矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

Ottawa Conference 2016 (Perth, Australia)と国際教養大学へ(秋田)

2015-07-31 22:51:18 | 医学教育
本日はabstract提出締切で、午後から懸命に仕上げました。無事にsubmission。

昨年からリサーチが思うように進んでおらず、AMEE 2015でメンターと会合して進捗状況を確認予定です。

自身のモーティベーションを保つため、1月はシンガポールのいつものAsian Pacificの学会へ、3月は2年に一度のOttawa Conferenceへ。

エキゾチックで大好きな国のひとつ、トルコですが、4月にイスタンブールで欧州の感染症学会ESCMIDあり、abstractの締切に合わせて仕事中。


11月に秋田大学主催の医学教育シンポジウムがあります。

かねて行きたかった国際教養大学へ見学に行きます。

バイリンガル教育、多様な患者・医療者との”共創”できることを主軸に、医学教育の展開を構想中。

高校生向け医学セッション:福島県磐城高等学校

2015-07-31 22:35:39 | 医学教育
筑波大学の支援事業のひとつで、被災地の高校生への英語によるセッションがあります。

私はぜひ行ってみたいと思いましたので、手を挙げさせていただき、パブリックヘルスなどの問題解決型セッションを英語で行う予定です。グローバルヘルスを題材にする予定です。

福島県磐城高等学校
日時:10月26日(月)12:50~15:40

これは全学群で行うそうで、いろいろな分野の先生が一同に会するようです。

10代の大切な時期に出会える機会がとても楽しみです。

完熟マンゴーのプレゼント〜。

2015-07-31 21:30:08 | 日記
仲よい友人は、沖縄出身で、先日、沖縄特産の”完熟マンゴー”をわざわざ届けてくれました。


2つを家族と1つずついただくことにしていました。夜中に家族がひとつをすぐに平らげていました!

次の日の夕食に、半分ずついただきました。切り方も書いてあったので、助かりました。とても美味しかったです。

届けてくれた友人と、病院の近くの”絶品スパニッシュ”のレストランに一緒に行きました。ピーチのサングリアや、ピーチのデザートなどがとてもおいしかったです。

ピーチ、岡山の白桃が大好きで、実家に戻ったら家族といただきます!

夏休みモードへ。。

2015-07-31 21:22:04 | 日記
今年は夏休みを取ると決めて、来週いっぱい夏休暇を取らせていただきます。

毎年、8月は欧州の医学教育学会があり、仕事とはいえ夏休み時期に毎年毎年、その時期に不在にしていました。
なかなか「夏休み」として取ることは難しく、”学会の合間の小休止”程度でした。Meetingや発表の合間では、やはり完全なる"off mode"にはなれませんでした。

今後の”当科の文化”として、"On & Offを明確にすること”を掲げており、”まず隗より始めよ”ということで私から実行することにしました。

明日は仕事ですが、明後日から出発。一足早く出発した家族の旅支度も一緒に持参して合流予定です。


Dr. David Schlossberg 教育回診 & オープンセミナー

2015-07-27 23:03:05 | 感染症関連
いよいよ来月は、待望の大リーガー医師(感染症科専門医、結核の世界的な大家)Dr. David Schlossbergが当院にてteaching roundします。

2015年8月17-22日(月から土)まで、
Dr. David Schlossbergの教育回診があります。

Dr. Schlossbergは結核の大家で結核の本を編集、また臨床感染症のわかりやすい本 Clinical Infectious Disease 2nd edtionを編集されています。

暫定予定
2015年8月17日月曜日 ケースディスカッション、教育回診
2015年8月18日火曜日 ランチョン (結核の基本診療)
2015年8月19日水曜日 ケーススタディ、教育回診
2015年8月20日木曜日 感染症科ジャーナルクラブ、教育回診
レクチャ
2015年8月21日金曜日 ケースディスカッション、教育回診
2015年8月22日土曜日 オープンセミナー
          ①結核のマネージメント
           ケースディスカッション
          ②Antimicrobial Stewardship
抗菌薬の適正使用について
           ケースディスカッション
当院での臨床実習、教育回診参加はwelcomeです。
お申し込みは下記から〜。
    http://www.mitokyodo-hp.jp/center/
  

うれしいお便りがたくさん

2015-07-27 22:44:44 | 医学教育
人とのご縁は不思議です。ありがたいお便りがたくさん舞い込んできています。

素敵な女性医師の方々との貴重な出会い、以前からの知り合いの先生からのうれしいサプライズのご連絡など。

一期一会のご縁を常に大切に、これからも志を同じくする方々と、グローバルヘルス領域でキャリア展開します。

水戸熱病塾 冬の陣、夏の陣 構想中

2015-07-27 22:40:20 | 感染症関連
Super MitoTENがなんとか終了し、ほっとしました。

さらなる教育機会を設けるため、水戸熱病塾 冬の陣、夏の陣を構想中。

水戸藩第9代藩主の徳川斉昭が創立した「弘道館」に習い、「医学、薬学、天文学」の日本での発祥の地である水戸で、夏の陣、冬の陣を開催したいと思います。

今回の経験で学んだことを生かし、30名ぐらいの人数で、密度の濃いインターアクション、ソクラテス方式の小グループ学習などをデザインし、実践したいと考えています。

Super MitoTEN Day 3 無事終了

2015-07-26 16:41:55 | 感染症関連
3日間の刺激的で、楽しくワクワク”しびれる”時間をありがとうございました。


特に、青木眞先生の結核のセッションは、あまりにも素晴らしく、文字通り”しびれました!”


いろいろな方々と新たに出会い、交流し、膝を囲んで話し込む時間がとても貴重でかけがえのないものでした。


日本感染症教育研究会IDATENの指導医の先生がたのセッションはお一人お一人、個性あり、内容も充実しており、教育スタイルも多様で、すばらしかったです。

内容(コンテント)のセレクチョンも素晴らしく、勉強になりました。自分のティーチング形式を振り返り、自分はこのような内容は含められなかったなあ、とか、このような切り口もあるなあ、とか、スライドデザインも参考になりました。

話す内容を限定(引き算して絞る)して、ゆっくりと、インターアクティブに進めされた先生のセッションのスタイルを私はもっとも好みました。自分も次回はそんな感じで組み立てたいと思いました。

私自身は、スライドが見えにくい状況下でしたので、急遽、スライドの使用をやめました。

130名前後の方とのインターアクティブセッションを試みましたが、自分としましては楽しかったです。
レスポンスが直接見れるのはとてもよかったです。

最後の5分程度を、”reflection 振り返り”セッションとさせていただきました。
成人学習の学習効果のうえでもっともパワフルなことのひとつは、”自分自身で気がつくこと”です。
その時間をプログラムに組み込むことを考えていました。実践できてよかったです。

セッションそのものへのフィードバック(参加者の声)を、アンケート形式とライブ・インターアクティブの両方で行う形式もとりました。いつもマストリヒト大学でやっているスタイルです。近いうちにマストリヒトでも
参加者のファシリテータとしてやってみたいなあと思っています。

最後に、早朝6時30分集合の”千波湖ウオーキングラウンド”の皆様との記念写真。
水戸黄門の銅像前で。


千波湖の”かもだち”(ともだち?)とピカピカの1年目の女性医師の方々と。大きく羽ばたいてね!





Super MitoTEN Day 2 ”圧巻のセッション”が続出!

2015-07-25 22:44:12 | 感染症関連
Super MitoTEN Day 2.

早朝5時に起床、家族と食事して、7時30分前に会場入りしました。

Day 2は、午前中に、新興感染症(忽那先生)、結核(青木眞先生)、感染症と鑑別が必要な様々な症例提示(徳田安春先生)の圧巻のセッションの連続でした。すばらしかったです。

感染症屋として、同じ感染症診療の道を歩む大先輩の青木先生の結核のお話は、生涯忘れ得ない、臨床力の”格の違い”を感じる感動的なセッションでした。並外れたご経験と臨床判断力からの一言一言、穏やかながらも本質をついた洞察、なめらかな話術、会場全体、そして私も食い入るように、お話に自然に夢中になりました。すばらしかったです。

自治医大ご関係者と記念撮影。


午後からは、ジェネラリストに関する特別講演。自治医大でご一緒させていただいた永井秀雄先生、尾身茂先生。
外科臨床からのお話、キャリア変遷とWHO世界保健機関でのご経験のお話も、二度とない貴重な時間、空間でした。特に尾身先生の話術、語りかけと迫力もお手本にさせていただきたい躍動的なセッションでした。

その後、臨床教育に関するパネルディスカッション。こちらも貴重な時間と経験でした。


熱病 Passion を共有させていただけたことが何よりも嬉しかったです。


夕方からの症例提示も、感動的な最終診断。診断の匠のスキルでした。私は感極まって、”恒例の着ぐるみ”で。




Super MitoTEN Day 1 盛況に始まりました!

2015-07-25 00:54:11 | 感染症関連
1年以上前からの構想で、実現の日となりました。

Super MitoTEN


ご関係者の皆様に、いろいろなご無理もお願いし、なんとか開催にこぎつけました。

Day 1は、午後からスタート。本日は、私の家族も早朝の6時出発、私も徒歩出勤で7時30分着、
楽しく、新しい出会いに感動しつつ、再会に感激しつつ、水戸の同志たちのアイスブレーキング、余興でのご活躍に感謝しつつ、の日でした。


おりしも、茨城県のハッスル黄門くん、水戸ちゃんに駅前にて出会いました!




最後は、”女子会”にて、1時間ちかくホテルホールで話し込み、female talkの楽しさを再確認。
女性若手医師の応援します!男性医師・学生さんの応援ももちろんいたします!

自治医大のフリーコース学生さんそろい、自治医大ゆかりメンバーにて記念撮影。奇跡の1枚。


明日から、Super MitoTEN 開催です!

2015-07-24 00:12:44 | 感染症関連
明日から、いよいよSuper MitoTEN開催です。

水戸に、感染症科医師、集結す

感染症と総合内科に同時に強くなる

当院研修医グループが、精一杯のおもてなしします!

参加者の皆様、お気をつけてお出かけください。

今週末も、台風の行方が気になりますが、名前の通り”晴れ女”ですごしたいものです。

学問、特に医学、薬学、天文学にゆかりのある水戸の地で、感染症を極める、深めるセミナーです。


学生さんの”破格のプレゼンテーション”に感激

2015-07-23 23:58:19 | 感染症関連
本日は、プレゼンテーション、特に内容、デリバリー法に感銘を受けたものが2つもありました。

朝一番のレジデントの方のプレゼン。これは文句なく、”破格の上出来” 
題材も、レクチャそのものが難しい”臨床推論”について。すばらしかったです。

夕方は、当科をローテーションしてくださった学生さんのプレゼンテーション。
”ガウン着用は、感染対策として有効か”というクリニカルクエスチョンを、学生さんなりに懸命に文献検索して、
その答え(available evidence)を探してくれました。内容的には、3年目レジデント以上?に匹敵するのでは、と思う出来栄えでした。さすがです。

優秀な若手の皆様のおかげで、”追い風をいただき”非常に知的に刺激的です。

恒例の金メダルと手作り表彰状。


セミナー報告:7月18日”明日からの診療が五つ味変わるセミナー"

2015-07-23 23:54:39 | 感染症関連
先日の都内感染症セミナーの報告がwebsiteに掲載されました。


ご関係者の方と参加者の皆様からいただいたセミナー後アンケートの結果を振り返りました。

半年以上、なんども打ち合わせを繰り返し、なんとか開催いたしました。

うまくいった点、好評だった点、改善したほうがよい点、次回は取り入れたい点など、多数のヒントをいただきました。

やはりやってみて学ぶことが多いです。

なによりも、On timeの18:30ぴったりに終了できたのが、自分としては◎と思っています!

NEJM July 14, 2015号 市中肺炎の疫学

2015-07-22 22:40:01 | 感染症関連
明日の当科のジャーナルクラブで取り上げる最新paperです。

NEJM July 14, 2015号。

市中肺炎の原因微生物に関する疫学 population-based study。

興味深く、ウイルスの原因も細かく調べているところが特徴。

問題のmagnitude (問題の大きさ)も入院の頻度、入院にかかるコストでわかります。

データに基づいた米国内の医療政策、予防策の基本ベースになるスタディの印象です。

日本の地域からこのようなスタディをするのを当グローバルヘルスセンターも目指しております。

医学教育学:実践とリサーチ

2015-07-20 12:27:35 | 医学教育
異動するとresearch productivityが一時的に下がることはよく言われますが、昨年度、部署の立ち上げに奔走しておりました。

自分のキャリア軸であるmedical education researchに時間がなかなか取れませんでしたが、今年はいろいろな教育実践の機会をいただいて、うれしく仕事しています。そしてそれを題材にresearchとして形にする方向です。

今年は初めて、看護学校の学生教育を担当しました。20歳ぐらいの方との接点はうれしいものでした。

看護大学院の講義も昨年と今年、経験させていただきました。

今年は岡山大学大学院教育で、新しくトラベルメディシンのコースを3コマ担当予定(母校大学院、客員教授)。

もしかしたら、高校生向けのセッション(英語による医学)も担当するかもしれません。

さらに、地元の一般大学生向けにもパブリックヘルス、海外留学などについてのセッション機会のお話もいただきました。

教育のデザイン、実践、リサーチ、このサイクルを地元・現場のニーズに即して行うのがよいですね。