭いもんは嫌いだが、香山リカは面白いのでよく読むけど、この本もちょっと枠にはめ過ぎ、こじつけ的な感がなきにしもあらず。
佐村河内氏、小保方さん、片山被告でひとくくり??
『社会の役に立つのはすばらしいことだがそれだけが生きる意味ではない。
自分がまずその日、その日をしっかり生きて大勢に知られなくても手ごたえのある暮らしを送る。季節を楽しみ、身近な家族や友人と笑いあう。
「人生はそれで十分」という気もする。
目に見えない深層心理や大衆の欲望に繰られ失言、虚言に陥りやすい』

自分はすごいことをやっている、と思い込んでしまうのも怖いです。