矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

恵みの雨ですね。

2014-05-06 07:05:14 | 日記
昨日は、さすがに疲れて、家族共々寝ていることが多かったです。幸い?恵みの雨模様で、休息の1日となりました。

駅まで歩いてすぐのため、ふらっと歩いて家族のブランチ用にパンなどを買って帰りました。まだまだ片付けは続きますが、今回は二人で片付ける楽しみとラクさがあります。これまで何度も行った引っ越しでは、ひとりで荷物整理にため息をつくことも多かったです。今回はひとりが行き詰まっても片一方が別のアイデアを言ってくれるので、先に進める感じです。

18歳までは地元にいました。18歳からスタートして、18歳で2回、19歳に1回、20歳で1回、25歳で1回、26歳、27歳、30歳、32歳、34歳2回、35歳、37歳、46歳となっています。14回目になります。

自分が未熟な頃は、特に大都会、アカデミアも最も最先端を行く北東部New York Cityから南部のテキサスHoustonに移動したときは、米国内の医療事情の違いに驚きました。もうミュージカルは見に行けないなあ、とか”日本食が少ないなあ”とか、”後ろ向き”に振り返って比較することが多かったです。アカデミックには感嘆するほど満足していましたが。その後、すぐにHoustonに慣れて、とうとう一時帰国する頃には、もっと心から受け入れて楽しめばよかった、と反省した記憶があります。研修母校テキサス大学での経験のおかげで、世界級アカデミアに感嘆し、当時、再渡米・永住を決断した所以(ゆえん)でもありました。

米国内の新しい場所では、通常、4つぐらいのteacihng hospital (教育病院)をカバーするため、コンピュータシステムをいっぺんに3-4種類覚える必要があり、非常に苦労しました。オリエンテーションもなかったので、レジデントに頼りなさい、とのアドバイスで、病院内のオリエンテーションから、コンピュータシステムから、最初は非常にストレスフルでした。

今回は、”ここはこういうものだ”とまず受け入れて、前向きに対応することに決めています。よい点、課題はどの場所でもあります。楽しむことを決めれば、どんな環境でも楽しむことはできるし、自分の時間を大切にすることもできます。

"Life is short. Listen to your heart." という私の敬愛するメンターのことばを思い返しながら過ごしています。

モノにしても、人にしても、経験にしても、人生の時間は限られており、自分が大切にするものは必然的に限られます。もっとも大切な物や人や経験、自分にとって価値あるものに囲まれて暮らしたいと切に感じています。

放送大学ラジオ講座 「感染症と生体防御 2014」開講

2014-05-05 13:40:50 | 感染症関連
2年前にご依頼いただき、このたび、放送大学のラジオ講座を分担担当させていただきました。
今後、4年間担当させていただく予定です。

「感染症と生体防御 2014」です。


http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H26/kyouyou/B/seikatu/1518917.html

金曜日の20時から20時45分まで。

私の担当は後半部分で、「医療関連感染」を中心とした2コマです。

一般教養として、あるいは「準看護師」さんを 中心とする医療従事者の聴講向けとしてデザインされております。

2年がかりで担当者で準備し、テキスト作成、放送文言の作成後、本番収録のため録音に伺いました。
とても貴重な体験をさせていただきました。

ご興味のある方は、ぜひ、ご聴講くださいませ。

昨日は、家族とお買い物

2014-05-05 10:46:29 | プライベート
昨日は、家族と新しい家具などを買いにいきました。初めて一緒に買った家具を使ってみるのが楽しみです!

引っ越し後、荷物整理に追われていますが、家族とふたりで荷物をくずしているのが楽しいひとときでもあります。”初めての家族引っ越し”で荷物は大量ですが、
大胆に捨てる方針で”mind clearance" 心の洗濯をしています。

日々の時間に余裕がないと、いろいろなものをしまっていたことさえも忘れていました。気に入っているものは、”active status"にすべく、箱から出して、使うことにしました。「こんまりさん」(近藤麻理さん)の「何に囲まれて暮らしたいか」という一文は、私の意思決定に決定的なインパクトがあり助かっています。

”押し入れ”や”棚”にしまうものは、最低限にして、大半が"active status"で、家族のものも私のものも"most favorites"のみが周りにあればすごくハッピーですね。

父親ゆずりの”三つ子の魂”で、小学校4年生のときの”焼き物クラブ事件”からスタートして、焼き物はとても興味があり大好きです。
ろくろでつくってみたい(趣味の範囲で)。

地元実家の備前焼、贈り物として頂いたり、出張帰りに家族用に購入した各地の焼き物。
萩焼、伊万里焼、有田焼、九谷焼、益子焼、清水焼、西表焼、琉球焼、など、並べて楽しみながら、すぐに使えるようにお茶セットや花瓶としてダイニングに起きました。

家族の団結のとき

2014-05-04 11:45:39 | 日記
五月晴れで、さわやかな気候とサンサンと照る太陽がまぶしい季節となりました。

私の実家の家族と夫の家族と、いろいろ試練のときです。想定内のことであり、”頭ではいつかはこうなる”とわかってはいたものの、突然にいろいろなことが起こると
なんとか家族で助け合って乗り越えるときとなりました。

幸い私は3人兄弟で、下が妹と弟、今回はすぐさま、妹が中心となって連絡取り合って対応を考えました。連休明けに対応開始です。

7月に再び台湾へ。

2014-05-03 22:50:31 | 感染症関連
今年度は、学会参加がおおめ(多目)です。

1年以上前から機会をいただいて取り組んでいる臨床研究につき、7月に台湾に今年もお伺いさせていただくことになりました。

台湾の発展は目覚ましく、今回は台南方面へ新幹線にて移動します。とても楽しみです。
北京語Mandrinを再び、特訓?!して参ります。

文章として覚えているものは、いまも”音”として残っています。ほかをほとんど忘れても、なので不思議です。
”お会いできて光栄です” ”新年(旧正月)おめでとうございます” ”あなたの中国語はとても素晴らしい”などNHK Web講座で学んだフレーズは残っています。
漢字は忘れましたが、発音は覚えています。

荷物半減目標に。

2014-05-02 03:52:57 | 日記
このたび、自宅を引っ越しすることになりまして、荷物整理しております。2日に分けて荷物を出すことになり、昨日から作業しておりますが、休みながらやらないと
続かないです。

今回は、よいチャンスだと思い、多数の不要な書類や古い教科書などは思い切って捨てました。さまざまな思いはありますが、「今必要なもの」を中心に、「断捨離」しようと思いました。昔のアルバムは持っていきますが。ものが多すぎて、家族全体になるので、自ら捨てる側にまわらないとダメですね。

疲れたので早く寝て、早く起きて作業開始です。月日の流れを感じざるを得ません。

一緒に楽しく過ごした卒業生の方がたも、いまや立派な医師として全国でご活躍で、何人かの方から素敵なメッセージをいただきました。自分が情熱を持ってやってきたことは間違いではなかったと励まされました。暖かいことばに深く感謝しています。

聖路加国際病院とMD Anderson Cancer Centerとの合同感染症カンファレンス

2014-05-01 06:39:23 | 感染症関連
昨日は、第2回の聖路加国際病院と、MD Anderson Cancer Centerとの合同感染症カンファレンスが開催されました。


第1回は、4名のファカルティがMDACCから来日し、2日間に及ぶセッションでした。そのときはプログラムなどについて、私もMDACCのアラムナイとして
聖路加のご担当者の先生がたや都内のガン診療の先生がたとの委員会にお仲間に入れていただいていました。今年は、ご担当者のご好意で、セッションに参加させていただきました。

当時、私がもっとも尊敬する先輩フェローだった方が再度来日して、Clostridium difficile のUpdateにつき講演してくださいました。
当時、同じ、下痢の大家の先生がメンターだったので、”兄弟子”にあたる方でもありました。素晴らしい体系的な講演で、非常に勉強になりました。

Clostridium difficileのToxin PCRをMDACCでは今年から導入して、infection controlや疫学面でも、成果をあげていることなどもリサーチとしてデータをご紹介くださいました。全米では20-30%ぐらいの普及率だそうです。うなずける数字かな、と。MDACCは感染症の観点からは最重症(もっとも免疫不全が重度)の患者が集中するので、クリティカルだと思います。

その後、3例、日本から2例(聖路加と国際医療研究センター)とMDACCから1例(一般的な症例)の提示があり、ディスカッションがよかったです。
(発言者がいない場合、私はつい発言しすぎた?感はありましたが)。Interactiveでないとなかなか盛り上がらないし、参加者はどちらかというと若手もベテランも感染症科の専門医の方が集まっていたので、率直に学術的にクリティカルな点は土俵にのせたいと、感じました。



久しぶりに再会し、今後もコラボレーションを続けたいです。
今年はIDSA学会が、Philadelphiaですが、我らがボスがIDSAのPresidentなので、とても楽しみにしています。