ひねもすのたりかなというタイトルの絵です。
蕪村の句集「春の海終日(ひねもす)のたりかな」から
引用していたなんて知らなかった。
のんびりしていていいですよね。
釣れても釣れなくても。
今日のタイトルは、「春うらら」です。
麗(うらら)とは、
空が晴れて、日影の明るくおだやかなさま。
声の明るくほがらかなさま。
心のさわやかなさま。
(広辞苑より)
全てが当てはまる今朝の様子です。
屁もゆっくりできるというもの。
高麗では、ミサイル発射に失敗したとのこと。
突然、ミサイルが飛んでくることがあるのでしょうか。
原発が狙われるのか、都市機能が破壊されるのか、
はたまた水源に病原菌を投下されるのか。
嫌なことが突然おこるのでしょうか。
しかし、今日の日差しはとびきりです。
障子越しの明るい陽射しです。
何か楽しいことが外で待っているような予感がします。
妻が、洗濯を干して、洗い物を済ましてくださいと依頼して行きましたから
外へ出るのは、それからになります。
かげろうが立つ。
雨降りのあと。板塀から水蒸気が立っている。
冬の海から湯気があがっている。
育った瀬戸内の島で見たテントを張った釣り船のゆらりゆらり。
糸を手で操り、そのうちこくりこくり。
海はのんびりしているこの季節、
この辺りでは、ゆっくり歩く人は見かけません。
こんな時間まで家に入る人もいません。
ああ、忙しい。と動き回っておられます。
春うらら 煙がくゆり 茶をすする
2017年4月29日