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Untersee-Boot

あるいは感想記として

ゆく年2022

2022年12月31日 | あれこれ
気がつけば今日は大晦日。

今年は、2月に「つれづれ発表会」

          



4月には「つれづれライブ」

          



そして5月には「古今狂言会」が開催され、

       

久しぶりに南原さんの舞台を観に行くことができました。
空気感を直に感じられる一期一会のライブはやっぱり良いな~、と改めて。

つれづれ発表会ではトークや歌を堪能できましたし、このとき話していた若林さんとの佐渡旅行も実現して喜ばしい限りです(笑)。
2年ぶりの古今狂言会の新作「働き方改革」はとても面白く、1回しか観れなかったのは本当に残念。
何度も見たくなる作品でした。
感想などはこちらのブログには書いていませんでしたが、別のブログに「つれづれ発表会」と「古今狂言会」のレポと感想記を書いていますので、よろしければ是非。



南原清隆のつれづれ発表会 - レポ&感想記

古今狂言会  2022,5/28 東京公演 - レポ&感想記





それから。
今年は例年以上に寄席や落語会へ足を運んだ年でもありました。
なかでも喬太郎師匠の高座はどれも良かったな~。
古典に新作にとその充実した高座、バイタリティにはただただ感心するばかりです。
新作「やとわれ幽霊」に出てくる「まだまだこれから・・」という言葉は、実は、喬太郎師匠が自分自身へ向けた叱咤激励の言葉だったのかもしれません。



落語の感想をすべて書いているとキリがないので、今年聴いた喬太郎師匠の落語の一覧を備忘録がわりに。

          

鈴本演芸場正月二之席。
1/11 井戸の茶碗
1/14 夢の酒
1/17 仏壇叩き
1/19 按摩の炬燵
1/20 おせつ徳三郎

「按摩の炬燵」は初めて聴きましたが、面白くて哀しくて怖くて残酷で優しくて可笑しい噺。人間の業全肯定という感じでしたが、それを現代でも笑えるエンターテイメントに昇華させる喬太郎師は流石だな~と笑いながらも大感心でした。





浅草演芸ホール余一会 3/31
満開!若手落語会

一蔵  熊の皮
天どん ハーブやってるだろ
白酒  代書屋
喬太郎 すなっくらんどぞめき
扇辰  天災
彦いち 愛宕川(リバー) 「ユーコン川の野田知佑さんに捧げる」
白鳥  豆腐屋ジョニー

50歳を過ぎたおじさんたちの若手落語会(笑)。
喬太郎師匠を始めみなさん爆笑の高座でした。




       

浅草演芸ホール5月上席
5/2  時そば
5/6  心眼
5/10 やとわれ幽霊

古典も新作も堪能。




       

ごらくハマ寄席 第403回県民ホール寄席400回記念企画・その六
神奈川県民ホール小ホール
6/20
任侠流山動物園  やとわれ幽霊

関東近郊では珍しい、喬太郎師匠の独演会。
長~い爆笑のマクラがあり(笑)。
本編ももちろん大爆笑。
久しぶりにパン太郎親分に会えて嬉しい限り(笑)。
そして「やとわれ幽霊」は何度聴いてもいいな~。




関内寄席 喬太郎・彦いち・白鳥三人会
関内ホール
6/25
喬太郎 銭湯の節
彦いち かけ声指南
白鳥  メルヘンもう半分

「銭湯の節」を初めて聴けて僥倖&爆笑。



          

鈴本演芸場7月上席
7/2 路地裏の伝説
7/3 母恋クラゲ
7/9 寝床
7/10 銭湯の節

新作多めの7月上席昼の部。




       

末廣亭7月中席
7/13 真景累ヶ淵~宗悦殺し
7/14 居残り佐平次
7/17 牡丹灯籠~お札はがし
7/18 孫、帰る
7/19 心眼
7/20 極道のつる

圓朝噺では喬太郎師の噺に引き込まれ、静まり返る場内。
「孫、帰る」は爆笑そして・・・。
千秋楽の「極道のつる」は頭がクラクラするくらい爆笑爆笑また爆笑(笑)。
連日圧巻の高座!
忘れられない夏の末廣亭になりました。




浅草演芸ホール8月中席
8/11 お若伊之助
8/14 禁酒番屋

代演で喬太郎師がトリを務めた高座でしたが、二席とも良かったです。





鈴本演芸場8月中席 さん喬・権太楼 特撰集
8/17
喬太郎 侵略指南
権太楼 天狗裁き
さん喬 品川心中 上下

8月恒例のさん喬師匠と権太楼師匠の会。
さん喬師匠の品川心中は 、登場人物にイヤ味がなくて素直に笑えるのは人柄だな~と大感心。
喬太郎師匠の「侵略指南」はお初。
題名から想像はしていましたが、ウルトラ要素が強めで大笑いでした(笑)。





          

文春落語 柳家喬太郎の同期会 夜の部
渋谷区文化センター大和田 伝承ホール
9/16
喬太郎 華やかな憂鬱(出世キャパクラ)
彦いち 身投げ自演
喬太郎 やとわれ幽霊

爆笑の新作のオンパレード(笑)。






          

喬太郎の古典の風に吹かれて ゲスト 入船亭扇遊
渋谷区文化センター大和田 伝承ホール
9/29
喬太郎 仏馬
扇遊  明烏
喬太郎 仏壇叩き

この日は古典三昧。
「明烏」は寄席ではなかなか聴く機会がないので、たっぷり聴けて僥倖。
喬太郎師匠の仏壇叩きは何度聴いても、聴き入ってしまいます。






       

柳家喬太郎独演会
パルテノン多摩
10/23
野ざらし お若伊之助

キティちゃんの街で古典二席(笑)。



       

かめあり亭第66弾新作落語の会
かめありリリオホール
10/28
きよ彦 おっかけ家族
喬太郎 ウルトラ仲蔵
彦いち 身投げ自演
白鳥  それ行け!落語決死隊コロナ退治

「ウルトラ仲蔵」はお初。
「ウルトラ」も「中村仲蔵」も、知ってても知らなくても大爆笑の噺(笑)。
さすがです。



       

鈴本演芸場10月下席
鈴本喬太郎(キョン)まつり

10/21 井戸の茶碗 ハワイの雪
10/22 宮戸川(上・下)
10/25 ウルトラの郷
10/26 里芋の歌(三題噺・「里いも」「玉子焼き」「埼玉」 ☆「音楽家」) 
10/30 芝カマ


鈴本キョンまつり良かったな~!
初日は「井戸の茶碗」と「ハワイの雪」二席も聴ける贅沢な時間。

       

二日目は「宮戸川」。前半は客席爆笑、そして後半は静まり返る場内・・・。緊張感が張り詰めた空気最高でした。

五日目の「ウルトラの郷」は、半分くらいしか怪獣の名前と顔が一致しませんでしたが(笑)、熱量高く語る喬太郎師匠に大笑いでした。

          

六日目の「里芋の歌」は三題噺(といいつつ四つのお題。プラスお題取りをした十個の言葉を全て取り入れてました)。新たな噺が出来る瞬間に立ち会えてこれ以上の喜びはありません。またいつかこの噺を聴ける日が楽しみです。

          

千秋楽は「芝カマ」。喬太郎師版の「蒲田行進曲」ともいえる「芝カマ」。めちゃくちゃ良かった!!これを聴いたら本家の「芝浜」は聴かなくてもいいくらい(笑)。いや、ホントに。
この二人にもう一度会いたいな~。


10月は、キョンまつりの間に、パルテノン多摩とかめありリリオホールでの落語会へも行き、10日間のうち7日(9席)も喬太郎師匠の落語を聴き、大大大満足でお腹一杯(笑)。
とても楽しい10月でした(笑)。





          

喬太郎の古典の風に吹かれて ゲスト 金原亭馬生
渋谷区文化センター大和田 伝承ホール
11/2
喬太郎 小政の生い立ち
馬生  今戸の狐
喬太郎 怪談牡丹灯籠 本郷刀屋

喬太郎師匠と馬生師匠の落語良かったですし、仲入り後の対談で馬生師匠が語る志ん生師匠や志ん朝師匠の話も面白かったです。
喬太郎師匠と同様に興味津々で聴いてしまいました(笑)。







ということで、長々と書いてしまいましたが。
やっぱり生の舞台は良いな~とつくづく感じた2022年でした。
トークライブも狂言も落語も生に限ります(笑)。
来年の南原さんの舞台の情報はまだ出ていませんが、ライブや古今狂言会などが開催されるのを楽しみにしたいと思います。
もちろん、コンビでの活躍、コンビのライブが開催されることも願いつつ・・・。

良い年をお迎えください。