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矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

黒川清先生の新著「考えよ、問いかけよ。出る杭が日本を変える」

2022-11-07 20:09:48 | 著書紹介
私の究極のロールモデル、
 
かつ、
 
偉大な恩師であり、メンター。必要な時にすばやくお電話でご指示やご教示のご連絡をくださる卓越した行動力と洞察力。
 
黒川清先生の新作著書。
 
本日、ご献本いただき、本当に感銘を受けました。
黒川清先生の渾身の思いが詰まっていると思います。
ぜひ、若手の方に読んでいただきたいです。
「母国をなんとかしたい!」という熱い思いは私も同じです。
その意味でも、本当に先陣を歩まれる黒川先生のキャリア、お人柄は、多くの勇気を与えてくださいます。
この新著では、もやもやした、「なぜ、今の日本はうまくいっていないのか」を明快に言語化しており、ぜひ、「考えて」見てください。そして、「自分ができることを考えて」「行動」してください。
 
私も自分ができる範囲で、最大限、そして、ネットワークのおかげで、自身の範囲を越えても行動できるように全力を尽しております。

バッタの本に魅せられて

2019-01-06 01:05:26 | 著書紹介
新聞広告をみて、とても興味深いと思い、一昨年ぐらいに購入して読めていなかったバッタの本。

"バッタを倒しにアフリカへ"  光文社新書  前野ウルド浩太郎著

引越し後、そういえば購入していたことを思い出し、年末年始の移動中などに読み始めました。

タイトルやアフリカが舞台であることが最初からとても魅力的で、私も旅立ちたい!衝動を抑えつつ、読み進めました。

色々な苦労の末に、自分の思っていることを実現していく過程は、とても素晴らしく、勇気付けられました。

自分の30代とも重なり、冒険好きの私には大いなる刺激でした。

まだ数ページ残っていますが、終盤に差し掛かり、著者のファンになりました。

私の大学時代の同級生が、世界100か国以上、旅行しており、とてもうらやましいです。

私にとっての”バッタ”は、「感染症の微生物」で、いつまでも追いかけてます。楽しいし面白いことに改めて気づきました。
Clinical Microbiologyのフェローシップに、生涯教育の一環で、参加したいなあ。

医学教育学も、文化人類学とつながって、とてもおもしろい。

私も、"二刀流"を貫く感じのキャリアになってきました。

必読 「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」

2018-01-03 14:12:52 | 著書紹介
ケントギルバートさんのベストセラー

「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」講談社 α新書

年末年始の買い込んだ本の中の一冊

本当に勉強になりました。

中国のメディアの情報は、日付以外、ほとんど信頼性に欠けるとのこと。

世界の複数のメディアでニュースを見る必要が益々 高まります。
同時に、どれも情報操作されていることを認識する必要があります。

これまで いろいろな場面で、理解できなかった中国系の人の行動がようやく解明された感じがします。

在米中や国際的な場面で、アジア系で親しみを感じつつも、違和感を感じていた国民性が儒教に支配されていたから、と説明されて、非常にクリアに納得しました。

人に合わせて行動することは少ない印象でしたが、その理由もわかりました。
逆に 日本人の 他人を優先する行動気質も 以前よりも明確になりました。

善悪でなく、無意識のうちに意思決定 行動が規定されていることを認識することで、変化できます。

世界中のいろいろな友人 知人とのお付き合いで学んだ距離感 交渉法に 文化的 学術的な理論が加わると さらに
やりやすくなる感じがします。

相手の出方が自分の文化背景から想像できないととても不安ですが、少し解消されて、交渉においては戦略が立てやすくなります。

友情の面でも、何を優先するのがベターか、以前よりも想像できる気がします。

インド系 アラブ系の方たちも個人レベルではとても親切で優秀な人も多いですが、パーソナルに理解できかねる面も多くありました。

人の行動を規定する根幹を研究することがとても興味深いです。
学生時代から文化人類学 比較文化学にとても興味があります。
シュリーマンのように どこかの時点で この興味をキャリアに統合したいです。

課題図書 読破: 西洋哲学に傾倒して

2017-08-06 19:48:40 | 著書紹介
受験生の頃、哲学に傾倒して哲学を勉強したいという直感がありました。

哲学科に行くと医師にはなれなくなるため、医学部に行って医師の勉強しながら、哲学を勉強するという決断をしました。

医学部に入って、解剖学が始まったときには、うれしくて鳥肌がたち身震いすらするぐらいに感動的でした。
それ以降、医学の勉強が主体に変わりました。

ここにきて、古代の賢人の本を読んで、歴史と相まって、学術的な至福を感じます。2400年以上前の著書を今、読めることに驚愕します。古代の国家と法について論じたソクラテスの偉大な教えには感嘆しました。

受験生の頃からの興味をやっと満たすことができて、さらに読み進めます。

歴史家のシュリーマンの本も二冊 買ったまま何年もそのままのため 、8月の移動中に、夏休み課題 図書として、読みます。

プラトンの国家
アリストテレスの形而上学

50代しておきたいこと という本も購入しました。

40代後半を存分に活かしたいと希望して仕事をめいっぱいしております。
やりたいことは、プライベートでも プロフェッショナルにも即実行しております。

その勢いで50代も、動けるだけ動いてやりたいことを完遂します。

旅行で行きたいところもいっぱいありますので、私も"攻めの健康法" で、マラソン出場です。

夏休み課題図書

2017-08-02 08:44:08 | 著書紹介
小学生の頃のように 夏休み課題図書を自分で決めて読んでいます。

受験生の頃に 傾倒していた西洋哲学の本を やっと読める時期になりました。周りまわってです。
英国滞在中に オックスフォードの街で、レガッタをしている学生さんたちを見て、人生がやり直せるなら自分もここで哲学を学びたいという直感を感じました。

その思いから、外国に住みたいという希望で渡米し 研修しました。

医学のことも、他の文化についても、まったく知識のないまま飛び込んで、今から思えば、医療はまったく分かっていませんでした。病気しか、見えていなかったことにようやく気がつきました。

日野原先生のご講演や著書を拝見しながらも、現場と関連づけるのが困難に感じていました。

出会った若手の先生の崇高な慈愛の心に触れて、彼女のような精神性を身につけるにはどうしたらいいのか?
と自問してきました。

一つの解が、一般教養や歴史の勉強でした。

黒川清先生がサーチされた世界のトップ大学の学生の必須図書

プラトンの国家
アリストテレス
などの古典があります。

関連して日本の社会構造の解明提案の一般書

中根千枝さんの
タテ社会の人間関係
タテ社会の力学

ようやく読めました。

現象を抽象的に言語化して理解でき、世界が変わって見えるようになりました。

世界一訪れたい日本のつくりかた デービッド アトキンソン著

2017-07-09 19:34:24 | 著書紹介
都内のコンサートに行って帰りに 即断で購入しました。

学会などで図書カードを頂いてなかなか使う機会がなかったので、ちょうど良い機会でした。

少し前の著書の 観光立国というのは、斬新な響きで、知識がない私はとても惹かれました。

同じ著者のデーヴィッド アトキンソンさんが、新刊を出されました。

駅で平積みの本にはいつもざっとみて、興味があれば、即買します。

図書カード消費もあり、駅の本屋さんで購入は多いです。

ルーティンでは、もっぱらアマゾンで購入が大半です。

私も国民のひとりとして、いかに日本が発展できるかをいつも考えます。
特に日本の若手や 近いところでは、可愛い姪や甥たちの時代が、少しでもよくなるように最大限のことをしたいです。

今、5歳の姪が歩む人生が、どんな感じかなあと楽しみです。

今、大学生の姪や6月に米国の大学を卒業したばかりの甥のキャリアも最大限サポートしております。
今度、甥の卒業祝いの珍道中です。

日本語の総合内科・感染症の良書のご紹介 2017年6-7月に発刊

2017-07-03 13:19:24 | 著書紹介
最新刊で、日本語で、楽しく勉強できる良書を2つご紹介します。

1つは、2017年6月号のMedicina (医学書院)千葉大学の谷口俊文先生が編集されています。

総合内科全般で、「予防医学」にフォーカスした内容です。日米で活躍する新進気鋭の方々著者になっています。

ご一読を。。当院の図書で見つけて、拝見しました。

2つ目は、2017年7月号の「総合診療」(医学書院)。

獨協医科大学の志水太郎先生らが企画。

感染症をSystem 1(熟練による直観的診断、パターン認識による)と System 2(分析的な診断)でどのように診断するかを、ケースベースで紹介されています。

私も1つ症例を出しました。System 2です。

感染症や総合内科のエキスパートが著者となっています。

ぜひご覧ください。興味深い症例が多いです。

御礼!「感染症まるごとこの一冊」が第9刷となりました

2017-05-16 18:30:13 | 著書紹介
多くの方にご利用いただき、とても光栄に思っております。

感染症全般をまとめた「感染症まるごとこの一冊」が第9刷になりました。

毎回、最新情報を加筆修正しております。

特にワクチンスケジュールは変更もありますので、最新版を掲載するように努めております。

医学生、研修医のみならず、多職種の方にご利用いただき、とてもうれしく思います。

現在、看護学生、薬剤師、検査技師の方への講義や講演もあり、結局チーム医療を教育でも実現することに尽きる、と体感するようになりました。

引き続き、情報をわかりやすく提供する教材を開発していきたいと思っております。

キーワードは

”ともに学ぶ”

ですね。

時代小説「光圀伝」

2017-03-16 20:28:15 | 著書紹介
水戸に心酔しつつ、水戸学、水戸の歴史を学ぶ機会をいただきました。

水戸光圀はどんな人物だったのかの講演会に参加してきました。

満杯で、ご年配の方が多かった(自分も?)ように思いますが、とても興味深いお話でした。中学生ぐらいの方もいました。

それで、さっそく水戸学がご専門の名誉教授の先生がご紹介された時代小説「光圀伝」を購入しました。

まだ読んでいませんが、とてもおもしろいとの評判で、購入して楽しみにしております。

来週は松山と沖縄に伺いますが、そのフライト中にも読んでみます!


歴史に夢中になりますね。

「街道をゆく 越前諸道」司馬遼太郎著

2016-11-06 19:43:07 | 著書紹介
この度の越前への旅は、感謝の連続でした。

お連れくださったお店は、お寿司で有名なお店とのことで、司馬遼太郎さんの「街道をゆく 越前諸道」にも出てくるお店だそうです。
p. 202からのくだりです。

とっても”粋いき”でしたのは、そこのおかみさんが、すばらしく、ご丁寧にご説明くださったことです。

”いまお客さんの席に、司馬さんも座っていらっしゃいました”とお声をかけてくださいました。

さらに、おみやげに司馬遼太郎さんの文庫本をくださいました。お店の名前は出てないのですが、ここのくだりがうちのお店です、と。

帰りの新幹線でその数ページを読みました。紀行文の面白さを知りました。旅行文は沢木耕太郎さんのファンで、深夜特急は全巻読んでいるので
すが、司馬さんの軽快で、なかなか個性的な表現と感性がおもしろかったです。

越前について、もう少し知りたいと思いました。司馬さんの「越前諸道」を読んでみます。

いまから次回訪問が楽しみです!

「巣立ちゆく、」(文芸社)坂田陽子著

2016-11-03 18:42:25 | 著書紹介
10年以上のご縁で家族ぐるみでお付き合いをさせていただいている坂田陽子さん。


私のかつての教え子の方で、いまでは本当に親友、感染症科の同志。1年ぶりでしょうか、久しぶりに再会しました。









富山県で執筆されていますが、小中学校で教師をされていたご経歴をお持ちです。教育現場を題材にしたノンフィクション
「風のごとく」(文芸社)

この度、フィクション(小説)の「巣立ちゆく、」(最後が句点で終わる意図)を出版されました。




富山にて、盛大な出版記念会をされました。
富山はご縁あり、これまで数回、仕事やプライベートでお伺いしています。凛とした立山に見つめられる市内は素敵です。

富山城に紅葉が重なって、秋の日を感じる1日でした。


大連や県内、県外からの御関係者がお集まりで、すてきな空間、ご家族の暖かい愛情あふれたひとときでした。


最近生まれたお孫さんが可愛らしかったです。

ホテルのロビーはすでにクリスマスツリーがありました。







御礼:「感染症まるごとこの一冊」第8刷となります

2016-10-24 20:14:03 | 著書紹介
本日、出版社の方からご連絡をいただきました。

感染症のまとめの本として、もう5年前になりますが出版した本ですが、毎回増刷時に情報をアップデートしております。

この度、第8刷となります。

前回の改定では、ワクチンの部分などを最新版に変えております。この5年間にもかなりの抗菌薬の適応が変更になりましたので、変更された場合には増刷時に加筆などして改訂しております。

今回も、できる限り、「最新情報」をお届けする姿勢を維持してまいります。