故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

アプリよりOS

2017-04-01 07:03:33 | プロジェクトエンジニアー

どんな人生を過ごされてきたのでしょう。
これからどうされるのでしょう。
定年を迎えた一人の男の顔です。
笑顔の先には、見据えたものがあるのでしょう。


カフェがきれいに整いました。
保健所の検査があるというので、出来るだけの清掃と消毒をしました。
一事が万事。
検査員の方は、雑談をしながらなにげなく目を巡らせておられました。
雑談の内容は、せっかく始めた事業です、
頑張って続けてくださいという内容でした。
本来あるべき役所の姿勢でした。
荒を探すのではなく、続けるためのアドバイスをする。

今日のタイトルは、「アプリよりOS」です。
人財を求めている会社が出した、社長(創業者)のコンセプトでした。
東大京大卒の人たちは、頭脳明晰である。
データを集め分析し、ロジカルに事業をコンサルできる能力がある。
仕事も早い。

なんかなあ。(べっぴん、すみれの困った時の一言)
なんか違うなと、起業されました。
社長の結論は、「熱」でした。
アプリは、いくらでも新たに装着できる。しかし、OSはそうはいかない。
自ら困難に立ち向かう姿を求めておられるのでしょう。
分析からは現れない物事を始めようとする「熱」です。

人のためになる。
よく言われるし、本気でそう思っている方々がいらっしゃいます。
私には、絵空事としか映りません。
この歳になり、子どもたちに背中で話すことができるようになりました。
俺がやれることをやっている。お前たちも頑張れ。てなもんです。
分析と指導では、どうにもならないことがあります。
背中で話す。見せるしかないのです。

やって見せる。言って聞かせる。

「OS」とは、生き様のことです。
必要なアプリを選び装着する。
わずかな金を出せば買えるアプリです。
万人が使えるアプリ、そんなものに価値は少ない。
何がなんでもやる。
プロ根性を支えるのは、持てる全能力を発揮させる「熱」です。

カフェがきれいになったら、貸してくださいと言われました。
どうして自分できれいにしようとしなかったの。
やればできたかもしれない。でもできなかった。いや、やろうとしなかった。
熱が足りなかった。
どうしてもやるべきことではなかった。優先事項が他にあったのです。

地域おこしは仕事です。
何世紀(何十年かもしれない)にも渡り廃れた地域です。
ただただ、人が頑張るしかない地域おこしであり、地域経済です。
落下傘で降りてきて、ミッションをこなす。
一人ではできません。一人が二人になる工夫(巻き込む)などありません。
一人でもやり抜く「熱」です。
アホの背中を見て、なんだかおもしろそうだな。俺にもやらせろです。
それからアプリを装着することになる。
地域が元気になるには、これだ、あれだとやかましくなる。

アプリで武装するより、一粒の汗が優先されます。
熱い汗と冷や汗の繰り返しです。
だから面白い。

おもてなし ススキにやかん 背筋立て

2017年4月1日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする