ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

絹産業遺産群を巡る 〔4〕

2014-11-25 08:11:06 | 旅行・秘湯・巡礼 
20日の朝は冷え込み、北関東道の車中から望む国境の峰には雪が見えた。
高崎インターで降りて、市街地から国道18号を 西に碓井川ほとりを進んだ。
まず初めに、縁起ダルマで有名な 少林山達磨寺の参拝から始める事にした。
大石段を上ると、境内にある楓が紅葉し イチョウは葉を黄色く輝かせていた。
続いて川向の八幡社を詣でて、生絲商や養蚕関係者による寄進灯篭を見学。
さらに国道を西に進み、安中市内にある「旧碓井社本社事務所」を外観見学。

国道18号は元の中山道、その旧街道を進んで坂本宿を越えると坂道になる。
ほどなく、国重要文化財の碓井峠鉄道施設「レンガ造りアーチ橋」が現れる。
生糸や繭を信州方面に運ぶため、明治26年に完成したアプト式の鉄道機構
で 「めがね橋」とも呼ばれ、登れば橋の上とトンネル内とを歩くことが出来る。
車で少し戻り、横川駅に近い「おぎのや」で 名物「峠の釜めし」の昼食をとる。
午後は今回の最大目的地に向かって、妙義神社前から下仁田町の山寄りに
出て右折、国道254号を長野県佐久市方面に進み 途中から旧道に入った。
狭い七曲りの山道を上ると神津牧場で、そこから少し下ると駐車場があった。

車を降りて15分歩くと世界遺産の「荒船風穴」で、上物建屋は失われていた
が 傾斜地に四方を自然石で積み上げた囲みが三つ連続する遺構が見えた。
特異な地形から生じる冷風で、蚕種を冷蔵貯蔵した国内最大級施設と云う。
最後に下仁田駅に隣接した「下仁田倉庫」に立ち寄り、高速道路で帰宅した。
『少林山の達磨も、総選挙で急に忙しくなることだろう 』 と、ひげ爺の独り言。
七転び八起きの縁起達磨も、候補者によっては 手も足も出ない達磨になる。
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渡良瀬遊水地なう 〔初冬〕

2014-11-18 07:27:23 | 地域活動・つながり
立冬の中候を迎えた数日前から、この地の名物「赤城おろし」が吹き始めた。
そんな冷風が吹く14日、陽射しが十分にあったので渡良瀬遊水地を訪ねた。
堤防上から見るヨシ原は、秋には白かったヨシの穂が 枯れ色になっていた。
そして 風に倒されたかのように、穂先を風下の 東南方向に向け揺れている。
車を進めた遊水地内の北エントランス周辺では、一部の落葉樹が紅葉してい
たものの、多くの草木は枯葉になったり 葉を落として裸枝になっていた。

駐車場から歩いて谷中湖に出ると、湖面は冷風に波を立て 寒々しく見えた。
北ブロックの湖上では、帆に西風を受けたウインドサーフィンが疾走していた。
風の具合を見て集まってきたらしく、かなり多くの艇が 湖上を賑わしていた。
北橋から浮島のある湖面を見たら、数は少ないが冬鳥の群れが休んでいた。
少数の「マガモ」の群れが、木立を西側にして 風を避けるように漂っていた。
この時期としては鳥の種類も数も少なく、渡りがまだ始まったばかりのようだ。
ラムサール条約登録地としては、ちょっと寂しい状態で今後が心配でもある。

中の島から下宮橋に向かうと、対岸の湖畔に 多くの人たちが集まっている。
JR東日本が主催する「健康マラソン」で、相当な数の参加者や応援者がいる。
その人ごみに分け入って、湖畔をまわって車に戻ると昼の時間になっていた。
車で「道の駅」に移動し、好物の天ぷら蕎麦を食べて今日の日程を終わった。
日程を終わって帰国した安倍首相が、今日にも衆議院解散を表明するだろう。
『遊水地は越冬の渡り鳥、永田町は師走選挙で閑古鳥』と、ひげ爺の独り言。
渡り鳥は発った所に帰るが、政党を変えて立った渡り鳥候補は 帰れるの?。
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晩秋の菜園と玉ネギ定植

2014-11-11 09:53:05 | 家庭菜園・庭・花 
暦での立冬を7日に迎えた途端に、冬型気候になって空まで寒々しくなった。  
枝先に残った柿の実が、陽の光に輝く風景などは 秋の終わりを告げている。
その柿の実も 明日にはすべて収穫し、12月にお礼の寒肥を与える予定だ。
時差まきした野菜は、小松菜二番手とほうれん草一番手が最盛期を迎えた。
そんな 晩秋のひげ爺菜園で6日、自家育成したタマネギ苗の定植を行った。
春まきジャガイモの収穫跡に、石灰窒素や堆肥を撒いて雑草を取りながら夏
を越し、秋に耕作して肥料を与えたうえで一週間前に再度耕作しての床作り。
その床に、穴あき黒マルチ(130cm・7穴)を敷いて両脇裾を固定し準備した。
マルチの穴に、秋の彼岸直前に種をまいて育てた苗の400本を植え付けた。
例年マルチは使わなかったが、今年は初めてマルチを使っての栽培になる。

里イモは9月下旬から、大根の一番手は10月中旬から 収穫を始めている。
土寄せした長ネギは月初めに初採りし、今年初の鍋料理の具材で味わった。
これから寒くなって 冬霜に当たることで、甘味のある美味しい長ネギになる。
土曜日には キクイモと秋ジャガイモを初掘りし、翌日の朝と夕とで賞味した。
代表的冬野菜の白菜は、結球した葉球が硬くなってきたので初収穫も近い。
これら冬野菜は、必要時に収穫して食べ 年末に保存処置して食べ続ける。
処置と云えば、里イモ掘りの際に新品包丁で左手親指をかなり深く切ってし
まったが、三連休の初日で病院探しが面倒だと 自分で処置をしたのだった。
血止めし消毒し軟膏を塗り包帯したが、数日後に腫れと痛みが増してきた。
『自分の処置がうまくなくて、化膿してからの病院通い』と、ひげ爺の独り言。
破傷風の注射を受ける等、最初から「病院が良い=病院通い」と反省しきり。
コメント (2)
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絹産業遺産群を巡る 〔3〕

2014-11-04 08:36:30 | 旅行・秘湯・巡礼 
前回投稿の旅の後半、それは 翌日の事ながら 一週間遅れの投稿になった。
朝の気象情報では、雨も徐々にあがって 昼からは曇り空になると報じている。
まだ霧雨が降っていたので、「湯畑」のある温泉街への朝の散歩は中止した。
ホテルの朝食はバイキング、どうしても 食べ過ぎてカロリーオーバーになる。
予定の散歩を中止になり、摂取オーバーしたカロリーの消化も中止になった。
気分を変えて 志賀草津ルートに車を進めてみたら、天狗山から青葉あたりの
紅葉はドンピシャだったが、霧雨とガスに煙っていたので途中から引き返した。

草津街道を下り、中之条から左に県道53号を山に入り「富沢家住宅」を参観。
旧名主の家は豪壮で、周辺には今でも桑が多く見られ 養蚕が盛んのようだ。
山道を進み 国道17号線に出て、猿ヶ京の湖畔でコーヒーを沸かして飲んだ。
雨は上がって紅葉もまあまあ、少しだけの満足で我慢して折り返し沼田市内
の街道沿いレストランで昼食をとった後、郊外の「薄根の大クワ」 を見学する。
幹回りが5.7m、樹齢が1500年と云われる日本一の山桑は神々しい。

一旦市内に向かい 東に転じて、県道62号線を進み「旧鈴木家住宅 」に行く。
そこは天明の頃の建物で、今は「沼田市南郷の曲屋 」として保存されている。
これで 今回の絹産業遺産巡りは終了、薗原ダム湖から国道120号線に出て
吹割の滝と周辺を散策したが、紅葉は六分ほどで今月末ごろが見ごろだろう。
来た時の道を帰るのも 無意味なので、金精峠から日光経由に帰路を取った。
『タイヤ交換後の初ドライブは、雨でも山道でも 納得の足まわり 』 と、独り言。
雨でほとんど歩けずの2日間 は、私の足はリタイヤで 車の足はニュータイヤ。
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