矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

年内の仕事終了!

2010-12-31 09:57:40 | 感染症関連
昨日、がんばったおかげで、予定していた年内の仕事をすっきり終了しました!

年明けから、集中して、やるべきメインの仕事をこなします。

そのため、2011年は、ご依頼原稿、ご依頼講演などは一部を除き一時休止予定です。

来年は、仕事もプライベートも、大きく実りある年にしたいです。

2010年に感謝して、完了します!

2011年、皆様、よいお年をお迎えください。


日本の国際競争力

2010-12-29 23:55:52 | グローバリゼーション関連
新幹線に乗りながら、ビジネス雑誌を読みました。

日本の国際競争力の今後の見通しはかなり厳しいと感じました。


環太平洋の貿易協定への参加が農業と企業の間で賛否両論ですが、今日の雑誌で学識者の意見として、これに参加しない選択はない、と書かれていました。安全保障にも関係するそうです。政治、経済が密接につながるなかで、国益、安全保障などの戦略が必須なのだと改めて学びました。


その一方で、最近特に顕著になってきましたが、電気機器などで韓国には完全に戦略負けしている印象です。

10年前の2000年に都内に住みながら感じていた”違和感”は現実のものとなりました。
当時、一時帰国していましたが、あまりに世界の状況と異なることに驚いたのを覚えています。

決断してから実行するまでにあまりにも時間がかかるため、いまの日本の意思決定のあり方では、日本が動き出したころにはもうすでに世界の状況は変わっている、という感じでしょうか。

また国際的な信頼関係をいかに築くか、それは現地の人、あるいはどんなバックグランドの人とも(人種、国籍、文化、専門性などによらず)、対等にはっきりと意思表示できる関係で交渉できる実力と経験は、非常に大きいと肌で感じています。

来月シンガポールの学会に参加しますが、シンガポールの医学部で米国のDuke と提携している大学のVice Deanをしている方と知り合いなのですが、その方ともスエーデンのfaculty developmentで”同窓”というご縁で、いわばクラスメートのご縁で、多忙なスケジュールのなかお会いできることになりました。ランチをご一緒する予定です。

National University of Singapore(NUS)は、Team-based learningを実践している大学ですが、その様子などを教えていただく予定です。次の機会には、実際の教育現場を見てみたいですし、こういう英語で教育している現場で自分がteachingできる機会があれば、とも思っています。


世界で常に通用する実力を維持・向上させるには、現地での経験が一番です。


今日は、年末の大忙しの日でした。

2010-12-28 17:57:06 | 感染症関連
2010年もとうとう大詰め、終わりに近づきました。

今日は、仕事上、かなり忙しい日でしたが、たくさんの患者さんを診察させていただいて充実した日でもありました。

今年中に片付けたい仕事がまだ2つ残っています。

なんとかがんばります!

昨日、ちょっと夜遅くまでがんばって、年賀状を書きました。なんとか間に合うといいのですが。。。

自宅の整理整頓を

2010-12-27 09:38:28 | プライベート
来年2011年のビジョンに、自宅の整理整頓を挙げました。

物理的な空間が整理されないと、仕事の効率も下がりますね。。

職場のオフィスもいろいろな紙類を捨てる!ことを実行せねば、と思います。

執着心があると、どうしても、”まあ、とっておこう”という気持ちになってまったく見ない書類などもつい、溜め込んでしまいますが、1年間も見なかったものは今後見ることもほとんどないでしょうから、どんどん捨てる!ですね。

大学卒業後、一箇所に3年以上定住したことはなかったので、引越しにより持ち物を捨てて整理されてある意味よかったように思います。

現在、6年目になり、いままでに経験したことがない領域です!

ちょうど6年前のいまごろ、インドネシアの大津波のニュースを速報で見て、本当に驚いたことを思い出します。
帰国準備で帰国中でしたので、衝撃的な映像として残っています。

あれから、早6年となり、歳月の速さを実感しています。あっという間でした。

帰国当初やりたいとおもっていたことを、実現できたこと・できなかったこと、方向性を変えたことなどに分類して、今後のキャリアの方向性を考えています。

12月17日付で、CDC 2010 STDガイドラインが出ました。

2010-12-26 15:26:28 | 感染症関連
今年10月のIDSA米国感染症学会で、CDCの新しいSTDガイドラインが出る、といわれていましたが、12月17日付でリリースされていました。

http://www.cdc.gov/std/treatment/2010/STD-Treatment-2010-RR5912.pdf

ご参照ください。

IDSAで、梅毒の診断ストラテジーが変わる、といわれていたのですが、読むと変わっていないようです。

新しい変化は、1ページ目に書かれていますので、改定の要点はそれを参照するのが手っ取り早いです。

快晴の空です。

2010-12-26 11:00:07 | プライベート
今日は、病院に出勤し、重症の患者さんを回診したり、発熱が起こっている患者さんを回診したりしています。

快晴のすばらしい日です。早く自宅に帰りたい!と思いつつ、静かなオフィスで、まとまった時間が取れる唯一の日でもあり、
さっと仕事を片付ける予定です。

昨日、とても暖かい人間味のあるオランダ人のクラスメートから暖かいクリスマスEmailが着ました。

人間って、やっぱり、体全体でその人の人格がにじみ出ると思いました。彼は中国人とオランダ人のハーフでラストネームが中国人系で、現地でも中国人と間違われることが多い?ようですが、発想は完全にヨーロッパ人です。でもどこか、なんとなく、人懐っこさがアジアを想起させる人で、とてもよくしてもらっています。

オランダの大学院の課題が山積みで、彼から葉っぱをかけられています。なんとかせねば!!と思いながらも、突然ふってわく
雑用的な仕事に追われ、重要な仕事に集中する時間が取れないのがつらいところです。

本日の格言 「賞賛は最大の罠」

2010-12-25 20:34:47 | プライベート
今日の黒川清先生のブログで拝見したことばで、「賞賛は最大の罠」というのがありました。

人間が、慢心、驕りから落ちていくときに、「賞賛は最大の罠」という言葉が当てはまることが多いのではないかと思い、自分自身を振り返る機会になりました。

診療面では、常に世界の最先端の情報を最大限収集し、それを修得しながら継続したいと思っていますが、時間確保できないとどうしても知識不足に陥ってしまいます。

世界で勝負したいという気持ちはいまでもずっと続いています。世界の一流診療医に負けないように、来年も実力の維持・向上に努めたいと思いました!

余談ですが、今日、都内を散策しながら久しぶりにショッピングしました。



ケーキも買いました。ふわふわで、しつこくない甘さの生クリームが印象的でした。




またうれしいことに、ふたりの親友からクリスマスカードが届きました。

ひとりは、イタリア人の子で、21歳のときからの友人なのでもう21年になります!!
3-4ヶ国語話せる子で、チャーミングな女性です。9歳の女の子のお母さんです。来年、ヨーロッパ出張中に会いたいなあ、と思っています。

もうひとりも、数年前にスエーデンのセミナーで知り合った友人ですが、以来、家族ぐるみのおつき合い。解剖学を専門に教えている米国在住の人ですが、奥様も同じ解剖学を教えている医学教育のプロのご夫妻です。クリスマスカードを交わす交流が続くことをとてもうれしく思います。

グローバルな世界だからこそのこのようなネットワークを是非大切にしたいです。

クリスマスケーキをみんなで食べました。

2010-12-25 10:52:56 | プライベート
昨日は、今年の御礼も兼ねて、部署の皆様と一緒に、クリスマスケーキ(丸いのを2つ)
を用意して、いっしょに食べました。



家族が少ないと大きな丸いケーキも買うことがないと思います。

こどものころは、兄弟3人でしたので、毎年両親が丸い大きなケーキであまり甘くない
いちごののった白いクリームのケーキを用意してくれていたのをいつも思い出します。

欧米のクリスマスは、ケーキを食べる習慣などはないので、正月元旦のような感じで
家族が一家団欒をすごす大切な日です。レストランは全部閉まり、店もほぼしまっているため、街は閑散としているのがとてもショックだったのを覚えています。

NYのロックフェラーセンター前の巨大クリスマスツリーは、見ごたえがあり、5番街の街を気分転換に歩きながら見に行っていました。NYは極寒で、歩くのも大変です。。。

一度だけカウントダウンに参加したことがありましたが、これも、一度経験したら、もういいかな、というくらい寒さとの戦いでした。トイレにもいけないので、早くカウントダウンにならないかと待っていたのを覚えています。

今日は、ファンのパティシエの鎧塚俊彦さんのクリスマスケーキを取りに行く予定です!

今年の振り返り。。。その2

2010-12-24 13:49:24 | プライベート
昨日は、今年を振り返る機会をつくりました。

仲間たちと一緒に、いろいろなことを思い出し、うれしかったこと、楽しかったこと、つらかったこと、がんばったこと、大変だったこと、あたまにきたこと、などを共有しました。

自分のなかで悶々としているよりは、言語化することで明確になり、新しい展開が起こると思いました。

物理的にも、自宅の大掃除をして、こころの中も大掃除して、新年を迎える準備をしたいと思います。

このお掃除はとても大切だと感じています。物理的に周囲が整理整頓されると、自然とこころもあたまも整理されて、新しい発想が生まれます。昨年、とてもつらい時期に、自宅の窓を拭いて、カーテンの汚れをとって、朝になればカーテンを開けるようにしていたら、なぜか、心が晴れるような気持ちになりました。

自宅のリビングから毎日、公園の緑のすき間から日の出が見えるのですが、それがとても癒しになっています。

太陽のエネルギー、”気”の部分って、大切だなあ、と思いました。

欧米は、昨日ぐらいから完全にクリスマス休暇で、業務上のメールに対して、out of officeの自動返信メールが来ますね。

1月3日あけぐらいまでストップですね。

ワクチン行政

2010-12-21 12:25:13 | 感染症関連
先週の新聞で、日本医師会が、主要なワクチンを助成するよう厚労省に要望書を提出したことを知りました。

Hib, PCV, HPV, HepB, Mumps などを定期接種にいれ、接種したいこどもには、すべて公費負担で接種するようにとの要望と
書かれていました。

Hib, PCV, HPVは、2年間は特別措置で公費負担が決まったそうですが、その後は未定だそうです。

なんとかよりより福祉として、実現できるとよいですね。

今年の振り返り。。。その1

2010-12-20 09:06:40 | プライベート
今年は、尊敬してやまない黒川清先生、石倉洋子先生のブログを毎日日課として読むことを実行しています。

おふたりの行動力、人脈、思想、ビジョンから、いかに多くのことを学ばせていただいているか、実感しています。

孟母三遷、よいメンターを持つことがいかに大切かを、体験した1年でした。国内にいながら、このような世界一流の方と身近に触れることができるデジタル時代に感謝しています。(実際にも数回、今年はご講演・セミナーなどに参加し、パワーをいただきました)

食事カロリー概算、体重モニター、血圧モニター、仕事量モニターと締め切りまでにこなすスケジュール調整・タイムマネージメント、などいろいろ自分に課したことが、まずまず、できたように思います。体力的にかなり無理でした。

来年は、自分の中心的な仕事に集中することを目標にしています。

Time flies. 光陰矢のごとし、Life is short. 人生は短いので、

やるべきことを最優先して今すぐに実行する、ことにします。

健康維持のためにも、ご依頼セミナー・講演・ご依頼原稿は休止予定です。

富山県感染症はじめの一歩セミナー 開催しました。

2010-12-19 20:48:30 | 感染症関連
今週末は、昨年卒業した学生さんらが中心となって、富山県で感染症はじめの一歩セミナーが開催されました!

富山県は、数年前に一度訪れたことがあります。2度目でした。


立山が美しく、雄大で、ああそうだったこの山だったなあ、と思い出していました。


泊まったホテルも同じだったようで、クリスマスのデコレーションがとてもきれいでした。ホテルの前が富山城跡で、これは生まれ故郷の岡山を彷彿とさせる景色でした。





セミナーは、3時間半に及ぶものでしたが、30名くらいの参加者の方が真剣に取り組んでくださり、あっという間に過ぎ去りました。楽しいひとときでした。



卒業生の方が、地元でリーダーシップをとっている姿を見ることができ、私もとても励みになりました。






また今回は、富山県に在住の方で、数年前に大阪でご一緒した、芙和せら先生のフラワーハートセラピーというセミナーでお花のことを学んだことがきっかけで、以来、交流させていただいている元富山県の教育委員会にお勤めの先生と、再会できました。

年齢、立場に関係なく、この方とは何かのご縁で暖かい交流がつづいており、ありがたく思っております。人との出会い、ご縁は本当に不思議ですが、年齢や住まいや立場や
そのようなことを超越して、ずっと息の長い交流ができる方というのは、お会いするとほっとする感じがありますね。




ポリオの不活化ワクチン

2010-12-17 13:00:02 | 感染症関連
昨日の新聞で、患者団体がポリオの不活化ワクチンの輸入を認めてもらうための陳情を厚労省に出したことを知りました。

日本では、いまだ生ワクチンが使用されています。先進諸国は、生ワクチンでの発症例が生じることから、10年前ぐらいから不活化ワクチンに切り替えされています。

日本のワクチン行政は、先進国に大きく遅れを取っているため、一刻も早く先進国並みのサービスを国民が受けられるように、と願っています。

患者団体からの要請は、非常に重要だと感じます。

なんとか改善されるとよいです。

サプライズの会を準備中

2010-12-16 09:47:04 | プライベート
3月にあるサプライズの会をご関係者と企画しており、とても楽しみです。

御礼もこめて、恩返しができれば、との関係者一同の気持ちです。

人を喜ばせるための企画を考えることがいかにたのしいか、とてもよい経験をしています。

ファンのパティシエの鎧塚敏彦 Toshi Yoroizukaさんや、レストラン、リッツカールトンの社長の方のお話や著書で、
また、ファンのマイケル・ジャクソンが最後の映画This is it! で言っていた、”非日常の提供”で、多くの人を魅了することを
プロフェッショナルとしてやることのやりがいを体験している感覚です。

多くの方に、そして主賓の方にもっとも喜んでいただける会にしたいと思っています。

一歩前進かな。

2010-12-15 08:56:10 | Science全般
複数のプロジェクトをなんとか進めようと懸命にがんばっています。

ひとつ目途が立ちました。ほかの小さい仕事を年内に片付け、メインの仕事の時間を確保したいです。

ここ数日、早く寝たので元気を回復してきました。

今日は、患者さんの病室の窓から、富士山の白い頂が見えました。

知人が本日手術のため、無事を祈っています。