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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

タンポポと昆虫(1)

2014-03-16 | タンポポ

タンポポの季節を迎えました。送粉・受粉に関与しているかどうかを問わず,ここをステージとして生きている昆虫たちを見ていくことにします。

小さな小さなハエが,花の縁にとまっていました。ミバエかシマバエのなかまでしょうか。翅に紋様があります。複眼に独特の色合いが見られます。赤と緑の鮮やかな色彩で,光沢を放っています。 

 
別の花では,同種のハエが交尾中。


すこし時間が経ってから見ると,交尾中のペアが花に潜り込んで息を潜めているような格好をしていました。同じ花には,もう一個体がいました。 口からはときどき液を出しましたが,それはまた口内に入ってしまい,落ちることはありませんでした。これら三個体の間には,なにかストーリーでもあったのでしょうか。

 
どうなるのかと思って,ファインダーを覗いていると,右端の個体がプイッと飛び立ちました。下の写真は,その直前に写したもので,翅を広げて飛翔態勢に入ったところです。

 
この日のように,タンポポは恋の場も提供します。これから,いろんなドラマが見えてくるでしょう。