太田市新田文化会館で行われた、現代狂言Ⅲの千秋楽へ行ってきました。
大いに笑い、大いに盛り上がった千秋楽。
♪は~るばる~・・群馬県まで行った甲斐がありました(笑)。
『佐渡狐』での南原さんは、かなりいい感じだったように思います。
本物の狂言師の方に比べると歩き方がちょっとふわふわしてるかな?と思わなくもありませんでしたが・・そんな細かいところが気にりなり出すくらい、初日に観た時とは全然違う、堂に入ったお奏者っぷりでした。
『東京パンダ』では、ジョニ男さんがかなり飛ばしまくりで、島崎さんと野々村さんが笑いを堪えている場面も(笑)。
初日に観たときには、この『東京パンダ』はどうなることかとも思いましたが、飛ばしまくるジョニ男さんだけではなく、島崎さんと野々村さんのやり取りもいい感じになっており、さすがという感じで大笑いしながら観てしまいました。
あ、それから、ジョニ男さんは『サードライフ』でも、「昇龍拳!」ってなことを言ってみたり(笑)、"酔えば酔うほど眠くなる"酔拳(笑)を披露したり、"絶好調!中畑清"が登場したりと、こちらでも飛ばしまくり(楽士の稲葉さんと和田さんもかなり笑ってました・笑)。
「おじさん好き勝手やりすぎ」「100%ですね」(by森君)のジョニ男さんに、今まで以上に大笑いでした(笑)。
そして、『サードライフ』。
前半部分については今回は割愛して、今日イチの場面について(笑)。
一発ギャグで、ダチョウ倶楽部ふうなやり取り(笑)で理不尽返しをされた南原さんは、群馬の舞・・♪群馬~高崎~桐生~太田市~という地名を並べただけの舞を披露して、「大丈夫、俺は出来る子だ」(笑)。
でもその後は、「ちきしょう、倍返しだ」と言い、理不尽大魔王らしく数々の理不尽を倍返しで(笑)メンバーに突きつけいた南原さん。
このへんのやり取りは演出だったのかな?という感じ(とは言っても、平子君には石原○理子の舞を舞わせたり、井川君には何故か玉置宏さんの舞を舞わせたりしており、どこまで演出だったのかはわかりませんが・笑)でしたが・・・。
そんな理不尽三昧で一発ギャグを要求する南原さんに、井川君から「その前にちょっと見本みせてもらっていいですか?」という、まさかの逆理不尽発言(笑)。
南原さんは手で口をおさえてビックリした様子でしたが、井川君は「千秋楽ナメるなよ」と追い討ち(笑)。
そんな下克上発言(笑)に、最初はちょっとためらっていた南原さんでしたが、すぐに「元気ですか~!元気があれば一発ギャグも(「何でも」だったかも)出来る」とA.猪木ふう挨拶(笑)をして、座長の一発ギャグがスタート。
お馴染み(?・笑)の"人間砲丸投げ"(顔芸と「キーン」という擬音付き・笑)を披露して、客席から笑いを取って一安心していた南原さんでしたが、井川君からは「からの?」、石本君も「これじゃ終わらんよ」と、さらに追い討ち(笑)。
そんな言葉に促され、今度は"水の中ででんでん虫を歌う人"を披露していた南原さん(笑)。
これまたお馴染みのネタではありましたが、♪でれ~ん~でれ~ん~ むる~し~むる~し~・・(これを文字にするのは難しいな~・笑)という歌声を聴いた井川君は、「初めて見た」と言い、やっと南原さんの一発ギャグコーナーは終了(笑)。
座長らしい見本(笑)を見せてくれていましたが、「やるならやるって言ってくれ」とちょい本気な感じで言っていた南原さんでありました(笑)。
ちなみに、カーテンコールの挨拶で万蔵さんから、「千秋楽、楽しかった」「みんなでナンチャンを困らせようと・・」というネタばらし。
それを聞いた南原さんは、「だからみんな楽屋からいなくなったのか」と、やっと納得の様子。
カーテンコールの挨拶まで気が付かないとは、さすが、ウンナンのドッキリにかかる係を長年やってきただけのことはあります(笑)。
あ、それから、その後の理不尽で南原さんは、ピラミッドの上に「でんでん虫が見たい」と、これは理不尽というより思いつきな発言をしてました(笑)(弘道お兄さんがそんな思いつき発言にちゃんと(?・笑)答えていたのは拍手でした・笑)。
カーテンコールの挨拶では、南原さんは、舞台はいろんな人が作る、今回はここ(太田市)の人が作ってくれた、また新しい作品が出来そうです、と言ってましたが、古典のように同じ作品をブラッシュアップしながらやるのも・・という発言も。
う~む、そうか・・と思って帰ってきたら、な、なんと、北海道でも現代狂言をやるとかやらないとか、という話が。
北海道の話はまだよくわかりませんし、ブラッシュアップ・・云々ということについても色々と思うところがあるのですが、これについてはいづれまた書きたいと思います。
ちなみに、ブラッシュアップについては、昨日の夜、2時、3時まで万蔵さんと真面目な芸談義をしながら・・と、南原さんは真面目な顔で言ってましたが、それを後ろで聞いていた島崎さんが、「こいつ何言ってるんだ!?」という感じで目を大きく見開いた顔をしていたのが面白く、ちょっと笑ってしまいました(笑)。
もひとつちなみに、冒頭の挨拶で南原さんは、「体調は万全ですよ」と言わずもがなのことを敢えて言ってましたが、カーテンコールの挨拶で万蔵さんは「飲みすぎたのは本当です」「それを乗り越えて・・」と、ここでもネタばらしをしてました(笑)。
あ、それから、南原さんは「今日の夜は東京で『Get Sports』に何食わぬ顔して出てますけど」と言ってましたので、若狭→足利→太田→六本木というハードスケジュールをこなしている南原さんのミニミニコントが今晩も見られそうです。
う~む、ホント、お疲れ様であります。
恒例のサプライズ(もう書いちゃっていいのかな?)も大サービスで(席を立つ人は多かったけど、帰る人はほとんど無し)、舞台上に戻った南原さんたちは演奏に合わせて何故か踊っていたりして、最後まで大盛り上がり。
楽士のお二人も、出演者が退場しても最後まで熱のこもった演奏。
稲葉さんは、曲が終わると両手を思いっきり上げてバンザイ、そして和田さんと握手。
客席からは歓声と大きな拍手がおこり、16時45分。大団円で現代狂言Ⅲは幕を閉じたのでありました。
10月から始まった長丁場の全国公演、現代狂言一座のみなさん、本当にお疲れ様でありました。
無事に終わって何よりであります。
面白い舞台を何度も堪能することが出来て感謝多謝。
名残惜しい気持ちもありますが、またの機会を心より楽しみにしたいと思います。
今回は千秋楽のさわりを書いただけで、まだまだ書きたいことはあれやこれやと沢山あったのですが、それについては近日中・・かどうかはわかりませんが(笑)、いづれまた。