ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

想い出秘湯「三斗小屋」

2023-06-13 08:51:48 | 旅行・秘湯・巡礼 

11日間の入院から帰ると 腰痛の発症、自宅待機が続いたのでブログの話題がない。

最近の散歩では両手にトレッキングポール、そんな姿に 昔の秘湯巡りを思い出した。

山奥の秘湯を 友人と訪ねる旅は、17年前の 奥那須「三斗小屋温泉」から始まった。

手作り冊子「旅紀行/ひげ爺の独り言」から、その一頁を抜粋的にブログ紹介します。

 

平成18年6月、友人から誘いを受け 仲間三人で「三斗小屋」へ行くことになった。

そこは 那須岳山麓から2時間半の山歩きになり、頚椎損傷を持つ私は躊躇もあった。

しかし「根まがり筍」「星空が綺麗」と、「混浴の露天風呂」の話に乗り賛同した。

6月14日、車で東北道を進み黒磯で食料と飲料を買い込み 茶臼岳下の峠の茶屋の

駐車場に車を置き昼食、先導役のS氏持参のコンロで調理し 豚汁定食で腹ごしらえ。

食後は荷物を背に灌木林を10分、続いて那須岳を見ながら 岩の山肌を40分登る。

峠に出てからは下りになるが、剣が峰の裏はガレ場の横歩きで 続いて急勾配の岩場。

一気に下ると水場、さらに雑木の中の横道を暫らく歩き「三斗小屋」に16時 到着。

入室するとポツポツと雨、下駄履きで小道を歩き「露天風呂」で 雨の中でのビール。

夕食後も 懐中電灯を手に「露天風呂」へ、「星空」はないが至福のひと時を過ごす。

翌早朝の「筍採り」は雨の音に諦めて寝たふりしていると、先導役の友人Sは起き出

し我ら二人に声もかけずに出かけ、朝食直前にザックいっぱい筍を入れ帰ってきた。

さすが日光育ち、根まがり採りで熊にも会わず 朝食前に帰るは 動物的本能も完璧 !。

『食後も露天風呂に入り、貰った雨後の筍を背に雨中の山道を帰った』と、独り言。

三斗小屋に宿は二軒、泊まった宿は「煙草屋」だったがタバコは売っていなかった。


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