どんな人生を過ごされてきたのでしょう。
これからどうされるのでしょう。
定年を迎えた一人の男の顔です。
笑顔の先には、見据えたものがあるのでしょう。
カフェがきれいに整いました。
保健所の検査があるというので、出来るだけの清掃と消毒をしました。
一事が万事。
検査員の方は、雑談をしながらなにげなく目を巡らせておられました。
雑談の内容は、せっかく始めた事業です、
頑張って続けてくださいという内容でした。
本来あるべき役所の姿勢でした。
荒を探すのではなく、続けるためのアドバイスをする。
今日のタイトルは、「アプリよりOS」です。
人財を求めている会社が出した、社長(創業者)のコンセプトでした。
東大京大卒の人たちは、頭脳明晰である。
データを集め分析し、ロジカルに事業をコンサルできる能力がある。
仕事も早い。
なんかなあ。(べっぴん、すみれの困った時の一言)
なんか違うなと、起業されました。
社長の結論は、「熱」でした。
アプリは、いくらでも新たに装着できる。しかし、OSはそうはいかない。
自ら困難に立ち向かう姿を求めておられるのでしょう。
分析からは現れない物事を始めようとする「熱」です。
人のためになる。
よく言われるし、本気でそう思っている方々がいらっしゃいます。
私には、絵空事としか映りません。
この歳になり、子どもたちに背中で話すことができるようになりました。
俺がやれることをやっている。お前たちも頑張れ。てなもんです。
分析と指導では、どうにもならないことがあります。
背中で話す。見せるしかないのです。
やって見せる。言って聞かせる。
「OS」とは、生き様のことです。
必要なアプリを選び装着する。
わずかな金を出せば買えるアプリです。
万人が使えるアプリ、そんなものに価値は少ない。
何がなんでもやる。
プロ根性を支えるのは、持てる全能力を発揮させる「熱」です。
カフェがきれいになったら、貸してくださいと言われました。
どうして自分できれいにしようとしなかったの。
やればできたかもしれない。でもできなかった。いや、やろうとしなかった。
熱が足りなかった。
どうしてもやるべきことではなかった。優先事項が他にあったのです。
地域おこしは仕事です。
何世紀(何十年かもしれない)にも渡り廃れた地域です。
ただただ、人が頑張るしかない地域おこしであり、地域経済です。
落下傘で降りてきて、ミッションをこなす。
一人ではできません。一人が二人になる工夫(巻き込む)などありません。
一人でもやり抜く「熱」です。
アホの背中を見て、なんだかおもしろそうだな。俺にもやらせろです。
それからアプリを装着することになる。
地域が元気になるには、これだ、あれだとやかましくなる。
アプリで武装するより、一粒の汗が優先されます。
熱い汗と冷や汗の繰り返しです。
だから面白い。
おもてなし ススキにやかん 背筋立て
2017年4月1日