Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

乃木坂46 / 乃木坂LLC SonyMusicRecords

2015-01-07 10:09:14 | Weblog

ここ数年はWalkmanで聞く音楽はPerfumeだけという時期が続き、昨年前半に西脇姉妹つながりで9nineを聴くようになった。そして、9nineの動画をYouTubeで探すときのおすすめの中に乃木坂46の「君の名は希望」があった。楽曲自体は以前に生田絵梨花が音楽プロデューサー・故 佐久間正英氏のドキュメンタリー番組の中で、ピアノ弾き語りをしていたことで知っていたが、2種類のPVに興味を魅かれ、その流れで、テレビ東京の「乃木坂ってどこ」を観るようになってしまった。

 

今までは曲がよかったり、歌詞のフレーズが好きだったり、ヒットチャートにある楽曲単位で音楽を楽しんでいた。ところがPerfumeに出会ってからは、作業の結果としての楽曲だけではなく、その製作プロセスや歌うアーティストがその当時どんな想いでいたかを知ることにより、更に楽曲への共感が増幅することを知った。

 

Perfumeは10代前半で結成され、シングル「リニアモーターガール」でメジャーデビューするまで、相当の期間下積みを重ね、NHKの環境キャンペーンのキャラクターに選ばれ、同時にキャンペーンソングとして製作された「ポリリズム」にめぐり合い、そのヒットでチャンスをつかんでいる。今でこそ、たった3人でドームツアーが出来てしまうすごいアーティストになったが、今でも彼女たちの「ポリリズム」への思い入れは強い。おそらくフェスは別にして自分たちのライブで、セットリストからポリリズムが欠けたことはないだろう。そんな風にアーティストと楽曲の絆みたいなものを情報として知っていくと、やはりファンとして楽曲への思い入れ、聴き方が変わっていった。

 

乃木坂46の場合は、Perfumeとは違い、楽曲を聴き込む前に前述の「乃木坂ってどこ」で放映された「シングル選抜発表企画」を1枚目から10枚目まで先に観てしまった。乃木坂46は、AKBグループと同様に約40名前後いるメンバーの中から、シングルを歌うメンバーが選ばれる。16~17人の選抜メンバーに入れるかどうかで、メディアへの露出度が大きく違ってくるし、更に選抜の中でも、センターか、フロントか、バックかで注目度も変わってくる。当たり前の話であるが、メンバー全員がセンターを目指すことになる。乃木坂の活動を頑張っているつもりでも、やはりビジュアルや楽曲ごとにイメージなどいろいろな要素がからんで、必ずしも努力すれば選ばれるというものではない。だからこそ、選抜が発表されるごとに各メンバーのいろいろな感情がコメントやその表情から読み取れる。

 

モデルでも活躍する白石麻衣がセンターを務めた6枚目の「ガールズルール」、入りたての2期生・堀 未央奈センターの7枚目の「バレッタ」あたりまでは、センターや選抜に対する競争意識がすごく高かったように感じられ、選抜に選ばれることなく卒業していくメンバーもあった。だが、3年目を迎えた昨年は、生駒里奈のAKB兼任、SKE48の松井怜奈の加入、そして7月と10月に開催されたアンダーメンバーライブの充実で選抜・非選抜に関わらず個々のメンバーの意識が変わっていったように思える。

 

アンダーライブの10月公演はなんと17本を六本木ブルーシアターで開催し、800人キャパを毎回満員にしてみせたらしい。その上、有明コロシアムで乃木坂46のクリスマスイベントの前夜祭として、アンダーライブを10倍の8000人のキャパで成功させたのだ。これはアンダーメンバーの自信につながったことは間違いなく、下手をすれば選抜組よりもライブパフォーマンスが磨かれたかもしれない。又、アンダーメンバーであっても、舞台やラジオ、グラビアなど個人活動が増え、乃木坂結成当初に比べてアンダーの活動の場が広がったことが、各メンバーの意識をグループの中の自分の位置から、グループ全体をどのように高めていくか、といった方向に変えてきているのではないだろうか。ネットやブログ、音楽雑誌でのインタビューを読むと、選抜・アンダーに関わらず、「グループ」として乃木坂46をもっと知ってもらう、紅白を目指すといった発言が多くなっている。

 

こうしたメンバーやグループ全体の変化を知ることで、1枚、1枚のシングル、そのリード曲、カップリング曲それぞれにメンバーの思いが透けて見える気がしたのだ。はじめは「君の名は希望」ばかりを聴いていたが、今はカップリング曲も含めてすべての曲を聴いてみたいと思うようになり、カップリング曲の多様さに改めて驚いている。1月7日にリリースされるファーストアルバムでは、そうしたカップリング曲の人気投票が行われ、上位10曲がアルバムの豪華仕様版に収録されている。この人気投票の結果についてもブログなどでメンバーが言及することが多く、自分が参加している曲はもちろん、アンダーメンバーではライブで頑張った曲が1位を取れなかったことが悔しいとするメンバーもいた。だからこそ、カップリング曲の1曲をちゃんと聴き込みたくなってくるのだ。

 

ファーストアルバムについては別の機会に感想を書きたいと思っているが、今回アルバム収録から漏れた曲についてもコンプリートできるように少しづつ旧作シングルもチェックしていきたい。

 

なかなかライブやイベントに行ける機会がなく、あくまでYouTubeの動画やDVD(透明な色typeA特典)を観ると、ライブの演出、メンバーの振付はどんどん磨かれていると思うが、生歌、、歌唱力という点では川村真洋、生田絵梨花以外はまだまだもっと頑張ってほしい。ライブでも歌がCDレベルに近づければ、もっと魅力的なパフォーマンスになるだろう。また、アンダーライブもぜひ映像化してほしい。8000人を集められるパフォーマンスを一度観てみたい。

 

ということで、乃木坂46へのハマり具合を書かせていただいたが、今年の紅白出場を勝ち取るまでは応援していきたい。


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