今年も行ってきました、大銀座落語祭・ナンちゃんの落語会。
客席は浴衣姿の女性もいたり、お笑いマニア、いや、オタクっぽい人(笑)もいたり、老若男女で満員でした。
私の席は前から4列目のちょい左の方。
安田大サーカスのヒロくんが、ひと際大きく見える席でした(笑)。
まずは、第一部「旬のお笑い!」
"磁石"というコンビは全く知らず初めて見ましたが、オーソドックスな漫才で、普通に面白かったです。
キングオブコメディは、コント、トーク(人力舎の宣伝・笑)、そして又コント。
う~む、どういう構成なんでしょう?(笑)
でも、コントは面白かったですし、「理不尽は理不神っていう神様みたいじゃない?」というのに、ちょっと笑ってしまいました。
江戸むらさきは、ショートコントを・・・何本やったんだろう?
テンポよく続くショートコントは面白いな~。
中でも印象に残ったのは、「わんこそば時々ラーメン」(笑)。
爆笑するネタではありませんが、テンポのよさとクダラなさに思わず笑ってしまいました。
安田大サーカスは・・・何ンと言いますか、クロちゃんのすべり芸と、ヒロくんのハプニングがすべてという感じでした(笑)。
最後はマギー審司さん。
あいかわらず面白い漫談です(笑)。
もちろん、ラッキーもダンスを踊ったり催眠術にかかったりで、あっという間の2時間30分でした(笑)。
15分間の休憩のあと、
第二部「ナンちゃんの落語会」。
前座の古今亭ちよりんさんの落語のあと、パイプ椅子が二つ用意されて、まずは南原さんが登場。
南原さんの着物の色は、藍白、いや、瓶覗、いや、水浅葱、いや、浅葱・・・とにかく、薄い青系でした(笑)。
羽織も同じく青系の、着物より濃い色のもの。
マイクのスイッチを入れ忘れて喋り始めた南原さんは、さすがハプニング王です(笑)。
そして、袖の向こうに小朝師匠が居たらしく、ちょっとビックリしてる様子の南原さんでしたが、続いて登場した正蔵師匠もマイクのスイッチを入れ忘れ(笑)。
そんなこんなで、なごやかに二人の対談がスタート。
今回やる『仔猫』のために初めて稽古をつけてもらい、正蔵師匠の家まで行ったそうですが、その正蔵師匠の家には、ドラマ『三平物語』の撮影のために菊川怜さんが居て、南原さんはビックリしたそうです。
家の中に舞台があり、そこで稽古をつけてもらったそうですが、正蔵師匠からは「やってみて」と諭すように言われ、何か部活の先輩のようだった、とのことでした。
で、正蔵師匠は、南原さんの『仔猫』は面白くてキュート等々、やたら褒めまくります(笑)。
南原さんは、こうやって対談をしてるのはハードルを下げて観てもらうためなのに、ハードルを上げてどうすんですか、と、マジ慌て(笑)。
それでも正蔵師匠は、「ダンスに狂言、そして落語も・・」と、さらに追い討ちをかけますが、南原さんも負けじと、正蔵師匠は「これからの江戸落語を引っ張っていく」と、お互いを褒め合ってのハードルの上げ合いトークをしてました(笑)。
そんなこんなで約15分ほどの対談も終わり、正蔵師匠から「準備もあるでしょうかから」と言われた南原さんは、「水飲んで目薬さします」と言いつつ袖のほうへ。
ひとり残った正蔵師匠は、南原さんの『仔猫』はホントにキュートですから、と、今度はハードルを上げるのではなくフォローするように話して、2つのパイプ椅子を自分で持ちながら退席。
出囃子にのって登場した南原さんは、まずは、『日本語王』でもやっていた、「下駄を預ける」や「とりをとる」、「銀ブラ」や「銀座」の語源について、あとは鶴光さんの話などをあれこれと。
そして、いよいよ本題の『仔猫』。
田舎娘のおなべは、器量は良くなくお饅頭を荷車で引いたような顔をしていますが、奉公先では誰よりも良く気の付く、そして力持ちの働き者。みなから可愛がられますが、どうやら夜な夜な店を抜け出して何やら怪しげなことをしてる様子・・・。
私は事前に、米朝師匠の『仔猫』を聴いていたのですが、おなべ、旦那さん、番頭さん、そして使用人数人、と、意外に登場人物が多くて演じ分けるのはけっこう難しそうだな、と思ってました。
が、南原さんはそれぞれのキャラをちゃんと演じ分けてました。
中でも、おなべは可愛いい、いや、キュートな(笑)憎めない娘さんのキャラとして登場し、面白くていい感じでした。
あとは、聞かせるとこはちゃんと聞かせ、繰り返しのギャグ(とは言わないか・笑)、番頭さんがおなべに暇を出そうとしてるのになかなか言えないで、何度も同じ身振り手振りをしてるとこなどは大笑い。
そして、米朝師匠の『仔猫』では、サゲの台詞は番頭さんが言ってましたが、今回は、おなべが「はい、昼間は猫かぶってました」。
サゲの台詞を番頭さんが言うのと、おなべが可愛らしく言うのとでは、話全体の印象がぜんぜん違うものになってた感じだな~。
個人的には、おなべが言うほうが、キュートで好きです(笑)。
南原さんの落語は上手いのかどうなのか、素人の私には判断することはできませんが、あっという間の40分。
笑いながらも話に引き込まれ、楽しい時間を過ごすことができました。
と言いつつ、現代狂言の時もそうだったのですが、南原さんの舞台、特に本職ではないことをやる時には、楽しみよりも心配のほうが先に立ってしまい、自分でも困ったもんだと思っております(笑)。
例えるなら、授業参観に行く親の気持ち、とでも言うんでしょうか(笑)。
「うちの子は大丈夫かしら? 間違わずに出来るかしら?」ってな感じ。
もちろん、"うちの子"はいつもちゃんと出来て、要らぬ心配、取り越し苦労なんですが(笑)。
あ、でも、今回サゲの前にちょっと噛んでましたね(笑)。
ま、それも"うちの子"の持ち味、ということで(←親バカ発言・笑)。
ってな具合に、なんやかんや言いながらも、面白かった「ナンちゃんの落語会」でした。
また来年もやるのかな?
その時は、ぜひ行きたいと思っています。
楽しみです。
客席は浴衣姿の女性もいたり、お笑いマニア、いや、オタクっぽい人(笑)もいたり、老若男女で満員でした。
私の席は前から4列目のちょい左の方。
安田大サーカスのヒロくんが、ひと際大きく見える席でした(笑)。
まずは、第一部「旬のお笑い!」
"磁石"というコンビは全く知らず初めて見ましたが、オーソドックスな漫才で、普通に面白かったです。
キングオブコメディは、コント、トーク(人力舎の宣伝・笑)、そして又コント。
う~む、どういう構成なんでしょう?(笑)
でも、コントは面白かったですし、「理不尽は理不神っていう神様みたいじゃない?」というのに、ちょっと笑ってしまいました。
江戸むらさきは、ショートコントを・・・何本やったんだろう?
テンポよく続くショートコントは面白いな~。
中でも印象に残ったのは、「わんこそば時々ラーメン」(笑)。
爆笑するネタではありませんが、テンポのよさとクダラなさに思わず笑ってしまいました。
安田大サーカスは・・・何ンと言いますか、クロちゃんのすべり芸と、ヒロくんのハプニングがすべてという感じでした(笑)。
最後はマギー審司さん。
あいかわらず面白い漫談です(笑)。
もちろん、ラッキーもダンスを踊ったり催眠術にかかったりで、あっという間の2時間30分でした(笑)。
15分間の休憩のあと、
第二部「ナンちゃんの落語会」。
前座の古今亭ちよりんさんの落語のあと、パイプ椅子が二つ用意されて、まずは南原さんが登場。
南原さんの着物の色は、藍白、いや、瓶覗、いや、水浅葱、いや、浅葱・・・とにかく、薄い青系でした(笑)。
羽織も同じく青系の、着物より濃い色のもの。
マイクのスイッチを入れ忘れて喋り始めた南原さんは、さすがハプニング王です(笑)。
そして、袖の向こうに小朝師匠が居たらしく、ちょっとビックリしてる様子の南原さんでしたが、続いて登場した正蔵師匠もマイクのスイッチを入れ忘れ(笑)。
そんなこんなで、なごやかに二人の対談がスタート。
今回やる『仔猫』のために初めて稽古をつけてもらい、正蔵師匠の家まで行ったそうですが、その正蔵師匠の家には、ドラマ『三平物語』の撮影のために菊川怜さんが居て、南原さんはビックリしたそうです。
家の中に舞台があり、そこで稽古をつけてもらったそうですが、正蔵師匠からは「やってみて」と諭すように言われ、何か部活の先輩のようだった、とのことでした。
で、正蔵師匠は、南原さんの『仔猫』は面白くてキュート等々、やたら褒めまくります(笑)。
南原さんは、こうやって対談をしてるのはハードルを下げて観てもらうためなのに、ハードルを上げてどうすんですか、と、マジ慌て(笑)。
それでも正蔵師匠は、「ダンスに狂言、そして落語も・・」と、さらに追い討ちをかけますが、南原さんも負けじと、正蔵師匠は「これからの江戸落語を引っ張っていく」と、お互いを褒め合ってのハードルの上げ合いトークをしてました(笑)。
そんなこんなで約15分ほどの対談も終わり、正蔵師匠から「準備もあるでしょうかから」と言われた南原さんは、「水飲んで目薬さします」と言いつつ袖のほうへ。
ひとり残った正蔵師匠は、南原さんの『仔猫』はホントにキュートですから、と、今度はハードルを上げるのではなくフォローするように話して、2つのパイプ椅子を自分で持ちながら退席。
出囃子にのって登場した南原さんは、まずは、『日本語王』でもやっていた、「下駄を預ける」や「とりをとる」、「銀ブラ」や「銀座」の語源について、あとは鶴光さんの話などをあれこれと。
そして、いよいよ本題の『仔猫』。
田舎娘のおなべは、器量は良くなくお饅頭を荷車で引いたような顔をしていますが、奉公先では誰よりも良く気の付く、そして力持ちの働き者。みなから可愛がられますが、どうやら夜な夜な店を抜け出して何やら怪しげなことをしてる様子・・・。
私は事前に、米朝師匠の『仔猫』を聴いていたのですが、おなべ、旦那さん、番頭さん、そして使用人数人、と、意外に登場人物が多くて演じ分けるのはけっこう難しそうだな、と思ってました。
が、南原さんはそれぞれのキャラをちゃんと演じ分けてました。
中でも、おなべは可愛いい、いや、キュートな(笑)憎めない娘さんのキャラとして登場し、面白くていい感じでした。
あとは、聞かせるとこはちゃんと聞かせ、繰り返しのギャグ(とは言わないか・笑)、番頭さんがおなべに暇を出そうとしてるのになかなか言えないで、何度も同じ身振り手振りをしてるとこなどは大笑い。
そして、米朝師匠の『仔猫』では、サゲの台詞は番頭さんが言ってましたが、今回は、おなべが「はい、昼間は猫かぶってました」。
サゲの台詞を番頭さんが言うのと、おなべが可愛らしく言うのとでは、話全体の印象がぜんぜん違うものになってた感じだな~。
個人的には、おなべが言うほうが、キュートで好きです(笑)。
南原さんの落語は上手いのかどうなのか、素人の私には判断することはできませんが、あっという間の40分。
笑いながらも話に引き込まれ、楽しい時間を過ごすことができました。
と言いつつ、現代狂言の時もそうだったのですが、南原さんの舞台、特に本職ではないことをやる時には、楽しみよりも心配のほうが先に立ってしまい、自分でも困ったもんだと思っております(笑)。
例えるなら、授業参観に行く親の気持ち、とでも言うんでしょうか(笑)。
「うちの子は大丈夫かしら? 間違わずに出来るかしら?」ってな感じ。
もちろん、"うちの子"はいつもちゃんと出来て、要らぬ心配、取り越し苦労なんですが(笑)。
あ、でも、今回サゲの前にちょっと噛んでましたね(笑)。
ま、それも"うちの子"の持ち味、ということで(←親バカ発言・笑)。
ってな具合に、なんやかんや言いながらも、面白かった「ナンちゃんの落語会」でした。
また来年もやるのかな?
その時は、ぜひ行きたいと思っています。
楽しみです。