ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

四国八十八ヶ寺巡拝 4-下

2018-03-20 08:29:43 | 旅行・秘湯・巡礼 
小松島市街地を避けるように北に走り、左手に向かうと第18番札所「恩山寺」。
駐車場から石段が続くが、その両側に大株ソテツや大銀杏があり 諸堂が配された
その先に本堂があり、足を進める事でいかにもご利益が得られそうな感覚になる。
北に20分で徳島市の中心部、さらに20分進めて17番札所「井戸寺」を参拝。
市内国府町の市街地にあり、駐車場から裏口入門すると まとまった境内には火災
にあって再建された重厚な本堂や大師堂があり、寺名を意味する「井戸」がある。
徳島市内に戻ってホテルに入り、一休みして夕食は「鯛づくし料理」に舌づつみ。
翌日3日も快晴を迎え 8時半に出発、北西に25分走り街道を左折するとすぐに
第16番札所「観音寺」、古い街並みの道路に面して 鐘楼門があり狭い境内には
本堂と大師堂があった。 気づいたら、どうしたものか 私の財布が見当たらない。
前日に鹿肉を食べたが、どこかで馬肉も口にしたらしく馬鹿になっていたようだ。

必死に前日行動を思い返し、太龍寺の駅に忘れたと推測し電話したら「あった」。
ホッとした気分で南に5分程走ると、15番札所「国分寺」は 本堂が修復工事で
カバーに囲まれていたが、その雰囲気には国分寺の風格を感じさせるものがある。
その南の近くに14番「常楽寺」、大きな岩山と思える地盤上の石段を上ると納
経所があり、さらに進むと本堂と大師堂があって霊木アララギが枝を広げていた。
それから鮎喰川を渡って10分で13番札所の「大日寺」に着く、街道に面して
薬医門があり、その正面が宿坊で右手に大師堂があり向い合う左手が本堂だった。
今回の巡拝はここで終了、徳島市内に戻って昼食をとり神戸経由の帰路に着いた。
『紛失した財布が見つかるなど、ご利益が充分の旅だった』と、ひげ爺の独り言。
送ってもらった「忘れ物」が、帰宅の翌日に届くというスピード解決には大感謝。
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四国八十八ヶ寺巡拝 4-中

2018-03-13 08:05:26 | 旅行・秘湯・巡礼 
室戸市街から15分の室戸岬先端に立ち寄り、少し戻って山を登ると空海が悟
りを開いた24番札所「最御崎寺」で、納経を済ませ宿坊「遍路センター」へ。
2日は8時半に出発、山を下りて太平洋沿いを北に90分走ると日和佐に着く。
街道脇の「道の駅」で一休みし、ほど近い23番札所の「薬王寺」を参拝した。
山の斜面に建てられた寺で、城を思わせる石垣や石段と豪壮な堂宇は印象的だ。
朱色の「喩祇塔」が目を引き、眼下に日和佐の街並みと港が美しく眺望できた。
海沿いを北に走り、由岐から左手山側に入ると25分で22番札所「平等寺」。
仁王門を入ると大師堂があり、正面石段を登った丘の中腹に本堂があった。
街道を西に進んで 間もなく右折し山道に入り、途中の「道の駅」で昼となった
がそこではジビエ料理を薦められ、地産鹿肉の「なか鹿丼」でお腹を満たした。

さらに進んで大期待の21番札所「太龍寺」へ、600m超の大龍山頂にあり
難所として知られたこの札所も、今は西日本最長のロープウエイで楽々行けた。
山頂駅を降りると寺域で、弘法大師が修行した山容と格式ある堂宇に感無量だ。
ロープウエイの利用で体は楽だったが、「大変なこと」に気づいたのは後の事。
山麓の駅から車で北に走り左折し山道に入り30分、ここも歩くお遍路さんに
は難所となる20番札所「鶴林寺」に着く、駐車場から横道を進むと仁王門や
大師堂があり、石段上には立派な三重塔と本堂とそれを守る鶴像が置いてある。
鶴林寺から山を下って東方面に40分走ると、小松島郊外の立江町に鎮座する
19番札所「立江寺」で、広く明るい境内に堂々とした佇まいの本堂があった。
昔から大龍寺も鶴林寺も難所、今でもお遍路さんは歩いている』と、独り言。
歩くお遍路さんに出会うと、車で楽旅のひげ爺は「申し訳ない気持ち」になる。
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四国八十八ヶ寺巡拝 4-上

2018-03-06 08:20:17 | 旅行・秘湯・巡礼 
台風並みの超低気圧の接近、覚悟していた強風も豪雨を受けることなく岡山経由
でJR土讃線を、景勝地「大歩危小歩危」から 高知に向かう老人ボケ夫婦である。
この日は 高知のホテルに投宿し、夜は「はりやま橋」など市内を散策して夕食。
翌3月1日は レンタカーを足に、先ずは高知市郊外の30番札所「善楽寺」へ。
平地にあって開放的なたたずまいで、燐地には土佐一の宮「土佐神社」がある。
気づくとカメラにメモリーが入っていない、ネットで調べても付近にはカメラ屋
さんがなくて慌てたが、幸いにスマホに撮っておけるので かろうじてセーフだ。
東に15分程で第29番札所「国分寺」、聖武天皇の勅願による土佐の国分寺と
して建立された古刹で、こけら葺き本堂と土佐日記の紀貫之の滞在で知られる。
次に東南に25分進んで香南市野市に入り、小高い丘「三宝山」を登ると中腹に
28番札所「大日寺」があり、趣ある山門を進むと本堂や諸堂が配されている。

山を下って野市の街中でメモリーを確保し、ひと安心したらお腹も空いてきた。
土佐湾にそって東南に40分の、安芸市の名物うどん店「国虎屋」で昼食した。
そこから20分走ると、左側の山の細道を上った所に第27番札所の「神峯寺」
があり、庭園風の急勾配な石段を登ると 簡素ながら立派な堂宇が並んでいる。
さらに60分走ると 室戸市の高台に26番札所「金剛頂寺」、長い石段を登る
と仁王門があり広い境内には、本堂のほか捕鯨で栄えた地の名残が残っていた。
26番から15分で 25番札所「津照寺」、高台へ直線的階段の上に色鮮やか
な鐘楼門があり、さらに上がると本堂で土佐湾と室津港を見下ろす景色は絶景。
『予報に反して雨が降らないのは、心がけが良いから・・と自負』と、独り言。
用なしの完全装備用雨具が二人分、それは自分で背負うと言う:自負になった。

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