矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

東千葉メディカルセンターにお伺いしました。

2016-10-31 22:57:50 | 感染症関連
本日は、東千葉メディカルセンターにお伺いさせていただきました。




JR京葉線で、大網(おおあみ)駅が最寄りです。



千葉大学の教育病院としてスタートされたと伺いました。

きれいな病院で、感銘を受けました。


Infection control team (ICT)の皆様とラウンドさせていただき、ICU、ERなどを見学させていただきました。

お招きいただきました総合診療科の金井貴夫先生、ICTの呼吸器内科の笠原先生と記念撮影させていただきました。


事務の方、感染管理看護師、薬剤師、検査技師のかた皆様が大変すばらしく、暖かくほっとするように心地よいお時間をいただきました。

今後も連携させていただきます。

第1回水戸黄門漫遊マラソン 5 km 完走しました!

2016-10-30 20:26:35 | ヘルス 健康管理
本日は、曇りで肌寒い状況でしたが、記念すべき第1回水戸黄門漫遊マラソンが開催されました。













私は、体力的にも制限時間でもフルマラソンは無理のため、5 kmコースに出場させていただきました。







来年はフルマラソンに出たいです!! それはみんながもらっていた水戸黄門と梅の花の完走メダルがほしいなあと思ったからです!

同じ病院の方のメダルです!






Bravo! クラッシック観賞

2016-10-29 22:27:03 | 日記
最近は、音楽の勉強もTVで毎週行っているため、知識も増えてきました。まだまだですが、少しオリエンテーションがついてきました。

水戸は、水戸芸術館というすばらしい芸術ホールがあり、とても気に入っています。

時折、家族と一緒に出かけます。

ステージと観客席が近く、演奏がすごくダイナミックに体感できます。音響もよく、サントリーホールのような”盆地型”のホールです。
玄関ホールのパイプオルガンもすばらしく、無料コンサートもされています。

今日は、モーツアルトの交響曲25番、ト短調(前聞いたことのある曲でした)。

それから、プロコフィエフという初めて聞いた作曲家の曲。こちらもよかったです。

最後はビゼーの交響曲。Bravo!という歓声がなんども上がりました。

街並みも大好きで、行きは徒歩で会場まで行きました。帰りは少し冷え込んでいたのでバスで駅まで戻りました。

絵画や音楽で、「個の表現」を体感し学びながら、私自身が「自分らしさ」をどう表現したいか、を考えています。

来週の講演・セミナーのご案内

2016-10-29 14:31:57 | 感染症関連
来週は3カ所で院内講演会、研究会、地方会講演などをさせていただきます。


2016年10月31日(月)17時から
東千葉メディカルセンター 院内講演会 (千葉県)
「手洗いから始める感染対策 ~ 基本の徹底が患者を救う〜」

2016年11月2日(水)18時〜 第5回岡崎感染症研究会 (愛知県)
場所 愛知県 岡崎市民病院 【診療棟2階 研修室】
「抗菌薬はじめの一歩 2016」

2016年11月5-6日(土日)6日 10-11時 日本呼吸器学会北陸地方会 教育セミナー 1 (福井県)
福井商工会議所
「肺病変のある患者へのアプローチ ケーススタディ」


東日本合同学会 Day 2

2016-10-27 23:54:53 | 感染症関連
本日は、貴重な症例、ご講演が多く、大変勉強になりました。

昨日の千葉大学名誉教授の上原すゞ子先生と記念写真を撮っていただきました。


信濃川のゆったりとした流れにこころが癒されます。






景色がきれいでした。



早朝のセッションで、デング熱の死亡例、ダニ媒介脳炎の死亡例のご発表があり、情報を共有くださいました。日本での症例のため、詳細をお伺いできとても教育的でありました。

そのほか招聘講演でも、基礎医学と臨床医学の融合、3Dものづくりの医療系への応用の可能性など、興味深いセッションが多かったです。

また茨城県内の衛生研究所の先生がたとも学会場でお目にかかれました。
日頃PCRなどの検査でお世話になっておりますので、改めて今後も情報共有と連携を双方で確認しました。とても心強いです。

ランチョンは、当院であまり診療することのないinvasive mold infection 侵襲性菌糸感染について、血液悪性疾患、移植患者さんの症例などのセッションに参加しました。臨床的な勘を維持することや国内疫学動向を学ぶ貴重な機会となりました。

最終日は、自身の教育講演9 「感染症アップデート ~診療を変えるエビデンス〜」で、最新の良質の臨床研究・エビデンスのご紹介のセッションを予定しております。AMR 抗菌薬耐性への当院での取り組みのご紹介などもさせていただきます。

午後は、共同研究で新潟大学へもお伺いし、短時間ながらもinsightfulなコメントをいただきました。

懇親会場では、いろいろな方にご挨拶させていただきました。30種類の新潟の日本酒が味見できるようになっておりました。
私は、ひとつだけ、「夢」という名前のものを少しだけいただきました。


当科の仲間たちと慰労会へ。





たけのおちょこの風流に感激しました。







新潟名物の厚揚げです。





ウラジオストック便り〜。

2016-10-26 21:44:59 | 日記
私の親友のひとりがウラジオストックで勤務しています。

とてもうれしいことに、1-2年ぶりでしょうか、彼女とskype 電話で本当に久しぶりにゆっくりお話できました。なんどか携帯電話に連絡をいただいていたみたいですが、私は気がつかず連絡がつかなかったとのことでした。着信が外国からのものが確かに何回かありましたが、間違い電話と勘違いしていました。

Soul mateとはよく言ったものですが、いつも彼女とお話すると、世界観がとても大きいのでとっても雄大な気持ちになります。
豊富かつ縦横無尽の人脈と文化経験、現地体験などから発せられることばは、私は「たまらない」魅力です。

今度ぜひ、訪問します!フライトは2時間半の距離とのことです。

冬はマイナス10℃ぐらいだそうで、冬景色もきれいだそうです。

ファミリーデーです。両親にも久しぶりに連絡しました。両親とも70歳を越えて毎年毎年のお誕生日には必ず電話をするようにしています。

お花を贈ったりすると送らなくてもいいから、と遠慮するので、今回は送らないことにしました。甥、妹、私、と順々にお祝いの電話が入ったと喜んでいました。

本日から新潟で東日本合同学会です。

2016-10-26 21:20:17 | 感染症関連
新潟入りしました。

朱鷺(とき)メッセでの学会は何年ぶりでしょうか。私は2004年にお伺いして以来です。12年前になります。

親友が新潟出身で、信濃川が見える自宅によく泊めてもらい、積もるお話 female talkをしていました。

女性ならではのいろいろなお話を彼女と重ね、お互いに成長できたのではないかなあと思います。

本日は、抗菌化学療法適正使用生涯教育セミナーで、ケーススタディの司会を担当させていただきました。

1症例40分のため、「サクサク」と進める必要があり、緊張しておりました。

スモールグループディスカッションは、テンポよく進みまして、on timeで終了でき、ホッとしました。

セッション後に、Hib インフルエンザ菌のご研究、Hibワクチンの導入にキャリアをかけてこられた元千葉大学の上原すゞ子先生と再会することができました。上原先生とは2000年ごろに初めてお会いして以来、学会でお目にかかっております。ずっと現役で学会にもご参加されていらっしゃるのがとてもすばらしいと感激しました。人生100年戦略を読んだばかりのため、私も好きなことはずっと続けていきます!

また、学会場の朱鷺メッセは、ものすごく見晴らしがよく信濃川と日本海が一望でき、すばらしいです。

国際学会で一番のお気に入りはバンクーバーとバルセロナ、サンディエゴなどのコンベンションセンターですが、海が見渡せる会場はとても好きです。

明日からの学会が楽しみです。

御礼:「感染症まるごとこの一冊」第8刷となります

2016-10-24 20:14:03 | 著書紹介
本日、出版社の方からご連絡をいただきました。

感染症のまとめの本として、もう5年前になりますが出版した本ですが、毎回増刷時に情報をアップデートしております。

この度、第8刷となります。

前回の改定では、ワクチンの部分などを最新版に変えております。この5年間にもかなりの抗菌薬の適応が変更になりましたので、変更された場合には増刷時に加筆などして改訂しております。

今回も、できる限り、「最新情報」をお届けする姿勢を維持してまいります。

出前講義 "Antimicrobial resistance and global health" 終了

2016-10-24 19:37:44 | グローバリゼーション関連
本日は、スーパーサイエンスハイスクール(文科省事業)である高校にお伺いさせていただきました。


昨年度もお伺いしましたが、今回2回目です。

今年は、トピックスを、G7首脳会議の議題であるAMR 抗菌薬耐性にしたディスカッションといたしました。


内容を理解していただけるか心配ではありました。その心配は、見事に払拭されました。

さすがに優秀な若者たちで、選択で私のセッションを取っている興味をもともともっている学生さんたちなので、短時間にうまくまとめて、
解決策を考えてくださいました。とてもクリエイティブで、感動しました!


Umin サーバー全停止期間のためご返信できません。

2016-10-23 10:31:42 | 日記
サーバーが使用停止のため、emailはご返信できません。

サービス停止期間(全3回)
1回目:2016年10月22日(土曜日) 12:00 ~ 2016年10月23日(日曜日)23:00
2回目:2016年12月24日(土曜日) 7:00 ~ 2016年12月25日(日曜日)23:00
3回目:2017年 1月 2日(月曜日) 7:00 ~ 2017年 1月 3日(火曜日)23:00


3回あるそうです。お知らせを失念しており、情報をみつけるまで時間がかかりました。

Emailがない生活は、も考えられない時代ですね。

新しい人生展開を学びました。

2016-10-22 11:12:06 | グローバリゼーション関連
一橋大学名誉教授の石倉洋子先生がご紹介されていた"Life Shift" (100年時代の人生戦略)という本を購入して、朝から斜め読みしております。

画期的な概念を教えていただき、今後の世界と人類のあり方を示唆する本で、大変、参考になっています。


40代後半で、50-60歳の10年間をどう生きるのかを準備中ですが、ベストなタイミングでこのような考え方を教えていただきました。

60歳になったら、また国外に在住したり、国外にベースをおいたキャリアなども視野に考えていますが、その意味でも60歳からの人生展開がさらにおもしろくなるようです。

特に、なるほど、と思ったのは、

18-30歳、40代後半、70-80歳などで、エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーというようなキャリアステージがある、ということでした。

私の場合、医学教育学、ワインの勉強、歴史の勉強、ずっと興味のあった文化人類学・比較文化学などの勉強に打ち込める人生ステージを自分でつくって展開していく、ということを後押ししていただいた感じです。

体重、ヘルス健康管理も持続的にずっと続けることが必要です。MyfitnessPalというアプリケーションを1ヶ月ほど使っていますが、大変、便利です。

パーソナルな興味も、プロフェショナルとしての興味も、ひとりの人間なので、相乗効果として統合されていきますね。

100年戦略では、40歳後半ではまだまだ半分なので、今後、縦横無尽に、いろいろな年代、多様な人たちと交流したいです。

レクチャは効果が低いことを再確認

2016-10-22 10:58:05 | 医学教育
9月末から看護学部1年生の方々と大学で接する機会をいただいております。

18-19歳の学生さんたちは大変、熱心で、毎回感心しております。

2コマ連続のため、少なくとも1科目につき1時間程度は事前学習が必要なデザインです。
2科目同じ日になるので2時間以上は事前学習していただいていることになります。

感染症領域では、コンテンツが多いため、今回、レクチャーの割合を少し増やしてみました。
順番も最初に少し長めのレクチャを入れました。結果、やはり効果が低いことがわかりました。

"Passive learning" レクチャは、「受け身学習」の最たるものです。


もともと
事前課題---グループディスカッション---グループ発表----最後に15分程度のまとめ(知識確認レクチャ)で90分を構成しています。

1回目、2回目とやってみて、時間があっという間に過ぎました。

3回目に長めレクチャを最初に持ってきてみましたが、この方法は適切でないことがよくわかりました。

国家試験の問題傾向をみながら、レクチャの内容も考えていますが、そもそも「国家試験」が「単純記憶試験」factual recallと呼ばれる学習効果が低く、theory transfer (知識の現場応用)が低い形になっているのがとても問題であることを感じました。

国家試験直前に「暗記型詰め込み」で試験は試験で別の勉強をしていただく形が現実的かと考えたり、概念自体をまったく知らないところを独学するのは大変なため、少しでも”講義”にて触れるべきか、毎回ジレンマを感じます。

自身が学んだ学習理論は、真理であることを実体験しました。

今後は、Facts事実をたくさん伝える形式はやはりやめて、自主学習を促し、自分で勉強できるスキルを伸ばすデザインを継続することにしました。

試行錯誤が続いていますが、90名近い学生さんはほぼ全出席、毎回課題もほぼ全員提出というのは驚きで、感銘を受けております。