矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

古い投稿記事をまとめました。

2009-03-23 14:07:53 | Weblog
これまで医学書院の医学界新聞に投稿・寄稿した記事をまとめました。私の主張は10年以上、一貫しております。自分でも改めて当時からの主張にぶれはないことを確認したしだいです。


投稿・寄稿
2003年11月10日 公衆衛生対策に求められる
「コミュニケーション・ストラテジー」
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2003dir/n2559dir/n2559_02.htm

2002年9月23日 院内感染対策ストラテジー・日本の課題(全5回・最終回)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2503dir/n2503_03.htm

2002年9月9日 院内感染対策ストラテジー・資格取得への道(2) (4回目)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2501dir/n2501_04.htm

2002年9月2日 院内感染対策ストラテジー・資格取得への道(1)
(3回目)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2500dir/n2500_02.htm

2002年8月19日 院内感染対策ストラテジー・米国の院内感染対策システム
(2回目)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2498dir/n2498_03.htm

2002年7月4日 院内感染対策ストラテジー・院内感染とその対策の歴史(1回目)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2493dir/n2493_04.htm

2002年7月22日 採血時には手袋着用を
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2495dir/n2495_10.htm

2000年8月21日 熱帯医学3ヶ月集中コース体験記
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2000dir/n2400dir/n2400_09.htm

1999年3月22日 感染症科フェロー体験記
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n1999dir/n2331dir/n2331_13.htm

1998年1月19日 マレーシア熱帯医学体験記
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n1998dir/n2273dir/n2273_14.htm





Clinical Infectious Diseases 2009年4 月15日号

2009-03-19 09:11:46 | Weblog
Clinical Infectious Diseases 4月15日号

http://www.journals.uchicago.edu/toc/cid/2009/48/8


1)IDSAのインフルエンザ対策のガイドラインが掲載されています。(Free access)

2)neutropenic feverに関する、empirical vs. preemptive therapy のtrial があります。(free access)

興味深いですので、ご参照ください。

渡航外来の普及に向けて

2009-03-19 09:11:12 | Weblog
一般の方向けに、ちょうど春の旅行シーズンですので渡航外来の普及を目指し、朝日新聞オンラインに執筆させていただきました。

http://www.asahi.com/health/essay/

この数週間、朝日新聞オンラインでは、「感染症特集」となっています。ご興味のある方は、ご覧ください。

Johns Hopkins 大学同窓会のご報告

2009-03-15 23:05:17 | Weblog
2009年3月15日の本日、5年ぶりに、日本国内在住者を中心にJohns Hopkins大学の合同同窓会が六本木アカデミーヒルズで開催されました。私は初めて参加しましたが、非常に有意義であったため、ご報告することにいたしました。

Johns Hopkins大学の本学、医学部、公衆衛生大学院などの合同同窓会で、いろいろな業種の方が参加のようでした。数十名の方の参加でした。

同窓会の講演会で、元内閣官房副長官の古川貞二郎氏が講演されました。
古川貞二郎氏は、これまで合計11の内閣にかかわり、内閣参事官、首席内閣参事官、内閣官房副長官などを歴任されました。1995年から2003年までの約9年間、内閣官房副長官として、村山、橋本、小渕、森、小泉内閣の際に官邸でのお仕事をされ、まさに国家の中枢でご活躍された方と伺いました。

ご講演は、「首相官邸からみた世の中」で、この1時間にわたるご講演のなかにさまざまなエピソードを交えたお話をされました。

このような長い国家の中枢でのお仕事の中で、信条としている点をご紹介いただき、感銘を受けましたのでご紹介させていただきます。

1.志高く(自分以外の者のために努力する)
2.心広く(他人への許容、いまの世の中ねたみ、そねみが多いので、とのことでした)
3.思慮深く(考えるだけでは不十分、考え抜くこと)
4.頭(こうべ)低く(人知の及ばないことがあるので。最大限の努力後は祈りと感謝とのこと)

NPO法人 ロシナンテスの活動について

2009-03-10 09:24:04 | Weblog
皆様、とてもよい講演を聞きましたので、ご報告です。

昨日、東アフリカ・スーダンでNPO法人 ロシナンテスでご活躍の川原尚行先生が当大学で講演されました。少し前に、TVの「情熱大陸」でも放送された先生です。

立ち見が出るほどの盛況で、川原先生のご活動に多くの方が感動し、共感しました。

学生、研修医、一般医の方で、国際保健、国際医療協力にご興味のある方は、下記のサイトがご参考になるかと思います。

寄付も受け付けられているので、ご協力も可能です。

www.rocinantes.org

2009年3月6日付け 読売新聞関東版 くらしの記事

2009-03-06 13:30:16 | Weblog
本日の読売新聞関東版 くらしの記事で、「はしかワクチンの2回接種を推奨」する記事が載っていました。国民への啓発記事としてその意義は大きいと思いました。

ただ、一点、大きく掲載された写真に問題がありました。
こどもへワクチンを接種している際に、「素手による接種」がされていたのです。

なんとか、国内で「標準予防策の普及と実践」ができないか、と思います。


各医療施設の感染管理者の方や意識の高い医療従事者の方々に、後進の指導、後世へ残すよりよい診療のため、ご協力いただきたいと切に感じました。

この記事に関しましては、読売新聞の読者センターに、「素手による採血、接種」の写真は控えていただくよう申し入れをしました。代わりに、標準予防策、手洗い、手袋着用の習慣が大切であることに関連する記事を書いていただけないか、お願いしました。

患者教育の一環で、手洗いしない・手袋しない医療従事者に対して、患者側から、
「先生、手袋しないんでしょうか?」などと問いかけるくらいになるとよいのでは、と思っています。(欧米では、こうしたことも患者に教育され、臨床試験として研究されたこともあります)

今日は卒業式です。

2009-03-06 13:26:11 | Weblog
帰国して4回目の卒業式を迎えます。かかわった学生さんたちが卒業していく姿は、感慨深いものがあります。毎年、年次行事ではありますが、式辞、祝辞のお言葉を聞きながら、自分自身の人生を振り返る機会にもなっている気がいたします。

昨年度は、オーストラリアの学会に参加しており出席できない旨をセミナーの学生にあらかじめ伝えておりましたら、サプライズで私の誕生日会をしてくれるなどのプレゼントがありました。いまや彼らも研修医として1年目を終えようとしています。

年月がたつのは早いものだとしみじみ思います。