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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

再婚の是非(Part4)

2017-04-02 04:03:30 | よもやま話

停年組です。
明日から、毎日が日曜日なんて夢のまた夢です。
年金がもらえるのが65歳から。
当然、再雇用となる道を選びます。
同じ仕事を続けます。
そして、給料は半減です。
ふざけんなよ。
返す気持ちで働きましょう。


今日のタイトルは、「60過ぎ、再婚の是非(Part4)」です。

世の中には、二度も三度も結婚する方がいらっしゃいます。
そうかと思えば、生涯独身の方もおられます。
仕事中心の生活にどっぷりつかってしまったようです。
若い女の人とどんな話をしてよいのやら見当がつきません。
ええい面倒くさいと日が過ぎていきます。

この辺りでは、少し事情が違います。
長女、長男の独り者が多いのです。
相手がいないわけじゃない。
中国はどうするんだ。二人で四人の親をみなければならない。
長男長女で一緒にならざるを得ないのです。
両家で引っ張り合いなんてやめましょう。
どうせ死ぬときは一人なんだから。

60過ぎて再婚するのは、なかなか大変なことも多いのです。
60年という圧倒的な時間、別々の生き方をしたもの同士が一緒になるのです。
おまけに歳のせいもあり、融通はきかないしフレキシビリティーの意味さえ忘れています。
どちらも別々の家庭で君臨した者同士です。
普通に考えると、上手くいくわけがありません。

一つだけ特効薬があります。
生きると言うことです。
私達は、都会で再婚生活を始めました。
60歳まで働いた妻は、主婦に憧れていました。
やっと手に入れた、ご飯をつくってあなたを待つ生活です。
どうもしっくりきませんでした。
広めのベランダで、野菜を作り始めました。
友人たちと、月に何度か会って飲みました。
どうも違う。

この地域に来ると、生活が一変しました。
なにもかも待ってくれない。
畑の作物はどんどん成長します。
近所のおばさんもおじさんも毎日のように、アドバイスと称して話していかれます。
いつも時間が足りない(待ったなしの)生活です。
二人で協力するしかありません。
暇なやつがご飯を作る。洗い物をする。
生活に追われる毎日です。
お金じゃありません。
60歳を過ぎると、ここが違います。
人間が本来持っている生きるという原点に返ることになります。

そんな時、一人より二人が良いとなります。
そんなもんです。
保険に入ってくれと、言われるなんて考えられない必死の生活です。
だけど、二人には「これまでやり抜いた」自信があります。
ゆっくりしたかったんだけどと老後を迎えます。
とんでもない。
役割分担に胡坐をかいていた昔が懐かしい。
子供が成長して、親に代わってご飯を作るなどの恩恵はありません。
子供が重いものを持ってくれることもありません。
座布団を使って箪笥を動かしたり、ジジババの知恵合戦になります。

60過ぎの再婚は、20代か30代に始めたなんもかも新しいことに挑戦となります。
それでも良ければ、再婚をお勧めします。
二人しかいない生活です。
二人が一生懸命やって、なんとか暮らせる生活です。
60歳過ぎての再婚は、本来の「生きる」生活を再度やることなのです。
やっと解放されたのに、再度やるなんて面倒くさいでしょう。

わたし右 あなたは左 一人なり

2017年4月2日

暇な方は、次の記事も読んでみてください。
2015年2月3日の記事「60過ぎ、再婚の是非」
2015年12月2日の記事「60過ぎ、再婚の是非(Part2)」
2015年12月19日の記事「60過ぎ、再婚の是非(Part3)」
をご参照ください。


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