矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

年越しそばと来年の卒寿(90歳)お祝いと

2014-12-31 19:45:06 | プライベート
両親が4人とも健在で、本当に恵まれていると思います。

来年は義理の父が卒寿(90歳)のお祝いの年になります。

家族で手作りの年越しのおそばをいただきました。

4人の両親、亡くなった祖父母への感謝を込めて、年越しです。

紅白歌合戦に象徴される日本の”大晦日”を家族と過ごせる平安に合掌する感謝の気持ちです。

前職の皆様、現職の皆様、仕事上、プライベートなどすべてにおいてお世話になりました皆様に深い感謝の気持ちで御礼を申し上げます。

皆様にとりまして、健やかで平安で、飛躍と前進の年になりますようお祈りを申し上げます。

2015年 私のビジョン

2014-12-31 19:40:49 | 日記
今年最後の投稿。

Blogも時間と労力はかかりますが、自分自身の"reflection" 振り返りの意味が大きいので、そのためにできるかぎり毎日書くようにしています。来年は願掛けで、毎日書きます。

2015年私のビジョン

自分らしさ


楽しさ


軽やかさ

2015年は、楽しく、明るく、軽やかに過ごします。世界でのいろいろな仕事を楽しみながら、地元現職場での医療を少しでもよくなるようにしたいです。

2015年は、帰国後、初めての教え子であった方々が義務年限を終了する年です。いまでも数名の方とは仲良くしており、そのなかのひとりが感染症科を志し、見事渡米しての臨床トレーニングを開始する機会を得ました。感無量の気持ちです。また2014年末に恩師と再会し、温かいお言葉を頂いたので、それを活かす仕事をぜひしたいと思います。

いまになって初めて、

“きのうの自分よりも今日の自分、今日の自分よりも明日の自分”がよくなっているように、ということばの真意をようやく体感して理解できるようになりました。

自分の弱さゆえに、他人との比較に翻弄されたり、心乱れたりすることも多々ありました。
そこから自身を解放して、あるいは、他人との比較をやめることにコミットして、

“自分をライバルに自分が向上するように、自分に自分がチャレンジする”ということを実質的にやります。

そこから、自分らしさ、自分にしかできない何かをつかみたいと思います。

好きなこと、直感的に正しいと腹におとし込めることを、地に足つけて実行するだけ、と思います。

“流れにまかせ”“導かれる好きなことの方向に”進むということです。

そこでは、軽やかだし、楽しいと思います。

基本医療供給体制の抜本的な立て直しを!

2014-12-30 23:28:38 | 日記
実体験に基づいた問題意識は、行動の強烈なドライブになります。

これまでいろいろなところで遭遇したエピソードに対して、これをなんとかしたい!という気持ちとある種、”怒り”とも言えるモーティベーションで、活動をしてきました。”脊髄に火がついた”という西水さん(元世界銀行副総裁)の著書中のことばにあたります。

大学にいるときは、若い学生さんや研修医の方たちに少しでも質の高い教育を提供したく奔走し、大学院に入学するに至りました。環境が大きく変わり、地域の中核教育病院で勤務を開始すると、予想はされていましたが、地域医療の現実に遭遇し、キャリアの指向とフォーカス、プラオリティが変化せざるを得ない感じです。

なかでも、目先の大量に押し寄せる患者をこなすだけでは、抜本的な問題解決にならないと実感し、患者教育や
一般市民に、現実としての日本の医療の状態をしっかりと伝える必要があると強く感じる出来事がありました。

医療の安全面、質の担保、国全体が限られた医療予算をどのように配分するのか、本当に真剣に考えないと立ち行かないと感じます。2030年、いまから10-15年後には、65歳以上の人口が~30%と推計されている現状で、
先進国では”標準的な予防法”も保険診療できず、周知徹底できないでは、予算崩壊することが危惧されます。

国家予算92兆円程度で、半分以上が国債という状況。医療費が約40兆円、これは税収にほぼ匹敵するという現実です。「医療はお任せ」でなく、「自分ごと」として、しっかり考えて方向性を国民全体が考えないといけない時です。

”安かろう、悪かろう”の医療から、重点をしっかり置いた診療体制にならないか、と強く感じます。

医療政策、医療経済、疫学などのプロフェッショナルが、日本には極めて少なく、大学などでも部署やポジションがほとんどないか、一部の大学に限られているため、なかなかデータに基づいた政策立案、実行に至っていない。恣意的か直感的か、という印象を私は持っています。少しずつワクチン政策など改善している面もありますが、先天性風疹に代表されるように大きな犠牲が起こって初めて施策されたという経緯です。

①現状の把握 データの構築・蓄積
②データの分析
③政策立案

というような流れをつくり、自治体、厚労省と連携できないものでしょうか。


Johns Hopkins大学でパブリックヘルスの大学院生のときに、メリーランド州の州知事の選挙がありました。
そのとき、二人の候補者が大学のランチョンとして、30分ずつぐらいの演説に来ました。スライドも使用せず、
自身の政策を明快に説明する候補者に、非常に感銘を受けました。ひとりはJFKの親族の候補者で彼女が当選したと記憶していますが、医療政策立案の”本家”とも言えるパブリックヘルスの学識者や学生たちむけにわざわざ話にくるということ自体、日本では経験のないことで、政治のあり方、政策のあり方につき考える実体験となっています。

医学教育、診療教育は、基本医療体制が成り立ってはじめて、安全な環境で行えます。
基本的なインフラ整備をしつつ、学習環境としての快適度と安全面(発言、評価、休暇、選択自由など)について同時に教育文化を築かないといけないです。

やるべき課題が大きく、どこから手をつけたらよいのか、と本日考えあぐねています。


来年は”感染症ワールド”アラムナイ 同窓会したいです。

2014-12-27 21:57:20 | 感染症関連
日本全体で、感染症診療の基本も少しずつですが根付いてきました。10年前に比べれば、格段に進化、向上、飛躍している印象です。全国的にみんなで一丸となって努力した成果ではないかと思っています。

着任して7か月が経過しました。少しずつペースにも慣れてきました。1-3月は国際学会とオランダの大学院でのリサーチ会合出席で、はたまた慌ただしい状況です。充実した時間を過ごすため、着実なタイムマネージメントでクリアしたいところです。

加えて、ここのところ、他人のpaperのreviewerの仕事がひっきりなしに入ってきており、自分のpaperが書けない状況。さすがに今日、欧州系?の雑誌からreviewerのinvitationがあり、正直辟易しました。1月5日締め切り??と”効率主義的なシステム”にも参りました。OffはOffで、On and Offはクリアにするほうです。2014年はこの10年でももっとも多かった年です。今日の入れて18編。これまでの最高数は13編でした。

来年は、”感染症科”として忘年会もしてみたいです。同志が増え、診療レベルがさらに進化することを目標にしています。”矢野晴美の感染症ワールド”として学内外の方がたとアラムナイ同窓会したいですね。

やはり臨床は基本が第一

2014-12-27 21:47:06 | 感染症関連
クリスマス頃から、感染症科コンサルトで重症な患者さん数名診療しています。

今日も帰りがけに、思いがけずコンサルトさせていただき、重症化しうる症例の診断とマネージメントに関わることができよかったです。

日々、臨床をするなかで、やはり、”過信”と”思い込み”は避けること、常に基本を忠実に行うことの重要性を新ためて思いました。加えて、思考プロセスをタイムリーにチャーティングすること、ともかくリアルタイムで着実に記載して記録を残すこと(これは米国で徹底教育された賜物で、よい習慣として体にしみついています)。

そのほか、医療者間で方向性をリアルタイムで共有すること、など、
”基本の徹底は奇跡を生む”というフレーズを私の親友の先生の著書から学んで、なるほど、と思っています。

着任して7か月が過ぎました。あっという間でした。少しずつ研修医の方々と親しくなり(怖がられていることが多い?と思いますが)ました。

プロフェッショナルとしての、自分自身の診療に対するパフォーマンスへの厳しさは緩めてはいけないと本日改めて自覚しました。どのくらい精度高くしたのかは自分以外には見えにくいため、自己コントロールにつきると思います。そして他の人のパフォーマンスを見ながら、”リフレクション振り返り”が重要ですね。

休んで仕事した1日でした。

2014-12-24 00:02:05 | 日記
昨夜、アベマリアの曲を、ハイレゾ(最近話題になっている)で聞きました。音がすごいですね。

夜更かししてしまい、少し遅くまで寝ていましたが、午前中中盤からエンジンかけて仕事モードに。
家族も寝ているため、病院ラウンドへ。ちょっとラウンドするつもりでしたが、まとめて書類片付けなどもしました。コンサルトもいただいて充実した時間でした。

その後、家族と合流。一緒にお出かけ食事となりました。前から行ってみたかったイタリアンにしてみました。
水戸は本当にレベル高いですね。めちゃめちゃおいしかったです。

"ごちそうさん”のTV番組再放送も見ながら、人生波乱万丈なのだなあ、と改めて思いつつ。

FDA承認:新薬ceftolozane/tazobacam

2014-12-23 00:09:24 | 感染症関連
IDSA米国感染症学会のメーリングリストからの情報です。

FDAが、グラム陰性菌カバーの新薬を承認したそうです。

一般名は、 ceftolozane/tazobactam。
商品名 Zerbaxa ザーバクサ

ともに複雑性の腹腔内感染と尿路感染
complicated intra-abdominal infections (cIAI) and complicated urinary tract infections (cUTI).

FDAが承認したのが今年でこの抗菌薬で4つ目とのニュースでした。
10 x ’20 (ten by 20)という2020年までに10個の新しい抗菌薬の開発と承認を、とのキャンペーンを実施しているIDSAですが、資本主義原理でMajorの製薬会社が、がん、高血圧、糖尿病などの長く使える薬剤に資本投資をシフトさせている点から、社会問題となってきました。

ほかの3つの薬剤は、グラム陽性菌対象の薬剤で、半減期の長い第2世代のlipoglycopeptide系(バンコマイシンもglycopeptide系)、新しいoxazolinidone系(linezolidのクラス)です。

ダルババンシン (dalbavancin)  商品名Dalvance: Lipoglycopeptide系
オリババンシン (oritavancin) 商品名 Orbactiv: Lipoglycopeptide系

テディゾリド (tedizolid)  商品名 Sivextro:oxazolinidone系 (リネゾリドもこのクラス)
MRSAに対するpotencyが4-6倍高いという抗菌薬です。

いますぐ日本にはなくてもこれらのグラム陽性菌カバー薬は大丈夫な印象です。
外来での半減期が長いグラム陽性菌カバー薬があれば、診療スタイルが変わるかもしれません。
ダプトマイシンは、その点1日1回投与なので、外来診療には向いていると思います(保険診療で静脈注射薬はなかなか難しいと思いますが)。ダプトマイシンは中枢神経系への移行性も課題ですね。

今宵はこのくらいで。。



帰国して丸10年となりました。

2014-12-20 23:12:05 | 日記
本日は、感慨深い日です。JR東京駅は100周年とのことですが、私も帰国して丸10年となりました。

2004年の今頃、引っ越し準備で一時帰国していました。スマトラ大地震と津波のニュースをホテルのTVで見ていたのがつい最近のように記憶に残っています。

帰国後すぐにVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)のアウトブレイクの対応を行いました。その後大学勤務となり、
最初の3年間ぐらいは勢いだけで仕事していたように思います。その後、紆余曲折もありましたが、なんとかお役目を終えてキャリア転回しました。マストリヒトに通うようになって丸4年です。今年はリサーチが止まっているので来年は復活します。

2015年はいろいろな記念の年です。

①臨床留学のN programが25周年
1月には受け入れ責任者であったDr. Newmanの叙勲祝賀会があります。感慨深いです。

②沖縄米海軍病院の日本人プログラムが25周年 
こちらは、代表幹事をさせていただいており、これから準備も本格化しています。

③日本感染症教育研究会 IDATEN 10周年
2002年に「日本の感染症科をつくる会」でメーリングリスト参加者が500名程度になった2005年1月に研究会として発足

④自身の帰国10周年、2015年は11年目。
新しい展開を考えています。


パーソナルにも、芸術に触れる機会が増えています。
絵、音楽はsmooth jazzに加え、オーケストラ、ミュージカル、バレエ。

Seiji Ozawaさんが80歳のお誕生日の2015年はいろいろCDが記念で発売となっているようです。
水戸の室内楽団を指揮されているのですが、気がついたのが遅すぎてチケットは手に入りませんでした。
再来年は必ず!と心に誓いました。



要注意:国際詐欺メール (United Nationsを名乗り)

2014-12-20 23:04:35 | グローバリゼーション関連
下記のようなUnited Nations Department of Economic and Social Affairs(DESA)を名乗り、国際詐欺メールが出回っていますので、要注意。

国連本部でも詐欺メールの注意喚起あり

Dear Invitee, Nonprofit/NGO Colleague,

On behalf of the organizing and scientific working committee, the United Nations invites you to a Four-day summit of Economists,Educationists,Administrators,Manufacturers, Researchers, Non-Governmental Organizations,Religious Leaders, Community Organizations, individuals from the Public and Private Sector from 27th - 30th Jan, 2015 in London (UK) to assess the worst global economic down turn since the Great Depression. The aim is to identify emergency and long-term responses to mitigate the impact of the crisis, populations and initiate a needed dialogue on the transformation of the international financial architecture, taking into account the needs and concerns of all countries of the world.


The United Nations - DESA summit coming up in January was mandated at the Follow-up International Conference on Financing for Development, held in June 2009 in New-York. Member States requested the General Assembly to organize the meeting "at the highest level".

Date: 27th - 30th Jan, 2015
Venue: International Convention Centre London, United Kingdom. Conference Theme: Impact and implications of the global financial and economic crisis on sustainable development & climate change proposals for an integrated global response to the crisis.

Registration to this Summit is absolutely "free" and strictly for invited individuals and organizations only. As an invitee, you have received a registration code UNDESA/03260/2014/UK with the invitation letter, which grants you access to the registration form. The United Nations Department of Economic and Social Affairs (UNDESA) will sponsor free travel costs and all-round flight ticket for all participant. Invited participants will only be responsible for their hotel accommodation and feeding cost at the Hotel Royal Queens. The International Convention & Exhibition Centre (ICC) London, United Kingdom is the venue of this summit while the Hotel Royal Queens has been officially designated to accommodate all participant for this unique and prestigious global financial and economic crisis summit. Participants will enjoy shows,attractions, activities, and tours available in host city.

Call for papers:
United Nations welcomes paper presentation from interested participants, scholars, financial experts, policy makers, and other practitioners. Paper presentations will be scheduled for 20 minutes each including questions.

The following topics can be covered in your submission and presentation:

* Causes and Solutions of the Global Financial and Economic Crisis
* Global Repercussions of the Financial and Economic Crisis
* Fundamental Defects of the Free Market System
* The Impact of the Financial and Economic Crisis on Developing Countries
* The Impact of the Financial and Economic Crisis on Millennium Development Goals MDG's
* Accounting & Financial Regulations
* Government and/or Private Sector Response to the Financial and Economic Crisis
* Any other topic relating to Finance and Economy.

Important Dates:
Submission of Paper Presentation and Proposals -10th January, 2015. Submission of Registration form and Proof of Accommodation from the Hotel Royal Queens -- As early as possible. Registration Closing Date -- As set by the United Nations.

For further details about registration form, visa, flight ticket and other details, write an acceptance letter to be part of this event and send directly to the (Conference Organizing Secretary) Ms. Cristina Parceog via e-mail: registration@un-events-org.eu

For more information call +44(0)702-401-1774

Register Now!

Ronald Pierre,
[Coordinator]
Communication and Public Affairs.


来年も世界で仕事を続けます。

2014-12-19 20:00:14 | グローバリゼーション関連
2014年も終わりに近づきました。今年も様々な出会いがありました。

シンガポール、バルセロナ、台湾、ミラノ、ニューヨークとフィラデルフィアで学会発表やワークショップ、講演などをさせて頂きました。

来年は、恒例のシンガポールの学会が2月初旬、3月は大好きな街のマストリヒトでリサーチ会合。
6月はトルコ、9月がグラスゴー、10月はサンディエゴ・ラスベガス・スプリングフィールドの予定。
ブルガリアで学会コラボレーションができるか検討中です。来年は、落ちついてリサーチをします。

12月の正月休みに、じっくりと年間の動きを考えたいと思っています。


"You make me feel brand new."

2014-12-18 00:55:52 | 芸術 Art
なつかしい曲を聞く機会がありました。

なんと家族のギターの先生にお会いする機会がありました。その先生のライブ演奏を聞く機会があり、感激しました。私も知っている曲で、"You make me feel brand new."というのがありますが、大学時代に好きな曲のひとつでした。知っている曲だととても親しみを感じてうれしかったです。

"音”に人生をかけている家族の影響で、”音”について興味深くなりました。

最近は、クラシックのオーケストラの内部事情に関する本(小澤さん関連の著者)を読みふけっています。
先日は持っていくのを忘れたので、新幹線の中で読めませんでした。

クリスマスは、コンサートに毎年行くことにしていますが、今年はアヴェマリア。

アジアにご縁の数日でした。

2014-12-18 00:53:39 | 感染症関連
タイやシンガポールに留学している方から同時にご連絡いただきました。

また南アジアでのリサーチプロジェクトの可能性についても打診いただき、とてもワクワクしました。

今回は現地にいけないのですが、今後現地調査も兼ねてご一緒できるといいなあと思います。

本日はこれで休みます。

米国ID fellowshipはチャンスです!

2014-12-17 00:26:33 | 感染症関連
米国の感染症科フェローシップが、どういうわけか内科系サブスペシャリティーのなかで人気が減り、マッチングで空きポジションが多発しています。

私の母校のUniversity of Texas-Houstonもマッチング後、あきポジションが出来たため、プログラムディレクターから知り合いで興味ある人がいれば応募してほしいとご依頼が来ました。すぐに知人を紹介しましたが、現地も必死ですし、米国のレジデントでほかの科にマッチできなかった人がすぐに代わりに決まってしまいました。

そうこうしているうちに別の感染症科プログラムでまだ空きポジションがある大学へ、私のかつての教え子であった方が果敢に応募して、見事、ポジションを獲得しました!との連絡を昨夜いただきました。

私も即座に返信して、おめでとう〜!とお祝いしました。彼は、USMLE Step 3まで合格している有望な人材でしたが、やはり”準備している者”に、チャンスは訪れる、ということですね。

私自身のミッションのひとつは、グローバルに通用する人材が育つのをファシリテーションすること、ですが、
今年はいろいろな方の飛躍を目の当たりにできてうれしい年でした。

沖縄と横須賀の米海軍病院には知人が1名ずつインターンに採用されました。今回の感染症科fellowshipへ採用された方と合わせ3名のうれしいニュースを共有できてとても幸いでした。

いま国外の大学院で感染症関連の勉強をしている若手の方からご連絡をいただき、とても頼もしく思っています。

”自分を越える人材を育てる”というのは、究極の教育だなあと実感します。自分もlifelong learningで常に新しいことに挑戦します。

自分の”zone of proximal development"と教育学でいいますが、自分が背伸びして届く領域へがんばって背伸びして、サポートしてもらいながら自分のものにしていくということの繰り返しが必要だと思います。昨夜のNHK プロフェッショナルの狂言師の方の映像が目に焼き付きました。芸は常に精進、終わりなき自分との戦いです。

夏の国内Dengue fever デング熱症例の報告

2014-12-16 10:03:55 | 感染症関連
国内で70年ぶりに報告された最初の症例の詳細が公開されました。

ご参照ください。

来年夏は、デング熱、エボラ出血熱など、ウイルス関連疾患の鑑別が必要な症例への対応を考慮する必要があるかと思います。冬の間に、感染対策訓練をしっかりして、備えたいところですね。

デング熱は人から人には感染しないため、標準予防策です。