「去る者は追わず、来る者は拒まず」というタイトルの絵です。
万人に朝が来ます。
さあ、今日は何をしようかなと、朝日を見ながら考えます。
今日のタイトルは、「朝日」です。
東向きの障子に朝日の強烈な光が輝いています。
開けぬ夜はないのとおり、
昨日は少々がっかりした一日でしたから、余計にさわやかな朝を感じます。
予報通り、霜が降りました。山の方はきっと雪でしょう。
田舎にいたのは二十歳まで、朝日を見た記憶がありません。
ぎりぎりまで寝ていたのでしょう。
パキスタンでは、空調が効きすぎた(同室のパキスタンの方は太っていました)
部屋でコーランを聞きながら、薄日が差してきたのを見た。
スイスでは、教会の鐘を聞きながら凍結した道路を会社に急ぎました。
冬のスイスは、朝日が昇るのが遅く一日中太陽を見ることがなかった。
タイでは、サンダル履きで散歩中に日が昇った。街中でも鶏の鳴く声がした。
台湾では、起きると同時に湿気を感じた。
日はとうに昇り、散歩の途中公園で、ゆっくり動く体操を見た。
都会で見る朝日は、もの悲しかった。
朝まで起きていたから余計に感じたのでしょう。
開けぬ夜はない。
都会では、これから寝る夜勤の人と夜遊びの人が、下り電車で船を漕いでいる。
どんなに疲れていても、朝がくれば身体も気持ちもリフレッシュしている。
義父が病院に入り、夜も灯りを点けたままとなり昼夜の境が分からなくなった。
病気の進行は、頭の衰えと合わせるように急速に進んでいった。
朝日は、いや太陽はエネルギーがあります。
陽が昇り、私たちの体内時計がときを刻み始めます。
さあ、今日もやるぞ。
暁烏 朝日に背むく ばくち打ち
2017年4月13日