今年の春は遅れているようで、お彼岸を過ぎてもまだ 桜の開花便りがない。
東北の被災地では、雪降る寒い中で不自由な避難生活が続いているだろう。
春を告げるウグイスも、初鳴きを聴かせてからはしばらく来ていない。
忘れられたかのような春、それでも遠慮がちに一歩一歩やってきたようだ。
我が家の蕗も、先週から葉茎を伸ばし始めてきたので肥料を施してやった。
「蕗のとう」は、年末から先月まで味噌炒めや天ぷら等で食べ続けてきた。
先週は葉と茎を初収穫し、茎は「煮ふき」にし 葉は「佃煮」で賞味した。
家庭菜園では、ほうれん草や小松菜の2番手の収穫が終わりを迎え始めた。
かき菜 春菊 ちんげん菜を収穫中で、きぬさやは収穫に向け成育中だ。
キャベツ レタス ブロッコリーにカリフラワーが、畑への定植を待っている。
里芋/大根は土に埋めてあり、白菜と長ネギは納屋に取り込み保管してある。
お彼岸前にジャガイモ種を植え込み、秋まき長ネギも仮植え替えをした。
月末から、下仁田ネギ 小松菜 いんげん カボチャなどの 種まき期を迎える。
そして畑に里芋種の植付けと、ハウスでは胡瓜やトマトを植える 床作りだ。
近所の農家では、田植えに向けて田圃の耕作と稲苗づくりが始まっている。
原発の危機は続いており、放射能漏れなどの二次災害が心配される状態だ。
福島県の浜通り地域は、地震と津波に加えて放射能での三重苦状態にある。
原発の影響で、隣の茨城県 群馬県の露地野菜に 放射能汚染が測定された。
直ちに身体への影響はないと云うが、食品安全の心配が広がっている。
「影響がないとしても、風評での被害が心配になる」と、ひげ爺の独り言。
庭の蕗は、パラボナアンテナ型に広げた丸い葉なのだが・・・、大丈夫?。
体に特別な病気を持たない母は、ご近所で最高齢ながら元気者だった。
巨大地震が発生した前日に、足元の不安定さから玄関で崩れ倒れた。
左大腿部から左腰に歩けない痛みを訴えたので、病院で診察を受けた。
骨には異常なく打撲とのことだったが、後の再診で骨折と診断された。
ベッドまわりや居間などを模様替えして、母は車椅子の生活になった。
大震災の余震や停電にガソリン不足等、慌ただしい中で彼岸を迎えた。
お彼岸には子供達が集まり、お墓参りと母の誕生祝いをして食事する。
今年は20日に集まったが、気持ち的には例年よりも寒い感じがする。
燃料不足や変則勤務などの都合で、人数はやや少ない9名が集まった。
母は、何処にいるのか、相手が誰なのかが良く解らないらしく、顔を認識
出来ない状態ながら 自分の心配事等の話題を作って話しをしていた。
地震の被災報道と自分の病院や介護施設通いとが混線しているらしい。
関東では、地震による電力不足で地域輪番の計画停電を実施している。
幸いこの地域は停電に会っていないが、節電には協力し配慮している。
ガソリンスタンドは整理券制を取り、1回2千円分の給油に制限している。
営業するスタンドは極少なく、そのお店に列ぶ車列が道を塞いでしまう。
しかし、電池・牛乳など買い占められた品も量は少ないが出回ってきた。
「原子が事故って原始の生活へ、これもいい体験だ」と、ひげ爺の独り言。
東電は電力の供給不足 東証は買い注文の不足 当地はガソリン不足だ。
3月10日午後に、東北地方の太平洋沖を震源にした超巨大地震が発生した。
マグニチュードの9.0は、滅多にはない観測史上最大規模の地震だという。
青森県から茨城県までの海岸に、大津波が押し寄せ未曾有の大災害になった。
海記し沿いの市町は、地震に加え10m超の大津波で壊滅的に破壊された。
現在も一万人以上の人々が孤立状態で、正確な被災状況は把握できていない。
報道では、二千名が死亡し 安否不明者が一万七千人を越えるという。
困難な状況下、自治体 警察 消防 自衛隊等が全力で救助救援に当たっている。
活動は交、通連絡網の寸断と余震を警戒しながらの救援は困難を極めている。
加えて福島県福島相馬地方では、原子力発電所の水素爆発が発生している。
地震によって停止した東電の原子力設備が損傷し、次々に重大な事態にある。
現時点で放射能漏れはくい止められているが、一部住民の避難も行っている。
徐々に被害実態が判明するなか、物資の欠乏に体力 気力の消耗に限界が来る。
それぞれの被災箇所で、今日 明日の対応が極めて重要になってきている。
地震発生時、私は埼玉大橋近くを車で走行中でラジオの緊急地震報を聞いた。
走っていた道路は電柱が多く危険なので、横の田圃道に乗り入れ停車し待機。
安全を確認し家に帰ると、ご近所の屋根ぐしが落ち神社の灯籠が倒れていた。
自宅の建物は、棚の人形や花瓶が倒れ落ち,お風呂のタイルが一部割れていた。
電気や水道や戸まわりは正常だが、電話が不通で携帯もかかりにくい。
余震とは思えない地震を感じながら、テレビや新聞の報道で全体像を知った。
そんな中、12日の伊香保での高校同窓クラス会は 大きな影響が出ている。
なた電力の供給不足により、鉄道や企業の節電と計画停電が実施されている。
さらに通信・交通・電気等の制限と、ガソリンや水などが店から消え始めた。
しかし被災し孤立している多くの人を思うと、生活の不自由はやむを得ない。
「発生した超巨大地震と大津波、大自然の力はものすごいもの」と、独り言。
そして『節電協力はもとより、復興支援のため出来ることをやってゆこう』。
被災者の方々へのお見舞いと、一日も早い復旧を心から願っている。
そこで、収入に関わる源泉徴収票、支出の社会保険料等の証票を揃え、
さらに医療控除用の領収証などを揃え、総合支所で申告することにした。
また、揃えた証票と税務署の資料をもとに、自分なりに計算しておいた。
家族構成に変更はなく、年金収入もほとんど昨年と金額は変わらない。
医療費等もほとんど昨年同様の額だったので、還付金も計算していた。
12万円の還付を予想し、使い道を考えながらの申告日になってまった。
2月の末に行ったら、申告者が多く長時間待つだろうと予想して諦めた。
そこで、3月になっての午後に改めて行ってみら待たないで申告できた。
申告結果は、私の計算より2千円多い12万円少々の税戻しになった。
医療費の支出が多かった部分に、補助が支給されたようなものである。
その還付金で毎年何かを買い物をしてきたが、今年は決まっていない。
後々に残る物を買っておこうか、娘の転勤出向に役立つものにするか。
振り込まれるのは一ヶ月後、それまでに「何を買うか」を決めておこう。
額も、一昨年は異常な多さだったが、昨年の12万円弱より少し多い。
その一方で、妻は申告すると不利になると予想して申告はしなかった。
夫婦での還付額の計が、昨年と全く同額という結果には驚きと納得だ。
「それにしても、源泉徴収の基準は上手く出来てる」と、ひげ爺の独り言。
高齢な母の医療費が少なければ、ほとんど源泉徴収通りの税額になる。
国の政治が先行き不透明の中で、統一地方選挙が行われることになる。
いや、統一選挙があるから 国政も政局も落ち着かないのかもしれない。
埼玉県は、知事選が秋で県議選が4月1日告示 10日の投開票になる。
この地の県議選は、前回激戦の結果、現職だけの無競争の方向にある。
加須市の市議選は、4月17日告示で23日の投開票と日程が決まった。
4月は、稲作の準備から田植えの最盛期へと続くので選挙運動も大変だ。
その市議選は、一年前に1市3町が合併してからの初めての選挙になる。
合併による在任特例を経過し、今回が本格的市会議員を選ぶ事になる。
新しい議会には、合併後の調整事項に加え新たな課題が山積している。
議員定数は法定の34名から、議会の協議により32名に減少している。
先日、選管の事前説明会が行われ、立候補を予定する人が顔を揃えた。
若干の変動はあろうが、現職を中心に38名の立候補が想定されている。
旧自治体の「北川辺地域」からは、現職の5名が立候補を表明している。
私の住む地元からも2名の現職が立候補し、その中の1名はご近所だ。
ひげ爺もその候補者の後援者であり、事務的役員を仰せつかっている。
地域のためには何としても当選して貰いたいが、農繁期のため大変だ。
「他地域との票争いで、農村部の投票率が気になる」と、ひげ爺の独り言。
外では「地方選の支援」、家の内では「痴呆さんの支援」、どちらも大変だ。