矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

ブルガリアのprimary careの国際学会のお知らせ

2014-05-26 23:02:37 | グローバリゼーション関連
先日、参加したブルガリアの学会関係者から、お知らせを頂きました。

2014年11月20日から23日まで、ブルガリア国内のプライマリケア・general practiceの4年に1回の総会がPlovdivプロブディフで開催されるそうです。

英語が使用言語となっているので、国際的な参加者も募っているとのことでした。全体では、300名ぐらいの参加者を見込んでいるそうです。
規模は少し小さ目ですが、私は若手の方の国際学会での発表の機会と捉えており、前向きに検討しています。

http://congr2014.nsoplb.com/en/

ご興味のある方は、見てみてください。

とびらは、開けてみて初めて、その先にあるものが見えるので。

お勧め国際学会 (感染症編)

2014-05-26 22:45:01 | グローバリゼーション関連
ご存知の方も多いですが、若手の方向けに。

研修の早期に、学生、または初期研修医などの時期に、自分が興味のある領域の国際学会に参加することは非常に重要だと感じています。

私がいまデザインしているトレーニング・プログラムでは、Electives(選択科目・選択期間)を十分にもうけ、年に最低1回は国内学会、最低1回は国際学会参加を
プログラムとしてカリキュラムに組み入れます。発表できればベストですが、情報収集、ネットワーキング、および”Science"を肌で感じること、を教育目的として取り入れる予定です。

そのなかで、感染症系のおすすめ、特にGeneral infectious diseasesでは、自分がようやく欧州の学会にも参加したので自信を持っておすすめできる立場になりました。

参加者数が10,000名以上の国際学会
1. ICAAC Interscientific conference on antimicrobial agents and chemotherapy: 米国American Society of Microbiology の年次総会

世界の最高峰の学会です。ぜひ一度は参加をおすすめします。

2. ECCMID European congress on clinical microbiology and infectious diseases: 欧州のEuropean Society of Clinical Microbiology and Infectious Diseases (ESCMID)の年次総会
近年、参加者数が、右肩上がりに伸びており、ICAACをしのぐ勢いだそうです。より”グローバルな”視点が好評のようです。私もそのように感じました。
中国などのアジアからの参加者がかなり増加しています。欧州以外の国でも、Summer Schoolのようなアカデミックなセミナーを共催しています。
近いうちに、日本で開催したいです。

参加者5,000名程度
3. IDSA Infectious Diseases Society of Americaの年次総会
臨床系の学会で、非常に実践的です。Interactive case conferenceが、領域ごとにあります。成人、小児の一般感染症、HIV/AIDS, STD、Tropical medicine,
Infection Controlなど。case conferenceにフォーカスしてセッションを私は取ることが多いです。Fellowのためのセッションもpre-conferenceであります。

参加者数 3,000-4,000名程度(私が把握している限り)
4. SHEA Society for Healthcare Epidemiology of America
感染管理について特化した学会です。ここ3年ぐらい、IDSAと合同開催でIDWeekとなっています。IDSAと合同のほうが勉強になって、私は助かります。

HIV/AIDSの専門学会もありますが、また次回に。。

今週末、米国日本内科学会ACP日本支部 年次総会です。

2014-05-26 22:37:44 | 感染症関連
今週末に迫ってきましたが、米国内科学会ACP日本支部の年次総会が開催されます。

Online登録が終了しましたので、受付カウンターでの直接registrationになります。

http://www.acp2014.org

私は、5月31日土曜日の10時から11時30分までの90分間のワークショップをさせていただきます。

”英語で学ぶ感染症セミナー” 

おかげさまで、30名定員の少人数グループでのセッションを予定していましたが、満席となっております。

お越し頂く方に明日から役立つclinical pearlをお届けします。

症例は、当大学の6年生が行います。若手による若手のためのセミナーになるような構成です。
指導医の先生お二人にも一緒に主催していただきながら、ファシリテーションのスキルをトレーニングしていただきます。

お知らせまで。。