トノサマバッタ(メス)を撮影していると,どうもおかしな動きがみられました。というか,雰囲気がおかしいのです。わたしはてっきり産卵のために腹端を地中に入れる兆候かなと予感。それでしばらく見守り続けました。ところが,意外や,排泄の兆候だったのです。
トノサマバッタはすこしは移動しますが,遠くに移る気配はまったくなし。この点,撮影に慌てることはありませんでした。とてもめずらしいことです。
突然排泄が始まりました。もうびっくり。
慌ててウンコにピントを合わせました。貴重な画像になりそう。
排泄を終えると,向きを変えました。地面すれすれに目線をおいて撮影。
そして,目の前にあるシバの葉を食べかけました。触覚が下に垂れているのにはどんな意味があるのでしょうか。にこにこしているような。
おいしそうに食べているように見えます。夏の頃とすっかりちがう風景です。
昆虫の行動はじつに興味深いものです。