矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

とちおとめのいちご入りカレー

2013-04-30 21:31:32 | 日記
連休中にとちおとめという栃木県のいちごが入ったカレーを2箱買いました。

今日はそれを試してみたく、自宅に戻ってそれを試しました。

だいたいわが家は魚中心で、今日はさんまを焼きました。豆腐と、もやしとインゲンなどを
副菜に。。

デザートはだいたい果物が中心です。ヨーグルトと果物を混ぜたものの多いです。

お茶は、いまgreen teaで日本茶(以前にいただいた静岡のもの)、台湾でいただいたウーロン茶(とてもさわやかな癖のない味)、
日曜日などはフォションのアップルティーなども好きです。ハーブティーではカモミールがさわやかですね。

お茶はいただいたものがたくさんあり、そのときの直感で好きなフレーバーを試しています。

"Life is short." なので、好きなもの、大好きなものを自分の周りにそろえて楽しむようにしています。

カーテンの色とか、テーブルとか、何気ないものでも気に入ったものだとそれだけで幸せ感があります。。。

この次の4連休はお休みです。1日は自宅のお掃除、1日は勉強か仕事、1日は家族とお出かけかなあ、と思って楽しみにしています。
1日は、Jazzを聴きながら読書かな。あとはゆったり芝生でお昼ねしたいです。




IDSAへabstract submissionしました。

2013-04-29 23:19:12 | 感染症関連
締め切りぎりぎりでしたが、IDSA(米国感染症学会)へabstractをsubmissonしました。

1日中、学内で診療かリサーチ作業をしていました。かなり疲れましたが20時すぎには帰宅できました。

連休中は人手が不足するので、注意が必要な患者さんをさっとフォローしてラウンドしました。

やはり臨床は楽しいし、自分の原点であることを確認します。

いまおそらく半分から6割ぐらいの時間をリサーチに配分しています。

明日から3日間の平日ですが、ここでも現在デザイン中のスタディの大枠を固めて、日本語と英語の両方の改訂版を作成予定です。

かなり忙しいですが、やりがいのある仕事なので踏ん張ります!

五月晴れの素晴らしいお天気が恵みですね。。ありがたいことです。周囲のお花や緑が美しく、若葉がきれいです。

私の好きな季節は、少しひんやりした5月、秋の10月のはじめ、でしょうか。

もちろん桜の4月も好きです。5月のツツジ、6月のあじさい、のお花と四季が日本の大好きなところです。

家族と栃木探索の1日でした。。

2013-04-28 21:13:19 | プライベート
今日は、朝からお布団干して、お弁当をつくりました。12時ごろから車でお出かけして、初めて”天平の丘公園”の花祭りに行きました。

たくさんの家族連れや仲間で訪れている方などで、みんながお弁当を広げて、満開のツツジや藤棚を楽しんでいました。




私たちも9年目に突入した栃木生活で、はじめて近所の史跡を訪れることにしました。

”天平の丘公園”は、晴天ですばらしい環境で、2時間ぐらい滞在しました。おにぎりと卵焼きとおかず。卵焼きも5年ぶり?ぐらいにつくりました。

いつもはスクランブルエッグか、目玉焼きか、ゆで卵で済ませてしまって。

その後、私が大好きな”焼き物”のフェアーがあるので、こちらも初めて”益子焼”フェアーに行きました。




伝統の焼き方をしたという柿袖という柄のコーヒーカップをペアで買いました。さっそく夕飯で使ってみました。


小学校4年生のときに学校のクラブで、焼き物クラブに入りたかった(授業の一貫の週に1回のクラブ活動ですが)のですが、遠慮してしまって入れず、
代わりに”お料理クラブ”に入りました。こちらも楽しかったのですが、いまでもあのときの”自分が本当に欲しかったもの”を自らあきらめてしまった経験は
鮮明に残っており、成人してからも、在米中に焼き物を体験ツアーしたり、”埋め合わせ”しています。

”骨董好き”な父親ゆずりか、出張の度に、機会があれば、ふだんの食卓で使えそうな焼き物を買ったりしています。

結婚して間もないころ買った”有田焼”の夫婦茶碗や、行ってみてはじめて魅せられている金沢の九谷焼、地元岡山では備前焼をいただいたり、
学生時代から尊敬して憧れる先輩が講演に呼んでくださったときに、山口の”萩焼”をいただいたりしました。沖縄に住んでいたときにも、自分で買った
沖縄の焼き物や贈り物としていただいたお気に入りのコーヒーカップがあります。

どれも普段使うようにしています。

好きなところに行って、好きなものを買って、それに囲まれて暮らすことは、とても”幸せ感”上げるなあと実感しています。

家族と一緒に、平和で、穏やかな時間を持てた今日をとてもありがたいと思いました。

明日は、当番で仕事で、夕方からprofessional modeに切り替え中です。。。




AMEE 2013 ひとつはoralでacceptされました!

2013-04-27 21:50:27 | 医学教育
とてもうれしいニュースですが、昨年に引き続き、2つ出していた一方が、Oral presentation でacceptされました!

志を同じくする仲間で3年間やってきた学生教育を、学術的な形として残せることをとてもうれしく思います。

医学部での教育をもっともっと重視する”文化”をつくるには、学術的な情報発信が不可欠と思っています。

Biomedial areaと異なるのは、qualitative researchも多いため、Biomedicalの観点からは理解できないことも多いので評価されにくいところです。それがもっとも難点。

私自身も最初は(いまでも?)、毛色の違いに戸惑い、quantitative resaerchの感じで(そういう立ち位置)読む習慣になっているので、違和感がいっぱいでした。

もう3年になりますが、いまでもまだ知識が少ないため、orientation がつかず(どの領域の話なのか eg., psychology or behavioral science, constructivism, sociology, anthropology, etc..),混乱することもありますが、少しずつexpertiseを磨いていきたいです。

私のメンターは、一人はeducational psychologistでPh.D (普段は、Maastrichtの医学生もPBL tutorとして教えている方)、もう一人はUKの方で、
MD, Ph.Dの方なので、特に臨床現場でのteaching, learningについては、彼がメンターで本当に幸運です。そのまま彼のexpertiseが私の興味に一致しているからです。

この調子でがんばります! 今年は5本中、abstractの採択4勝目。あと1本出しているのが日本医学教育学会のinternational session (英語)。なんとかこれもacceptされているとよいのですが。。

残り2本も出せるように準備します!

草取りしながら、Jazz聴いて、本読みました。。

2013-04-27 14:58:13 | プライベート
最高の五月晴れとも言えるすばらしいお天気でしたね。。

朝から、春になって”ずいぶんと育ってきた”我が家のお庭の草たちをまた草カル時期になりました。

どこから手をつけようかなあ、とちょっと途方にくれましたが、いつも始めると熱中して草を抜き続けると1時間ぐらいでもかなりきれいになります。

今日もそうでした。。芝生がもう見えないぐらいに生い茂っていたクローバーやタンポポなどの自然の雑草たちを取りのぞくと少し、もとの芝生が見えてきました。

スプリングフィールドで、帰国直前にお招きいただいた産婦人科の先生のおうちが、まるで夢のおうちのように素敵なおうちで、スプリングフィールドの豊かな自然、公園、森?の中に立っているおうちで、階段や2Fの子供部屋のすべてからグリーンの森が見えていました。子供たちが幸せに遊ぶ姿が目にうかぶようで、私もいつかこんなところで家族と暮らしたいなあと、パーティ恒例の自宅内ツアーをしていただいているときに思いました。

そのイメージが強烈で、現職場に引っ越しした8年前にも、直感で1Fの部屋に入りました。自宅前が公園で、まるで”プライベート森”のような感じにリビングから見えます。いまも見ながらtypeしており、グリーンがすごく癒しになるんです。。。

Jazzも無料で、popular smooth jazzが流れるweb radioで、ずいぶんecoな生活かな、と思います。

昨夜、欧州医学教育学会 AMEEに出していた2つのabstractのうち1つはacceptされた知らせが来て、とってもうれしかったです。もうひとつは一緒に出した先生のところに連絡が行っているのでまだstatusがわかりませんが、教えてくださいと連絡しました。なんとかacceptされておいてほしいです。

もしそれもOKなら今年は、これまでで4本acceptされたことになります。

週末に5月1日締め切りのabstractをなんとか出そうと奮闘します。。。8月締め切りのシンガポールAPMECにも1本出す予定。
今年は最低7本出すのが目標です。できれば全勝を目標。。。

同時に出したabstractをどんどんfull paperにしてpublishすることも進めねば。と思っています!

ライブセッションの醍醐味と読書。。

2013-04-27 00:30:52 | 医学教育
今日は、午後、学会の委員会に参加しました。

お天気がよくて、少し歩きました。春らしい気候で気持ちよかったです。5月のツツジの季節で一番好きな季節のひとつです。

委員会が17時ごろ終わり、東京駅に向かいましたが少し時間があったのでオアゾに行って、いつも本屋さんでさらっと平積みのビジネス書などを見たり立ち読みしたりして、2冊買いました。主婦のパートだったかたがカリスマ駅弁販売とJRの営業所長?になった本を買いました。あとユダヤ人大富豪の教えの本田健さんの新著を買ってみました。読みやすくエネルギーをいただけるので何冊か持っています。

その後、20年ぶり?ではないかと思う横須賀線に乗り、今日講演させていただいた関東労災病院へ向かいました。医学部6年生のときに横須賀米軍病院に1週間見学に行ったのですが、そのとき以来かなと思います。横須賀米軍病院で、元病室であったところが宿泊施設になっていたのですが、朝4時起きしたとき朝焼けがめちゃくちゃきれいで、
感動したのをいまでも鮮明に覚えています。

講演会場はとても大きな会場で、開始の15分前で10名弱?ぐらいだったと思うのですが、みるみる会場が満杯になっていったように思います。最初2例の症例提示があり、
鑑別診断を考える形式だったので、私も非常に勉強になりました。

その後、私のレクチャの時間になりました。少しボリュームが多かったので10分ぐらい超過してしまいました。新人さん向けにつくった感染症まるごと式で、感染対策、
職病感染対策、診療の基本を網羅する形にしていました。

この内容での講演をもう少しブラッシュアップすべきと反省しました。時間が長過ぎて、参加の方の集中力が持続できなかったのではないかと思いました。
レベル設定をこちらは新人さん向けにしたのですが、これでよかったかどうかも検討の余地がありました。ニーズにあっていたのかどうか。

必ず、質問を投げかけることにしていますが、どのくらいついてこれていたのか見えないところもあり、やり方を工夫しないといけません。

前提として、会場の大きさ、スライドの見え方、机やいすの配列の仕方が事前に把握できないと詳細なセッションデザインはできないのですが、プロとしては
どんな状況でも、インターアクティブにいかに参加者をengageするか、スキルを磨く必要があります。瞬時の状況判断とセッションの進行に修正をリアルタイムで
することが必要です。奥が深いので、同じ内容でセッションするときは、事前によくデザインを練ります。

最後に、読書と言えば、新聞記事で見てずっと読んでみたいと思っていた渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」も数日前に出張中の最寄り駅の本屋でみつけて買いました。岡山にいらっしゃるので、よく知っている大学の先生でした。物静かな言葉に深い教えがあって日々の生活を反省しています。



H7N9 対策が必要ですね。。

2013-04-25 21:16:17 | 感染症関連
メディア報道の二次情報なので確認が必要ですが、中国以外に広がる気配ですね。

時間の問題であったと思いますが、人の行き来が増えるゴールデンウイークは対策で気を抜けない時期となるでしょう。

休日体制で人手不足のときに、混乱が起きないための対策をしっかりと立てておく必要がありますね。

Email などによって専門医同士でも情報交換がありました。エキスパート同士で相談したり情報交換することで、多面的な判断が可能になると改めて感じました。

家族とも話していますが、自分ひとりだとどうしても見落としがちな視点を最低2名いることでかなりの部分避けられることをここのところ何日も感じます。

私たち家族も年数を重ねるごとに関係性が成長しているように思います。
自分では思いつかない考え方や仕事の領域が異なるがゆえの鋭い質問やフィードバックをありがたいなと思います。

本日の会議終了。。。

2013-04-25 00:39:01 | 日記
やはり多くの方の意見が集まると、リサーチのデザインもよりよいものにできることを実感します。

医学教育リサーチでも、最低2名のメンター、さらに別の2人のreviewerがおり、最低2名で同じ内容を吟味できると多角的に物事が解釈、判断されて非常によい感じです。

今日の会議も3-4時間があっという間に過ぎてしまいます。今日は最終ではなかったですが、帰宅が23時になりました。。。

夕食は、昨日は中華丼風、今日はカレーを朝つくって出かけました。家族の寛大さに感謝。。。。

4月、5月の連休は仕事、自分の勉強、家事などなどであっという間に過ぎ去る感じですが、1日はお出かけしたいです!

4月26日は関東労災病院で講演させていただきます。。新人さん向けの内容にしていますが、明日、内容とレベルの最終確認予定です。

Maastricht 大学からPh.Dコース入学許可がきました。

2013-04-23 21:37:44 | グローバリゼーション関連
昨日、日本時間の夜遅く、Maastricht大学からPh.Dコースに入学する許可が来ました。学内review systemにuploadしたproposalに対して、external reviewer 2名が通常のjournalの感じで規定の項目についてreviewしてくれました。コメントも上々で、Minor commentsのみでした。よかったです。

さっそくmentorの一人からお祝いの連絡とさっそくskype meetingしようか、とのお誘いをいただきました。

昨年の6月に現地でマスターの卒業式がありそのときにお話をいただき、継続してリサーチをする決断を下したことが大きな転機になりつつあります。

昨年10月から今年の3月まで約6ヶ月にわたり、proposalの作成を行いました。高い基準にどうやって到達できるだろうと大きな壁にぶつかった感じで、非常に大変でしたが勉強になりました。

高い基準をクリアすべくProposalの書き方を最初からトレーニングしていただき、特に慣れないqualitative researchの方法論も含め、Biomedical領域以外のPsychology, educational science のsearch engine (PubMedとは異なる)をいくつか教えていただいたり(ERIC, PsychInfoなど)、毛色の違う文献を読み込む必要がありました。

今回同時にbiomedicalのquantitative researchも同時にデザインするという”まれ?”な境遇になり、頭が沸騰しそうでしたが、なんとかともに目処が立ってきており、
少し安堵しています。明日はそのbiomedical clinical researchの会議です。

MaastrichからPh.D コース登録のために必要書類の提出のリクエストがあり、書類作成に奔走します。

今回も医学部の卒業証書のコピー、その翻訳書類とそのコピー、などを公証役場でcertified copyにしてもらう必要があります。
トレーニングのため、大学院入学のためなどで、国外で活動、異動するたびに、膨大な証明書類の提出があり、渡米以来、すべてコピーのストックをつくっています。

卒業証書のコピー、国内外の大学院の学位記と翻訳書(業者の翻訳書が求められる)のオリジナルとそのコピー、医師免許と翻訳書のコピー、
州のライセンスのコピー、レジデント修了証(NYの病院)、フェロー修了書(テキサス大学)、内科と感染症科の米国専門医資格のコピー、などなどスーツケースにこれらはオリジナルとコピーのストックを10枚ずつ以上持っています。特に日米引っ越ししているときは、紛失するリスクが大きいので絶対に船便などでは送らず、スーツケースで自分で持って引っ越ししていました。懐かしいなあ、と思いながら、さきほどスーツケースをあけて医学部の学位記を見ました。

米国大学院は3ドルぐらいでonline申し込みで、すぐに先方に直接卒業証明書などは送ってくれるので助かります。Maastrich大学大学院の修了書は、卒業時点でこうした証明書提出を見越して10枚ぐらい証明書がセットになっているものをくれました。欧州は異なるシステムなんだと感激しました。

明日の夕方からの会議に備えて、今日も少し早めに寝ます!





昨日のグラム染色と「知の鎖国」の本

2013-04-22 20:35:30 | 感染症関連
昨日のグラム染色ですが、同定されまして、Streptococcus anginosusでした。1セットはStretptococcus mitisも培養されてきました。

連鎖球菌は、奥が深いので、学生、研修医の方に、たいてい分類の質問、Group 分け、各グループの代表的な菌の臨床症状の特徴などを質問します。
Teaching pointが多いので、ラウンドも教育的に構成しやすいトピックスです。

Bedside teaching, bedside learningは私自身もっとも、楽しみましたし、ついたattendingの診療姿勢などを体感できて一番勉強になりました。
そうしたところを重視したいと常に思っています。

98年に出版された本ですが、「知の鎖国」という本を斜め読み始めました。ずっと前に購入して少し読んで、内容が少し固いので疲れているときには読む気がしませんでした。98年時点のことが、いまでも十分当てはまっているのを確認し、なかなか社会が進化、変化するのが難しいことを感じます。

一方で、昨日、いつもパワーとやる気をいただくDr. Tina SeeligのCreativityの本を読み終えました。こちらも斜め読みで途中になっていたのですが、とても楽しみながら読めて勇気づけられました。「制約がイノベーションを生む燃料」である、ということを教えてもらったり。。。制約が大きければ大きいほど、イノベーションが必要だし、
生まれる土壌ということなのですね。

Dr. Seeligが、日本で失われた20年って誰もがいうけど、それは日本人がそのように”刷り込まれているから”だと鋭い観察を書いてありました。
”思い込み”の威力は大きいと思います。

私も”思い込み”を自分でコントロールするようにしています。”よい思い込み”をしていると、”思った通りに”ことが運ぶんですよね。。。
ほかの方にもそのように教わりました。Anthony Robbinsにも。

高速で走っている車が、事故を起こしたとき、50 mの間隔で立っている電信柱にわざわざぶつかってしまうのは、電信柱に意識がフォーカスしてしまうことが原因、と
メタファーを使っていました。50 mも間隔があいているので、意識を別の場所に移せばよいのに、電信柱にぶつかってはいけないと”電信柱”にフォーカスするので衝突してしまうらしいです。

意識のフォーカスを変えることだそうです。

「知の鎖国」にしても、「いわれのない思い込み?」や「日本人の集団意識」が変わると、いまよりももっと素晴らしい国になると感じました。

本日のグラム染色 (血液)

2013-04-21 11:31:32 | 感染症関連
グラム染色は、感染症教育では非常に重要ですし、検査と臨床判断が直結する部分でもありますね。


教育的な写真なので、シェアします。血液培養のグラム染色。




米国で質保証の点で、レジデントが直接グラム染色をすることはなくなっていますが、感染症科コンサルテーションをしているときには
検査室へ見に行ったりします。

私も自分で直接行うことはしませんが、熟練の技師さんに教えていただきつつ、常にグラム染色は確認します。

Maastricht大学では、2年生のPBLがreal patient encounterを利用していると伺っています(paper-patientでなく)。
そういうところで、real Gram stain が検査で見れたら、もっとrealityが出るかなと思います。

日本で4年生向けに昨年度はreal patient encounterでclinical reasoningのセッションを始めています。

必要最低限の検査で確定診断するdecision makingの教育をもっと日本で導入・実行したいですね。

在米中には、2年生(pre-clinical)の学生が、基礎医学系の感染症と免疫のPBLユニットを学んでいる13週間のうち、
性行為感染症(STD)クリニックのローテーションが2回ぐらいありました。

学生さんは、クリニックで割り当てられた患者へhistroy-physicalをした後、指導医の私にpresentation して、そばにいる検査技師さんがすぐに尿道分泌物のグラム染色をしてくれて、見せてくれるという教育と診療現場がありました。小さいクリニックで、患者もレジデントほか数名の医師、指導医が関わっており、social workerの方がたが
カウンセリングをしてくれるので、医師は診療に集中できて、とてもよいシステムでした。当時一つ前のdirectorだったかたがこうした地域保険局のSTDクリニックを
つくったそうで、感銘を受けていました。

基礎系の知識を、臨床現場にいかにapplyするか、”Theory transfer"と呼びますが、ここの部分を日本の現場でもっと改善したいと思っています。

芝ざくら公園に行きました!

2013-04-20 20:41:37 | 日記
今日は、栃木県内の市貝町の芝ざくら公園に行きました。満開、見頃ということで、家族と出かけました。







鯉のぼりもありました。


雨が途中で降ってきましたが、たくさんの方が訪れていました。ピンクのカーペットみたいな感じでした。素晴らしい光景でした。

冬みたいに肌寒い日でしたが、ほのぼのと。。

久しぶりに、今日は私が運転担当して車の運転スキルの維持に。。。

日本での運転もこの3年ぐらいでずいぶん慣れました。ファミリータイプの車なのでバックするのが慣れていなかったのですが、最近は慣れてきました。

世界のニュースを一緒に見ながら、いなり寿司などで夕食でした。

明日は私たち家族の大切な日です。お花を買って飾りました。

シンガポール国立大学NUSの躍進!

2013-04-19 21:34:52 | グローバリゼーション関連
3年前ぐらいから、毎年1月に開催されるシンガポールでのアジアパシフィックの医学教育学会に参加しています。

広大なキャンパスに、素晴らしく発展した教育プログラム、アジアのリーダーとのスローガンで学会場に集まった世界中の人たちに効果的にアピールしているのが
印象的な大学が、シンガポール国立大学 National University of Singapore です。

2名ほど、NUSの関連病院で1500床のSingapore General Hospital SGHに臨床見学を受け入れていただきました。教育に感動して二人とも帰国しました。

新聞報道で、世界の大学ランキングでアジア版、NUSがYale大学と提携しリベラルアーツの教育強化をするそうです。あの勢いを毎年目の当たりにしている者としては
おそらく1-2年後にアジアの頂点はNUSに移るだろうと確信します。私自身も、毎年訪れながら、アジアであり、英語が公用語であり、治安もよく暮らしやすいので
移住したいなあと思ったりしていました。

プロフェッショナルとしても、よい友人もおり、素晴らしいアカデミックな環境です。

私自身も今後のキャリアをずっと考えながら、スキルアップをして戦略を練っています。やはりグローバルアリーナでいかに仕事をするかは私のキャリアの根幹です。

日本をベースにするならば、最初は少人数からバイリンガル教育を実施し、少しずつそれをクラスへと拡大したいと思っています。

また世界の最新プログラムに伍する、エビデンスに基づいた医学教育カリキュラム開発を行い、カリキュラム全体に一貫したアセスメントプログラムという評価プログラムの導入と実施を目標にしています。

砂漠のなかで、日本人の方がオマーンに学校をつくって話題になりました。その学校みたいに、少しずつ実績を積み上げていくようなプロフェッショナルスクールをつくりたいです。










抗菌薬はじめの一歩の本とアウンサン・スーチ氏のインタビュー

2013-04-18 20:16:12 | 感染症関連
今日うれしいニュースがありました。 

「絶対わかる抗菌薬はじめの一歩」は以前、韓国語に翻訳され、韓国版の本も私のオフィスの書籍棚に飾ってあります。

今日は別のアジアの国のひとつで感染症専門医をしている先生から連絡があり、若手の抗菌薬の習得にとてもよいんで、翻訳したいと申し出がありました。

私の「矢野(五味)晴美の感染症ワールド」のhomepageを見てくださったようで、日本語もできる方とわかりました。

自分の本が、日本だけでなくほかの国の学生、若手医師のためのお役に立てることを本当にうれしく思います。

自分の信念である、医学生、若手医師のために最善のトレーニング環境、学習教材をつくることを、今後も情熱を持って継続していきたいと思いました。

昨夜、家族と一緒に、アウンサン・スーチ氏のインタビューを見ました。TVを通して、女性らしさと凛とした強さを見ることができ、本当に女性として
お手本にしたい方だと思いました。彼女の英語は、いつ聞いても、とても品がよく、チャーミングで、Queen's Englishそのものだなあと聞き入りました。
言葉のひとつひとつが、含蓄があり、経験と教養、高い見識から発せられていることがTVからも感じることができて感激していました。

彼女の著書を途中まで読んでいましたが、また読み始めたいです。

今週は、出張がなく穏やかに過ごせました。締め切りがある仕事を次々と片付け、あと1つとなりました。明日こちらも済ませたいです。

週末は、家族と近所の天平の桜?という史跡へ行ってみたいと思っています。家族と週末を過ごせることがいかにありがたいか実感します。


Maastrichtからの返事待ち。。

2013-04-17 21:35:54 | research
今年は、年頭から大きなプロジェクトに携わる機会をいただき、勢力的に取り組んでいます。

Maasrticht大学へ提出したproposalについても、まだ評価中で、返事を待っています。なんとかacceptされたいものです。
世界をリードするリサーチャーと一緒にサイエンスを進めるような仕事をするのが目標です。Mentorをはじめ、ファカルティがどの方もすばらしいので、
よい点を学んで、independentにいろいろなプロジェクトを医学教育の領域で行いたいです。

昨日は、京都大学の方とコラボレーションしているプロジェクト(Cochrane reviewですが)を最終的にまとめるためskypeの予定が電話meetingになり、1時間ほど
ディスカッションしました。疫学やスタディデザインを学んでいる方なので、率直にシャープなコメントをいただき、非常に助かりました。今日は午後、それをもとに
revisionを作成しました。学術的な言い回しを調整する必要がありますが、ドラフトができました。

その合間にも、今日は残っているご依頼原稿のうちのひとつを半分ぐらい済ませました。本筋の仕事に集中するため、締め切りに追われる仕事は早々に済ませてすっきりしたいと思っています。

夕方は、会議と症例カンファレンスがありました。症例カンファレンスは非常に教育的なもので、ディスカッションもすばらしいものでした。
アカデミックな臨床カンファレンスが増えるといいなと思います。

こうしたカンファレンスの実施は、私の目標でもあります。医学教育の学習環境をもっともっとよくしたいです。

TEME (Teaching and Learning in English Seminar)や、バイリンガル教育を実行する準備をしています。

6月15日開催のIDATENカンファレンスですが、私が担当で、3症例のうち、1例は英語でのプレゼンテーションとディスカッション(日本語での質問やコメントは可能
)を予定しています。日本循環器学会は、半分ぐらい英語で学会を開催しているそうです。英語ディスカッションをもっとルーティンにすれば、みんな慣れてくると思います。