矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

うれしい ! AMEE Associate Fellow資格を取得!

2018-09-24 19:29:34 | AMEE 欧州医学教育学会
2007年から11年目の参加、欧州医学教育学会 AMEE.

この度、Associate Fellowの資格を取得できました。準上級会員のような位置付けです。

AMEE Fellowship サイト

Fellow 上級会員には、publicationが不足しており、まずはAssociate Fellowから申請しましたら、無事に昇格されました。
知人たちはすでにFellow資格を取得して、すごいなあ、と感心しております。

週末にうれしい便りが。。

Associate Fellowのピンをいただき、気分も引き締め、しっかりと勉強します!


2019年1月には、アジアパシフィック医学教育学会 2019があります。こちらも参加予定です。



AMEE 2017 便り 5

2017-08-30 22:04:56 | AMEE 欧州医学教育学会
今回もとても充実したセッションでした。

多くの友人や知人に再会して、エネルギーとアイデアを💡いただきました。

最終日に最高のセッションがありました。ハイクオリティーのアセスメント(学習者の評価)に関するスタディでした。

Test-enhanced learning TELという教育理論を、学会の生涯教育に応用したスタディがありました。

次回、自分がデザインするセッションでは、TELを取り入れたセッションを提供します!

ロシア革命1917年に独立したフィンランド🇫🇮が独立100年の記念の年に訪問できて、とてもよかったです。
ハイクオリティーのサービス、信頼関係に基づいたサービスに感動しました。

クレジットカードが路上の出店でも使えるので、とても過ごしやすいです。

東京オリンピックで、取り入れたいです。

AMEE 2017 便り 4

2017-08-28 21:35:43 | AMEE 欧州医学教育学会
本日は、早朝から学会参加で、とても充実しました。

友人、知人の多くに再会して、近況を交換しました。

当院のチーフレジデントの方2名と合流しました。


ランチタイムに自治医大の学生さん達にもお会いできて、いろいろなお話ができました。
非常に充実した時間でした。


明日も興味深いセッションがたくさんあります。

自分の発表もあります^_^

AMEE 2017 便り 3

2017-08-26 09:19:38 | AMEE 欧州医学教育学会
フィンランド🇫🇮にも少し慣れてきました。
メラトニンを飲んで時差調整しておりますが、午前2時頃から起きています。

フィンランドがとても心にしみて、とても気にいっています。
相性のような感じですね。

私の好きなベリー類が豊富で、ブルーベリージュースに感動しています。
スタイリッシュなデザインの食器に チーズ🧀やフルーツジュースの朝食で、気持ちがアップ⤴️します。


発表があると 適度な緊張感があって、自分にとって学会が引き締まります。
何度か、ポスター発表の予行をホテルでしました。本番までに2日ありますので、十分に準備して臨みます。
プロフェッショナルな場で、プレゼテーションは基本です。


AMEE 2017 便り 2

2017-08-25 17:26:05 | AMEE 欧州医学教育学会
学会が明日から始まります。

うれしいことに ようやくメンターに連絡ができ、ミーティングの予定が決まりました。
今回、私もかなり予定が詰まっており、早朝7時からの朝食ミーティングになりました。
じっくり個別に話したかったので、なんとかスケジュール調整できてよかったです。

ニューヨークの親友からも明日の朝 到着予定と連絡があり、とってもうれしく思っています。
学会で、多くの親友や仲間に再会するのが、何よりうれしくことです。

当院のチーフレジデントの二人にもMaastricht University のファカルティをご紹介してネットワーキングの機会をつくります。お二人ともお食事会ができそうで、楽しみにしております。


AMEE 2017 in Helsinki 便り

2017-08-25 11:25:47 | AMEE 欧州医学教育学会
欧州医学教育学会 2017がフィンランドのヘルシンキで開催されます。

今回は、当院のチーフレジデント2名の先生に 医学教育理論の勉強のため、ESMEというコースを受講いただきます。

医学教育理論の進化はめざましく、最新の情報や知見を現場で実行することの大切さを毎回実感しております。

私は、ポスター発表します。Competitive だったそうで、採択していただき、よかったです。


北欧は、ストックホルム、トロンドハイムに続き3回目です。とても過ごしやすいです。
クレジットカードが常に使えて、Wi-Fiも完備されており、快適な環境です。

東京オリンピックでも、世界中の方にこのような環境を実現したいです。

AMEE 2017 ポスター発表日程決まりました

2017-07-29 11:07:46 | AMEE 欧州医学教育学会
8月末に欧州医学教育学会AMEE 2017が開催されます。

ポスター発表する予定です。日程が昨日決まりました。今回は、看護教育で実践しておりますTBLについてです。

Day 2の夕方になりました。緊張感を維持するのが、やや大変な時間帯です。日本から🇯🇵の発表が二つ続く順番になっていました。ちょうど参考にできるので、よかったです。

ポスターを見て回る時間の確保が難しいことも多いので、一石二鳥です。

国内の医学教育学会も札幌で開催されます。

ほぼ同時期のためポスターの作成を早く進めます。国内学会用を昨日ほぼ完成しました。
週末に 国際学会用をつくります。






AMEE 2016 総括 その1

2016-09-01 22:47:47 | AMEE 欧州医学教育学会
今年のAMEE 2016の総括 その1

1. 参加10周年

2. Research paperのreviewerとして4 回目

3. ポスターor oralも2008年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2016年と継続しています。

4. Plenary lecture 全員参加セッションで初めて質問しました。


2006年にストックホルムで開催されたKarolinska and Harvardのjoint faculty developmentコースに参加したのが大きな分岐点となりました。
そこでかけがえのない友人たちと出会い、AMEEを紹介していただき、AMEE学会やシンガポール、New Yorkなどで交流を続け信頼関係も厚いコラボレーションができる形になっています。Friendshipも10周年でした。

医療者教育修士(MHPE)を取得してから、学会でもreviewerのお仕事をいただけるようになりました。リサーチについて勉強する機会となっております。

ポスター(一部はoralで若手の方にしていただきました)は、これまで医学教育活動をreportするものが大半でしたが、Ph.Dプロジェクトの一部の発表もしました。日本からも50名以上の参加者がいたそうで、過去最高のようです。

学会全体としてもハイクオリティーなリサーチが増えている印象を持ちました。進化を肌で感じます。

全員参加のPlenary sessionで、医学生さんのプレゼンテーションが素晴らしく、質問させていただきました。
積極的に質問する姿勢をいつも持っていますが、実行できて1つ目標達成です。

圧巻は最終日のCompetency-based medical education (CBME)コンピテンシー基盤型医学教育の是非を問うシンポジウムで白熱したディスカッションが展開されたこと。

演者が、まさにこの領域の世界的リーダーで、最終日の午前中、参加者も少なくなる時間帯ですが、会場は満場に近い盛況でした。
プログラムで錚々たる演者の名前を見て、絶対参加したいと思い、気合を入れて参加しました。

予想通り、シンポジストのプレゼンテーションは圧巻。
シンポジストとして米国、カナダ、オランダ、など重要組織の重職の方がたを中心に参集していました。

結論として、CBMEは、現時点ではbest availableであるが、労力がかかり、現場では導入・実施に疲弊している状況もある、などの議論が主体でした。

私も発言の機会をうかがっていましたが、時間切れになってきてタイミングが難しく断念しました。

米国、英国、オランダなどのリーダー諸国とその国からの参加者に発言の主導権が握られている状況で、日本はCBMEを80あまりの医学部が導入する準備をしている段階で、そのような国もある、ということをシェアしたいと考えていました。

別の形の”植民地化”でないかとの懸念も、途上国を中心にあります。

議論はTo be continued となっています。

来年のAMEEにも万全の準備をして臨みたいと思っております。





AMEE 2016 Day 2 "CPRのシミュレーション”

2016-08-31 00:34:30 | AMEE 欧州医学教育学会
CPR 心肺蘇生のシミュレーション教育のブースがありました。

シミュレーション教育で育っていない教官たちが、シミュレーションを教えたり、シミュレーション許育を受けた学生を教えるために、”実体験”できるブースが用意されました。

期間中にぜひ行きたいと思っていましたので、行きました。卒後1年目の沖縄米軍病院でBLS (Basic Life Support), ACLS, PALS, NALSを取得しましたときに、その最初のBLS を教えていただきました。そのときの様子に似ているなあ、と思いながら実践してみました。

結構、体力が使いますね。どのくらい深くコンプレッションしないといけないのか機械がフィードバックをくれる形で、すごい時代だなあと実感しました。

CPRをしてみました。


夜、過去最高人数と伺いました。日本人会へ。。海辺のすてきなレストランで。


AMEE Day 2: 充実のFull参加と再会

2016-08-30 17:49:31 | AMEE 欧州医学教育学会
AMEE 2016も中盤から終盤にかかっています。

今回はpre-conferenceから、Day 1, Day 2と すべてのセッションに参加しており、非常に充実しております。

”学会の旧友”たちと再会して、small talkをしながら情報交換しています。非常に有益です。

Maastricht大学のmentorたちにも再会できました。私のリサーチのmain mentorであった先生とも再会できました。いまはMaastricht大学をリタイヤされたので、私の公式のmentorではなくなりましたが、socialには交流が続いています。

Day 2のハイライトは、ポーランドの学生さんの視点からの30分にもわたるplenary presentationでした。

スライドの見やすさ、プレゼンテーションの論理展開の明快さ、話し方の明快さなど多くの点で"圧巻”に価するものでした。

非常に感銘を受け、いてもたってもいられず、AMEE plenary sessionでは初めてですが、質問させていただきました。発言できてとてもうれしかったです。

学生の立場で、カリキュラム全体を見たわすことは難しく、どうやってカリキュラムを比較しますか、という質問をさせていただきました。
カリキュラムを俯瞰overviewすること、"Whole picture"を持てるには、meta-cognition 少し離れた位置から客観視する必要があります。

学生のときから、このような機会がある方の将来が非常に楽しみです。

午後は、Feedback に関するシンポジウムがあり、おそらく”世界最高のサイエンティスト”と呼ばれる4人がスピーカーでした。
どのプレゼンテーションも非常に素晴らしく、"educational science”を代表する方々の匠の内容 "state of art" を聴くことができ、感動的でした。

医学教育学にますます魅かれます。

昨日のGala Dinner 学会ディナーで、私がマスターを取得する根源的なきっかけになった5日間コース (ESMEと呼ばれる医学許育学の基本集中コース) の主催の先生にも再会し、その旨をお話と当時のお礼をいいました。とてもよろこでいらっしゃいました。


AMEE 2016 Day 1 その1: ポスター発表 終了

2016-08-29 13:18:29 | AMEE 欧州医学教育学会
本日は、朝4時半ぐらいから起きて、いろいろ作業をしました。

病院とskype meetingで、患者フォローを確認。

部屋で、ポスターのプレゼンテーションを、数回リハーサルして用語を確認。

ポスターを前日に貼り付けしました。



本番も自己評価は80点ぐらいでしょうか。無事に終了。


いろいろな友人と再会できて楽しい休憩時間を過ごしました。

pre-conferenceの2日間で出会った人たちは、一瞬にして”親友"と呼びたいくらい親しみを感じる方々で、直感的にどこかでつながっていたように思います。医学教育に同じ”熱い”情熱を持っていて、心が通じる感覚があります。


カザフスタンの医学教育センター長の女性(すごく仲良くなりました)とマストリヒト大学の同窓の方がなんと同じ大学の人たちでした!

びっくりするぐらいにSmall worldです。


カザフスタンに来年お招きいただきました。ぜひ交流を大切にして続けます。

Lovely母校のMaasstricht大学のブースにて。



First World Summit on Competency-based Education Day 2

2016-08-29 05:54:56 | AMEE 欧州医学教育学会
Day 2では、さらにCompetency-based education CBME アウトカム基盤型教育について、ディスカッションが深まりました。

早朝のEPA Entrustable Professional Activities という考え方が10年前ぐらいから起こり、CBMEの中核をなしています。

Day 1-2で、学んだtake home messageは自分のメモとして書きます。

CBMEの導入と実施では、

1. "Co-create" 共創がカギ
特に、一部署のみならず、大学・病院全体として組織として導入するほうがよさそうであること

2. 教官、指導医のための"生涯教育”として、

"Friendly supportive systems" 使いやすいサポートシステムの導入
医学教育学の基本理論、アップデートされた教育方法、最新の学生評価方法、フィードバックの仕方などの生涯教育

3. 生涯教育として、"teaching certificate"などの導入
教育するミニ資格を施設内で導入するなどする。
すでに、最先端の施設では、Teaching e-Portfoloも運用される施設があります。

自分のメモはこのくらいです。

昨日学んだこと、セッション中に考えたことで、3つだけですが、もうすでに、かなり忘れてきています。

AMEE ネットワーキング

2016-08-28 04:37:16 | AMEE 欧州医学教育学会
昨日のreception。


意気投合して記念撮影。


毎年学会でお会いする台湾の医学部長の先生など。みんな熱心に医学教育について取り組んでおり、励みになります。


学会に身を置くことで、普段、臨床の時間のウエートが高く考えることが少ないことも、どんどんアイデアをinspireされます。

多くを吸収して帰りたいと思います。

それにしても、通常のoral presentation の会場について、従来の「スクール形式」の座り方から、”医学教育学会”のため、ラウンドテーブルでディスカッション形式に会場のアレンジも変化しています。impressiveです。
(ワークショップなどはラウンドテーブルが多いですが、通常のoral presentationではまれです)




学会場の前が自然博物館で、恐竜がいました!


AMEE: First World Summit on Competency-based Medical Education

2016-08-27 19:24:12 | AMEE 欧州医学教育学会
AMEE 2016のPre-conferenceが始まりました。

今回は、First World Summit on Competency-based Medical Educationというアウトカム基盤型医学教育の第1回目のワールドサミットが開催され、参加しました。

PBLを世界中で実施するときと同じような現象が起こっているとのコメントがあり、どのように"implement"するか(根付かせ実行するか)の
議論が続いています。"Implementation Science"(実行するためのサイエンス)という領域も起こっており、非常に興味深いです。

ワークショップで、同じ年代で、医学教育部門のheadや教授の方々と出会い、女性が多くとても刺激的です。

カザフスタンの方、インドの方など、記念写真をレセプションで撮りました。

またご紹介したいと思います。カザフスタンの方とは意気投合して、来年のカザフスタンのカンファレンスにご招待いただきました。