そうなんだ。

外国語で知ったこと。

戊辰   干支

2017-05-30 17:28:26 | 読書
4月16日のブログ『鼻をかむ』で
浅田次郎著「壬生義士伝(みぶぎしでん)」を泣きながら読んだことをお話しました。
あれから2か月。
浅田次郎の新選組3部作と呼ばれる
「壬生義士伝」上下巻、 「輪違屋糸里(わちがいやいとさと)」上下巻、「一刀斎夢禄(いっとうさいむろく)」上下巻
読み切りました。

面白かったぁ~。

個人的には、浅田次郎は司馬遼太郎を超えたのではないか・・・。
と、思うほど幕末時代にどっぷり浸ることが出来ました。

「一刀斎夢禄」では、維新の折、命をはった数々の戦闘にもかかわらず
大正四年まで生きた“新選組副長助勤・三番隊組長” 斎藤一(さいとうはじめ)が
東京の自宅で当時を振り返えりながら語ります。
「斎藤一」を逆さに読んで「一刀(藤)斎」

大正時代は現在でも生年月日の欄の選択にあります。
大正・昭和・平成

そんなに昔ではありません。
お会いしたかった・・・。

にわか、新選組びいきになった私としては
「薩長にはめられた」感が、日に日に増しています。

安倍首相の振る舞いに
ふっ・・・、な~にが長州よ。
みたいな?

来年は『明治150年』です。
様々な記念行事があるでしょう。

ちなみに、鳥羽伏見の戦い~函館戦争終結までの明治維新に伴う戦いは
戊辰(ぼしん)戦争と呼ばれます。

戊辰ってなんだろう? なんで戊辰戦争って言うのだろう。

戊辰って干支(えと)だったんですね。

干支(えと)いうのは、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせた60を周期としています。
十二支は、ねー・うし・とら・うー・・・
十干は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸。

計算の不得意な私は、10×12=120 じゃないの?
と思ってしまいましたが、組み合わせなので最小公倍数の60通りになるそうです。

漢字は見たことあるけど・・・。
唯一、知っている組み合わせが、丙+午(ひのえうま)。 (へいご)とも読むようです。

戦争が勃発した1868年が、戊+辰 (つちのえ+たつ)の年だったので
戊辰(ぼしん)戦争と呼ばれるのだそうです。
1868年が辰(たつ)年だったということが、これでわかりました。

2017年は、「丁酉」で、「ひのととり」または「ていゆう」だそうです。

最近は西暦重視で、今年が平成何年なのかさえ、ぱっと出てきません。
そこに、中国由来の60年単位の干支はとうてい覚えられません。

でも、少し興味もあります。

ともかく、来年は明治から150年。
しばらくは関連の小説でも読んで、当時に思いを馳せたいと思います。

コメント (2)
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