矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

1st International Science Conference in Stara Zagora, Bulgaria

2014-05-20 20:09:13 | Science全般
本日、無事にBulgaria入りしました。かなりハードなスケジュールでした。早朝3時起き、6時台のフライトで、MadridからFranfkurt経由にて、Sofiaへ。
お昼すぎに到着。CET (Central European Time)と1時間時差があり。

空港に、Bulgariaの招聘の関係者(眼科のレジデントの方でした)が車で迎えにきてくださっており、とても助かりました。そこから2時間ぐらい離れたPlovdivプロブディフという街で2日間滞在します。
今回、私を招聘してくださったのは、昨年、自治医大を訪問してくださった先生です。暖かくとってもおおらかで明るい先生で、彼女が2日間の訪問プログラムをアレンジしてくださいました。
私的にもとても仲良くしていただいています。

Plovdiv訪問プログラム後、学会本会が、さらに1時間離れたStara Zagoraスタラ・ザゴラという場所で開催されます。学会の主催はトルコの大学です。近隣諸国の医学部と合同学会という趣旨のようです。私は日程の都合で学会1日しか参加できませんが、1日目にPresetationの機会をいただきました。

私のほかに1名日本人の先生がご家族同伴で学会に来られるそうです。合流する方がたと一緒に4名で、手配していただいた車で学会場に一緒に移動することになりました。

Bulgariaに到着して、日本に詳しい上記のレジデントの先生が迎えてくれ、とても頼もしかったです。英語でコミュニケーションしていますが、フランス語とドイツ語などはsecond languageで修得するそうです。以前はロシア語も修得されていたそうです。

即席ですが、こんにちは、ありがとう、さようなら、の最低限のブルガリア語を特訓しています。文字が読めないので、音が便りで、カタカナで覚えてもすぐに忘れてしまいます。
Russianの影響か、yesは、ダ、noは、ネ で、首をフルとYes, うなずくとNoという反対のジェスチャーになるみたいです。

さっそく、ブルガリアのresidencyや、電子カルテのこと、長寿について、車で移動中にいろいろお話しました。

またホテルで出迎えてくれた友人は、旬のチェリー(さくらんぼ)を二箱も差し入れしてくださり、現地の旬の果物も楽しみました。

今晩から、本番まで、何度かpresentationの練習をホテルでします。Best performanceになるように最終確認です。

Morocco日記から、ビジネスモードBulgariaへ。

2014-05-19 10:55:48 | プライベート
モロッコへは思いが強く、ぜひ、と思いました。最初に午後からのツアーに申し込みましたが、別のツアーのほうがよいことがわかり、迷った結果、変更に。
最初のツアーをキャンセルしようと懸命にいろいろ交渉しましたが、かなわず。ここにまた来ることは難しいので、多少の”失敗経費”は仕方ないですね。

昨日は、初めて、ジブラルタル海峡を渡り、モロッコへ行きました。往路の船は、中くらいの大きさだったためか?、かなり揺れて、乗客は私も含めラウンジでぐったりしている感じでした。
高速フェリーなので快適なはず?でしたが。。

いざモロッコのCeutaというところに到着すると、現地のツアーガイドが英語、フレンチ、スパニッシュの3カ国語で説明を始めてくれました。私たちのツアーには、UKから夫婦、フロリダから夫婦、
私たち日本からの夫婦、南アフリカ出身でカナダ在住のひと旅の女性、スペインのご高齢の夫婦と娘さんの3人での道中になりました。みなさんよい方で、なかでもUKからの方は日本に5か月仕事で滞在した事がある人だったので、片言の日本語でフレンドリーに話しかけてくれました。ガイドさんも、日本人が増えているから、今度は日本語で説明するよ、と言ってくれました。
彼は、"I am Moroccan."というぐらい、アラビア語、フレンチ、ジャーマン(ドイツ)、スパニッシュ、英語を話すそうです。やはり実地でやりとりで学ぶのが一番、と言っていました。

モロッコでは、世界遺産の街、Tetuanにまず行きました。船の港が”空港”みたいな感じで、immigrationの手続きなどをします(ツアーなのでガイドさんがまとめて行いました)。
Tetuanまで、車で36 km。道中説明してくれましたが、興味深いのが、この建物は、”スペインの会社です” ”5 star ホテルです”など、”建物自体が珍しい”のでその説明が続きました。

その後、medinaと呼ばれるOld townにつきまして、グループで移動。狭い迷路なので、はぐれないように、現地の”ガイド?”なのか、チップのために即席でついてきているのか、前と後ろに”お世話して下さる方”が着きました。観光客は、写真を取りたい場合、さっと取って、さっと歩くように、と言われました。いろいろ歩いて、モロッコの薬のお店、カーペットのお店に連れて行かれ、一通り説明を受けました。わが家も検討の結果、せっかくなので、モロッコ産の手織りHand-madeのちっちゃいカーペットを購入しました。

値段交渉は、"Priceless”と注意されていました。値段なんてないから、ともかく交渉で、と言われていました。担当になった人に、私は思わず「いくら?」と最初に相手に聞いてしまったのが敗因。
最初にxxEuroだと買うけど、とこちらからもっと安い値段を最初に提示して、そこからさらに下げる戦略にしておけばよかったと少し後悔しました。家族と相談して、実用品だし、旅行記念の品として購入。

最後は、港町のTangier タンジェへ。こちらのほうが、地中海のさわやかな、これまでスペインで体験した、まるでカリフォルニアを思わせる素晴らしい晴天、雲一つない真っ青な空が見えて感動しました。さわやかな風が最高に気持ちよかったです。

今日は朝の列車でMadridへ移動予定でしたが、事情で午後の列車に変更に。朝駅でチケット購入しましたが、窓口で午後の列車が満席と言われて、またか、と呆然となりました。(online予約できますが、printerがないのがネック)、first classがあいていたので、それで移動することにしました。

明日は、早朝のフライトで、MadridからFrankfurt経由で、BulgariaのSofiaへ。

サバイバルな楽しい旅を楽しみながら、続けています。Problem-solving満載ですね~。

天才ギターリストPaco de Luciaの生誕の地 アルヘシラス

2014-05-17 19:53:26 | プライベート
Algecirasアルヘシラスへ、Granadaから無事に到着。早朝6時台の電車に乗りました。欧州の鉄道はしっかりしていて、スペインで乗った電車はこれまですべてOn-time.

これまでの経験から、欧州の電車はだいたい10-15分遅れていることも多いのですが(そのおかげでケルン観光からマストリヒトに戻る電車に間に合ったこともあり)、驚きのOn-time続いています。

Algecirasの駅から親切なタクシーの運転手さんに教えて頂き、今年2月にメキシコで亡くなった世界的に有名なスパニッシュギターリストのPaco de Luciaパコ・デ・ルシアのゆかりの場所をいくつか訪問しました。

Algecirasは、パコの生誕の地であり、先日国葬が行われたそうです。ここは埋葬された地でもあるそうです。Wiki-pediaなどの情報を便りに、なんのあてもありませんでしたが、スペインギターの巨匠とされたパコのところにぜひ行きたい、との家族の熱望により実現しました。Algecirasにくれば、パコのことはきっとみんな知っているから大丈夫との楽観的な感覚でした。ホテルの予約なども大幅に変更して、列車も先日のAVE(棄スペイン新幹線)のように満席のことはあまりないだろう、と希望的に観測しての”賭け”の旅でした。

結果として、今回家族から教えてもらうまではまったく知らなかった偉大なギターリストの生家、記念のモミュメント、墓地、壁画などメインのゆかりの地をまわりました。感動しました。
あきらめずに訪問してよかったなあと感慨深く思いました。まだ整備中のお墓に献花することができました。

今回、Algecirasは港町で、海岸沿いにホテルを取りました。海が好きなのでうれしいです。窓からすぐ前にジブラルタルが見えます。あの”ジブラルタル海峡”の場所なのだなあと思うと感慨深いです。地名などを百科事典的に知っている父親に子供のころから接していたためか、父親ゆずりで「世界地理」も大好きな科目でした。

スペインのレストランは、午後20時30分ごろ以降にdinnerになるところが多くて、今回もホテル近くのおいしいレストランをフロントで聞いて出かけました。とても良心的な場所で美味しかったです。
各地でサングリアを試していますが、今日のサングリアはあまり強くなくて、1杯飲んでも大丈夫でした。これまでの場所では、ワインの量が多かったのか2 cmぐらい飲むとすでにふらふらになる感じに酔ってしまっていました。

明日は、念願のMoroccoへ。Tanje, Tetuanという街に行きます。

午前中、ビジネスモード & モロッコ楽しみ

2014-05-16 11:49:19 | 医学教育
昨日、人生でも最高にさわやかで気持ちよい1日を過ごせたので、午前中は、ビジネスモードです。

即時対応必要のビジネスemailも多く、午前中に対応しています。

100% Vacationモードにはなりにくい時代になりましたね。
私の基本的なスタンスは、On and Offはクリアに区別します。
実際にそうしていますが、長期に対応が遅れると自身も帰国後、極めて時間がタイトになるため、即時対応がベターなものは対応しています。

欧州滞在中ずっとですが、欧州の”白夜”で、22時ごろまで明るいため、活動時間が自然と長くなり、疲労気味になります。
今日の午前中は”休養モード”です。デザインが素晴らしく感動的で、とても過ごしやすい、アラブ調のホテルでゆっくりしています。

Smooth Jazzを聞きながら、email対応やそのほかの7-9-10月ごろの日程調整のご依頼などが数件あり、対応中。

明日は、早朝から南端の都市へ移動します。

念願のモロッコへ!

モロッコは、友人のひとりがモロッコ出身の人がいたので、親しみがあります。フレンチとアラビア語の国。その友人はモロッコ生まれ、高校からパリで育ち、医学部はパキスタン。
その後渡米し、ボストンでリサーチして、麻酔科のレジデントとしてテキサスのBaylor Collegeにいました。当時私はMD Anderson Cancer Centerでフェローをしていて、ICUの重症患者を一緒に診療したりしていました。個人的な話をしたときに、上記のような経歴を教えてもらい、本当に”世界引っ越し”人生なんだなあと感嘆しました。途上国の人たちが国境をこえて、豊かな生活、よりよい教育や生活を求めるのを身近に感じた人のひとりです。

New York時代に仲良かった人もマレーシア国籍の華僑系の人。高校までマレーシア。医学部はアイルランド、レジデントは英国、その後、米国New Yorkでレジデント。私がインターンのときのレジデントで、ICUで一緒にサバイブした仲間です。その後その友人は優秀なので、Emory大学のファカルティのポジションをオファーされましたが、それも辞退して惜しまれながらも、家族と暮らしたいとのことで帰国しました。もうずいぶん、連絡していません。マレーシアでelectiveをしたときには、その友人のご家族にもお世話になったぐらい親しい友人のひとりでした。

そんなことを想いながら、「世界遺産いっぱい」の国、モロッコへの思いが一杯になっています!

人生の醍醐味ですね。予想外の展開。予想外だからこそ、おもしろい。当初の計画はあったとしても、その通りに「しない」選択で、"Out-of-Box"の奇想天外な展開になりますね。

Spanishが、New York, Texasと患者さんとのコミュニケーションで必要だったこともあり、”音”として戻ってきました。1-10の数字とか、Gracias, Adios、元気ですか?、トイレはどこですか?とか、Checkお願いします、とかSpanishで話すと、相手の表情が和らぐのを感じて、こちらもうれしくなります。病院でよくつかっていたのは、痛みの、ドロール。血液(=血液検査)の意味で、サングレ。(サングリアとは違います。。。)
たくさんとか少ないという意味のムチョ, ポキト、「明日、退院」という意味での、”ア ラ カサ マニャナ”です。。なつかしい。。

アルハンブラ宮殿のnight tourに参加

2014-05-16 01:00:27 | プライベート
アルハンブラ宮殿は、イスラム建築の最高傑作と言われているそうです。

エキゾチックな文化がゾクゾクするくらい好きなので、今回のスペイン周遊では第1に行きたいと思っていました。


facebookで国内外の友人から、チケットが取りにくいと教えて頂いていました。今日はゆっくり目の朝食で、午後12時すぎごろから翌日のチケット購入の予行演習的に購入場所を確認しに行きました。
運良く、ガーデンだけ入れるチケットとnight tourのチケットは購入できたので、念願のアルハンブラ宮殿は見学できました!

アジア人はやはり器用なのでしょうか。イスラム文化の繊細、左右対称、緻密な彫刻とデザインがいくつも続いて、ことばにならないくらいの感動的なインテリアでした。






いくつかシェアさせていただきたいので、写真を掲載します。昼間の快晴、さわやかな風、小鳥の声、美しい緑。大人気のパラドール(アルハンブラ宮殿内のホテル)は満室で宿泊はかないませんでしたが、Cafeを利用しました。イベリアン豚のソーセージ盛り合わせとフィレのソテーをシェアして頂きましたが、とても美味しかったです。



感動のAlhambra Palaceと即興でMorocco訪問へ。

2014-05-15 21:56:57 | プライベート
Granadaで、メインの観光地、Alhambra Palaceを訪れました。

スペインの晴天は、心地よく、風もさわやかで、小鳥の声が聞こえる緑いっぱいの道を家族と二人で歩きながら観光しました。

なかなか一緒に旅行する機会もなかったので、とても幸せな気持ちで過ごしています。

また当初のMadrid訪問を短縮(ほぼなし)にして、即興で、世界遺産のモロッコの街も訪問する予定に組み直しました。

今日、スペイン南端の街、アルへシラスのDay tourの会社に電話したら予約も取れました。

二人の旅は、50-50が、60-60 or 70-70など、"Synergy"効果となって、思いがけない展開が続いています。

ハプニングから幸運へ!

2014-05-14 23:59:01 | プライベート
昨日までECCMID 2014。非常に充実した学会でした。経験できたことも多いし、欧州の学会のあり方、cultureを肌で感じることができたことは非常に大きかったです。
自身のキャリア上も、重点と基軸が、文字通り、日本、professional homeの米国、欧州、アジアになっています。

21歳のとき「世界とつながる仕事がしたい」と思ったことを体現する形で、「病気の世界地図」を念頭に、グローバルに展開できるようになってきています。

さて、今日は大満足のBarcelonaからの移動日でした。スペインは初めてでしたが、とっても好きになりました。スペイン語も自然に口をついて出るようになり、親しみやすく、
食事も美味しくて、重厚な歴史と抜けるような晴天で、心がとても幸せです。

さて、5月20日からブルガリアの学会講演のためソフィア入りします。

それまでの間の数日間は有給休暇をいただき、スペインに滞在しております。

せっかくなので、スペインの観光地を家族と周遊しています。今日は、BarcelonaからGranadaに移動する日でしたが、予定していたAVE(スペインの新幹線)が満席で乗れず、
粘って、別のルートでなんとか移動できないか窓口で聞いたところ、Cordobaコルドバ経由で行けるAVEがあることがわかりました。

地球の歩き方で、なんども写真で目にしていた世界遺産であるメスキータ。キリスト教とイスラム教のモスクが融合した建物です。
デザインが非常にエキゾチックで、旅行と歴史好きの私には”興奮冷めやらぬ”感じの建物で、どうしても見たいなあ、と思っていました。


今回は日程がタイトなためあきらめていました。
”災い転じて福となる”感じで、あきらめずに粘ったことで、予定外のCordobaに立ち寄ることになりました。
乗り継ぎに3時間もあったため、すかさず家族を説得して、スーツケースを引きずりながらメスキータに行きました!!




大型荷物は持ち込み禁止のため、ふたりで荷物の番を順番にしながら、交代で中に入る形になりました。だいたいこれまで一人旅が多いので、二人で旅行することがこれほど楽しく助け合えるものとは経験したことがありませんでした。何度か国内は数日の旅行を一緒にしましたが、国外に一緒に出るのは6年前が最初で、それ以来出ていませんでした。

無事にGranadaに到着。アラブの影響をスペインがこれほど受けていたとはまったく知りませんでした。夜10時ごろにホテルに到着。アラビア風のホテルでこれもすごく楽しめます。

旅行好きは、ずっと続きますね。

ECCMID Day 4 「病気の世界地図」の1日でした!

2014-05-14 06:29:03 | 感染症関連
最終日は、午前中、Clinical ground roundで、非常に楽しかったです。

欧州のさまざまな国、UK, ドイツ、スペイン、イタリアなどのフェローやレジデントが症例提示して、パネリスト6名がコメントする形でした。IDSAと連携したセッションだそうです。

いろいろな国の感染症、移植医療に関連した感染症、移民の感染症など、「病気の世界地図」を描きながら診療するスタイルで、私がもっともワクワクする領域です!

自分のポスター発表も無事、終了しました。番号が前後のauthorが関連したスタディをしていたので名刺交換したりお話したりしました。


日本人の先生で見に来て下さった先生もおり、教育について話し合ったりました。

欧州の感染症関連学会の参加は、2010年にESCMID会員になって以来、初めてでした。

今後は、春の欧州、秋の米国の学会を基軸に参加、若手の参加をプログラムとしてサポートする予定です。

感染症の後期研修中などの若手の方、ぜひ参加してみてください!

学会の最後に私がフェローしていたHoustonで、MD Anderson Cancer Centerで同じ時期にリサーチをしていた方と再会しました。
イラン出身の方で、欧州の学会を中心に参加しているとのことでした。Medical Schoolのdeanを務め現在は開業したとのことでした。
なつかしい面々との再会は、本当に人生の”宝”です。

ECCMID 2014 Day 3: HIV updates and CAP

2014-05-12 23:47:33 | 感染症関連
今日はDay 3でした。早朝、HIV updatesのセッションに参加しました。

HIVの診療のoverviewがあり、非常によかったです。HIV診療の方向性が、あきらかにfunctional cureそして、preventionに向かっていることを再確認するよいセッションでした。

生涯教育の時間も米国のものも取れることが判明し、非常に助かります。最大23時間のCME/CPD (continuing medical education/continuing professional development)の時間が取れます。

その後、ランチタイムは、普段あまり興味をもっていないのですが、common diseaseで最近の動向を知るべきだと思ったCommunity acquired pneumonia 市中肺炎について1時間のセッションに出ました。Speakerがひとりで、1時間話しましたが、非常に広範囲の内容で、多数のclinical trials, meta-analysisなどを盛り込んだhigh qualityのセッションでした。1点、スライドと進め方が単調なため、集中力が持たなくなり、つい睡魔におそわれました。内容は極めてcomprehensiveでしたので、自身のプレゼンテーションのときにも、気をつけたいと思いました。

その後、onlineで、興味あるポスター(特に診療に直結する日本からのポスター)にざっと目を通しました。Physicalに探す必要がないので本当にラクです。

明日は、自分のポスター発表です。午前中はclinical ground roundがあるのでこちらも楽しみです。

初めて欧州の感染症関連のメインカンファレンスに参加しましたが、より多様性を受容する印象で、今後も、欧州、米国両方に参加するほうが有益であるとわかりました。
自分自身の発表の場として、両方をターゲットにリサーチのタイムラインを組みます。医学教育学会も欧州、アジア・パシフィックと2回国外予定しています。これだけ情報が行き来しているので、
やはりface-to-faceでlive session は逆説的にさらに重要と認識しております。

でんでん虫とF-1

2014-05-11 23:04:34 | プライベート
本日は、夕食で、老舗のレストランに行きました。でんでん虫の煮込み料理が有名とのことでさっそくトライしてみました。


また今日は、Barcelonaで、F-1グランプリがあったそうで、学会でもユーモアのネタにされるほど地元が湧いていました。

私もポスターの前で記念写真撮りました。多くの人がフェラーリなどのマーク付きのTシャツや帽子をかぶって歩いていました。


日が暮れるのが夜の10時ぐらいのため、夕食前後ではとてもたくさんの人たちが街に繰り出しています。ヨーロッパの夏ですね。。。

Gaudiの建築のひとつ。私のお気に入りの建物のひとつです。


ECCMID Day 2: Dr. David Patersonの素晴らしいセッションに参加

2014-05-11 11:35:18 | 感染症関連
本日は朝一番のセッションが、Gram negativeの権威であるDr. David Paterson(Australia)のセッションでした。

前列の席がとれたので、非常に迫力のあるいくつかのプレゼンテーションを聞くことができ、とてもinspireされました。欧州の一般診療をcase studyという形で知ることができたのも大きな収穫でした。南部欧州は、やはり耐性菌が多いので、イタリアなどはかなり大変な状況であることが手に取るようにわかりました。

最初から、新しい抗菌薬(新薬)をつかうかどうか、それをポリシーとするかどうか、
併用または広域抗菌薬を使うのか、よりconservativeな抗菌薬にするのか、Pros/Consのセッションは現場のジレンマに即していて参考になりました。多数の立ち見と床座り参加者がいる大盛況のセッションでした。

セッションの質も高く、こういうカンファレンスに若手をたくさん連れてきたいと気持ちを新たにしました。

さらにうれしかったのは、朝のセッション後、いまホテルに戻りましたが、ホテルのロビーで、MD Anderson Cancer Centerの恩師に再会できたことです!Dr. Ken Rolston (IDSAのneutropenic feverガイドラインではleading authorとして世界的に知られている方です)です。


いつも変わらぬ穏やかな語り口です。臨床を教えていただいていたときは、シンプルかつ的確な臨床判断で、仕事もとても速い先生で、MDACCローテーション中は、フェローとして毎日"Very sick heavy patients"にあえいでいたなかで、助けていただいた先生のひとりです。

今年はICAAC (米国臨床微生物学会の合同総会)とIDSA (米国感染症学会)の両方に参加されるとのことで、現地でまた会いましょう、ということになりました!恩師・メンターはいつまでも学術的・個人的にも心の支えです。


ESCMID 2014 Started!  大満足のBarcelona

2014-05-10 09:08:37 | 感染症関連
昨日、早々にregistrationを済ませて準備していました。

空き時間に市内観光をしましたが、Barcelonaは世界遺産の宝庫で、あまりにたくさんの見所があります。とても滞在期間中には見れないことがわかりましたので、またvacationで戻ってきたいと思います。

Scientific meetingが今日からスタートしました。これからEUCASTに関するセッションに参加予定です!

日本からの先生方のお名前もbookletで何人か拝見しました。お会いできるかもしれませんね。。

Barcelonaに無事到着

2014-05-08 23:15:19 | 感染症関連
アムステルダム乗り換えで、無事にBarcelonaの現地に到着しました。

アムステルダムが13℃で、いつもの"Dutch weather" (曇りで小雨ぱらつき)であったのに、Barcelonaは、24℃で、とても暖かく明るくて、”南国”の感じです。

タクシーの運転手さんから、週末にF-1レースがあり、とても観光客が多いことを教えてもらいました。

学会場に近いホテルなので、とてもラクです。明日registrationしに行く予定です。ユニークな建物が多くて、感激しています。




Spanishモードにして、ずいぶん前に診療で使っていた、オラ、アディオス、グラシアス、ぐらいは使いたいと思います。
mucho xxx (とてもxxx)も、使えるかな、と。

メラトニン飲んで、今日はもう寝ます。

明日から欧州臨床微生物感染症学会 ESCMID (Barcelona)です。

2014-05-07 22:05:28 | 感染症関連
明日から、初参加の欧州臨床微生物感染症学会 ESCMIDです。今年はBarcelonaでとてもcompetitiveでした。

本日、予定のフライトがキャンセルになったと午後連絡が入っていましたが、Emailチェックしていませんでした。夜にemail確認したところ、幸い、別のフライトに
confirmされたとの連絡も入っており、急遽、アムステルダム経由での渡航となりました。

パッキングはほぼ終了していましたが、朝5時起きで出発です。

連休明けのemailを本日は別の用事などで、こまめにチェックできなかったので、ほかの仕事emailもかなり多く、対応が必要なものがあります。

落ち着いて対応が必要なものもあり、渡欧してからゆっくり考えようと思います。

幸い同じ日の夜に(当初よりも早い時間帯で)現地入りできるので幸いでした。私のポスター発表は最終日と決まっているため緊張が融けませんが、米国の恩師らと
お会いできることになりました。欧州でのネットワーキング、特に欧州の各国の一般診療についてライブで議論できるのが楽しみです。