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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

隠れ家

2017-04-30 03:01:21 | よもやま話

母の命日に集まった人達は、思い出話に話が咲きました。

森に風が抜ける。
汗をうっすらかいて少し休む。
身体にそよ風が気持ちよい。


一昨日、カフェで飲み会を開いてくださったお客様が、
会津産のこごみとわさび菜を届けてくださいました。
365日、仕事か遊びで忙しい方たちです。
昨日は、渓流釣りと山菜取りをされたようです。
おすそ分けのこごみは、きれいに洗われており、産毛は除かれていました。
茎の色は濃く、香りも強いものでした。つまり、美味しかった。

お昼過ぎに、「開いているかい」と電話がありました。
これから行くからと4人の男たちが来ました。
昼過ぎからゆっくり飲めるところはないらしい。
各家庭は難しい。それならとカフェに来られました。
近くの魚屋から刺身を取り、お好み焼きで飲み始められました。
持ち込んだ酒で盛りあがっておられました。

今日のタイトルは、「隠れ家」です。
藤沢周平の町ものにお茶屋が登場します。
危ない関係の男女の密会の場所がお茶屋でした。
カフェではそんな具合にはいかないまでも、
ゆっくりと気の合ったものどおしが、きままな時間を過ごすには絶好の場所です。

一人になりたい人も来ると良いなと思います。
私達は、まったく干渉しません。
テレビもラジオもありません。
時々音楽を流します。

話したい人とだけ会話を楽しんでいます。
ちょっとお茶をしたいと近所の奥様が来られます。
娘の里帰りに、カフェに行ってみようか。
積もる話をして、満足顔で帰られます。
美味しいケーキかパンでコーヒーか紅茶をすする。
寸暇が癒しの時間となります。

小さい頃の冬の遊びの中に、隠れ家づくりがありました。
竹や木で柱を組み、笹で屋根と壁を葺き、床は落ち葉でふかふかにしました。
炉をきり、火鉢を構え持ち込んだ炭で暖をとりました。
炭火の上には、持ち寄った餅を載せました。

気ままの演出。
家庭とは少し違う、お金が少しだけかかる茶飲みです。
仕入と売価に開きがありません。まだまだです。
口コミを信じている商売です。
まだまだ余裕がありません。
訪ねてくださった皆様の似顔絵を描かなければなりません。
頑張るね。

雨の日の いつかはきっと 傘になる

2017年4月30日
コメント
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