ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

父の命日と年の瀬のこと

2012-12-25 08:21:13 | 食楽・年金ライフ 
年の瀬を迎えると、何かと忙しいなかにも 懐かしさや寂しさを感じることがある。
21日の冬至から年の瀬気分が増し、23日が父の命日で24日がクリスマスイブ
前後に一つ二つの会議や打合せ会と忘年会があり、賀状作成や大掃除がある。
父の命日は必ず休日に当たる、でもその日が天皇誕生日なのだから当然の事。
祭日だからみんなが集まるのに都合良く、欠けることもなくお墓参りが出来る。
毎年の祥月命日は、ひげ爺の姉・妹夫婦が集まり墓参りと食事会を行っている。
今年は娘夫婦が来宅し、Xmasプレゼント目当ての孫娘も加わってのお墓参りに。

一方で介護施設に入所している母は、認知症と車椅子生活のため参加できない。
母の健康状態は、記憶力が極端に衰えたものの上半身は十分に機能し、会話も
それなりに出来て食欲も旺盛で、痴呆と歩行困難を除けば年齢を感じさせない。
21日に見舞うと、冬至のカボチャをペロリと食べてしまい帰宅願望を言っていた。
そんな母は来春98才になるが、この調子なら100才も十分射程距離内にある。
一年後は親父の13回忌だが、一年半後には母の白寿を祝うことになるのだろう。

結婚してからの我が家は、二世代夫婦の4人に娘2人の6人家族が続いていた。
先ずは長女が他家に嫁ぎ、親父が93才で他界し我が家の家族は4名になった。
その後 次女がひとり暮らしをはじめ、昨年からは母が介護施設に入所し、貴重な
同居者だった愛犬が今夏に亡くなり、ついに我が家は夫婦の二人だけになった。
全国には、高齢者夫婦世帯が460万世帯 高齢単身世帯が350万もいるらしい。
「我が家の年の瀬は、忙しいようでもあり 寂しいようでもある」と、ひげ爺の独り言。
増えて寂しいのが年齢と処方薬の量で、減って寂しいのは頭髪と同居家族の数。

 今年最後の投稿になります。 ご愛読 誠に有り難うございました。
 迎える新年が、皆様にとって明るく輝かしい年でありますように・・・。
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衆議院選挙の結果に想う

2012-12-18 10:20:55 | 社会・経済・国際 
「近いうち」から4ヶ月を経た12月16日が、第46回衆議院選挙の投票日だった。
三年半前の前回、政権交代を掲げた民主党が圧倒的勝利を得て政権獲得した。
今回の選挙では、三年半の民主党政権の実績に対する評価が重要争点だった。
具体的には、消費税増税と財政や社会保障 震災と原発事故の対応・経済問題、
TPP参加の可否・領土問題と外交防衛政策・原発政策とエネルギー問題など。
そのうえで政権政党の民主党には、政権公約への実行度などが厳しく問われた。
また、民主党の分裂や新党の立党等があり 第三極の政治参画が話題になった。

天候には恵まれ政治課題は多かったものの、難しい課題と判りにくい政策のため
に投票率は低調で、全国の投票率は59.32パーセントと戦後最低になった。
選挙の結果は 自民党が大躍進し民主党は大惨敗、維新とみんなが躍進し公明
は堅調で未来は惨敗だった。当選者は自民党294(解散前比△175)民主党57
(▲173)維新の会54(△43) 公明党31(△10) みんな18(△10) 日本未来9
(▲53)、その他は共産党8 社民党2 新党大地1 国民新党1 無所属5となった。
それにしても、自民党には予想以上の大勝で 民主党には悲惨な結果となった。

結果をうけ自民党の安倍総裁は、公明党との連立政権をめざすことを表明した。
連立すれば衆議院で3分の2を持つもとは言え、参議院では過半数に満たない
ことからも 強引な政権運営はさけて 政策ごとに丁寧な議会運営を目指すだろう。
政権与党は国民や野党から厳しく責任を問われ、時には党内からも攻撃される。
そしてその結果責任は、来年夏の参議院選挙や次の衆院選で厳しく評価される。
政権政党への批判が常態となり、振り子現象のはなはだしい結果は考えものだ。
「小選挙区制の正しい結果とは想えず、異常性さえ感じる」と、ひげ爺の独り言。
政局で首相がよく代わる日本、選挙制度も政治体制も責任ある安定感がほしい。
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渡良瀬遊水地での探鳥会

2012-12-15 15:10:39 | 地域活動・つながり
この日は、加須市主催のセミナー「自転車で巡る渡良瀬遊水地」二日目になる。
それはラムサール条約への登録を機に、市民として渡瀬遊水地の知識を深める
ことにあり、今回は遊水地に飛来・生息する野鳥を観察する「探鳥会」となった。
加須市内を中心とした応募参加定員20名と、地元団体の会員9名が参加した。
まず道の駅に隣接した遊学館2階で、遊水地を望みながら主催者の挨拶にはじ
まり、先生である一色安義さんから遊水地の野鳥に関する基礎情報が語られた。
そして自転車や双眼鏡の貸し出しなど準備を整え、10時すぎに遊水地に入った。

風は少しあるものの快晴のもとで、平年以下の気温も気にならないことが幸いだ。
谷中湖の岸につくと、早速にハシボソカラス ダイサギ キジバトが出迎えてくれた。
中之島の観察台では水面に カワウ マガモ カルガモ ヒドリガモ さらにカンムリカ
イツブリなどが遊び、空にはチュウヒ ノスリ トビが舞い コハクチョウの親子が西空
に飛んで行き、近くの木々にはジョウビタキ ヒヨドリ ツグミ スズメ ハクセキレイが
忙しく飛び交っていた。期待していたハヤブサはいつもの所に今日はいなかった。
温暖化のためか、群で飛来してくるガン・カモ類が例年よりまだ少ないようだ。
運が良いと30種ほどが見えるのだが、今日は少なく「鳥あわせ」は18種だった。

先生の話の中にちょっと気になる内容があった。それは、1:山や丘陵に棲む鳥
が平地である遊水地にも増えている 2:海や河口近くに棲む鳥の一部が、内陸
の遊水池にまで来るようになった 3:湿原での葦焼きの有無と関係があるのか、
野鳥の種類によっては、営巣・繁殖や生息密度に年ごと変化が見られると云う。
何はともあれお昼すぎ、一行は無事「道の駅」にもどりセミナーは無事終了した。
「渡り鳥ではないが、参加者の中に 『おしどり』夫婦がいた」と、ひげ爺の独り言。
年の瀬ともなれば 「シャッキントリ」が飛んでくる、ひげ爺の家は大丈夫だろうか。
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冬の畑と里芋の埋け込み

2012-12-11 08:20:49 | 家庭菜園・庭・花 
12月も中旬で、本格的な寒さがやってきて菜園にも霜の降りることも多くなった。
菜園の端の一列には、ブロッコリーとカリフラワーが収穫期の最後を迎えている。
隣ではキャベツとレタスも収穫期で、その数は少なくなったもののまだ残っている。
秋まきのジャガイモが大豊作で、必要な時に掘り出しては新ジャガを食べている。
ほうれん草は今二番手を収穫中で、三番手もビニールトンネル内で育っている。
小松菜の長男坊とちんげん菜は、作量こそ少ないが露地で栽培し収穫中にある。
春菊と二番手の小松菜は、寒さと霜を除けてビニールハウス内で栽培している。

太く短い下仁田ネギは、軟らかく甘いのでお鍋用食材とお正月料理で使い切る。
根深長ネギは、寒さに強いく霜に当たって甘味を増すので年末以降に収穫をは
じめ、1月末まで畑に残しながら収穫しその後は全量を収穫し納屋に取り込む。
冬の代表野菜大根は便利な野菜で、ひげ爺は三度の時差を付け栽培している。
一番手の収穫が終わり、先日から二番手を収穫中でさらに三番手が育っている。
三番手大根は、正月の食材にした後 全てを収穫して土中に埋け込み保存する。
白菜は11月の中旬から収穫を始め、親戚に届けたりもしたが まだ畑に30個ほ
どあり、お正月まで畑で収穫を続けるがその後は全量収穫して納屋に取り込む。

冬支度にはいった7日、ひげ爺夫婦は畑で里芋2種の保存用の埋け込みをした。
掘り出す芋と残す芋、土を掛けたり埋め込んだ上に藁を載せてビニールで覆う。
上手く埋けないと、寒くて凍るし雨や温度次第では腐ってしまい種芋までも失う。
そして食べる都度掘っては、煮物には「八つ頭」けんちん汁には「土垂芋」を使う。
作業の後には、保存に適さない小さな芋を『きぬかつぎ』で食べる楽しみがある。
「由来は、芋の皮剥いだ姿が平安貴族の衣被ぎに似てる」と、ひげ爺の独り言。
そんな上品な食べ方ではなく、だだ蒸かして醤油をつける「田舎きぬかつぎ」だ。
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秩父札所めぐり 第四回目

2012-12-04 08:43:09 | 旅行・秘湯・巡礼 
12月の巡礼は、寒くなる前にと思い「夜祭」の準備に忙しい月初の1日になった。
先ず鬼石経由で城峯山を訪れ、時期はやや遅かったが冬桜の清楚な花を観た。
桜山を下るとき小雨になったが、最初の目的地を20番札所の岩之上堂とした。
趣のある石段を下りると、整えられた庭の中に本堂があり立派な厨子があった。
雨も止んだので歩くとことにして、坂道を下り古い荒川橋を渡り19番龍石寺に。
そこは寺境内が大きな岩盤上にあり、庭木が少なく広々した境内になっている。
続いて案内板に沿って、石仏やお堂のある「古道」と呼ばれる巡礼道を歩いた。

趣ある古道で荒川を越え、続く街中の道を行くと約40分で21番観音寺に着く。
納経して芭蕉の句碑を覗き、対岸の武甲山を眺めて元の20番駐車場に戻った。
車で秩父中心部に入ると、道路は祭の準備で交通止めの所が多くなっていた。
市内で遅めの昼食を食べ、天候と距離を考え午後の参拝は車で巡ることにした。
茅葺き屋根の山門と質素なたたずまいの22番童子堂、そして23番音楽寺へ。
盆地を見下ろす山腹にあり、その鐘楼は秩父事件で鬨の鐘になったと云われる。
また、その寺名から新人歌手のヒット祈願など音楽関係者も多く訪れると云う。
私は20年前にも訪れているが、道路が拡張され周辺も整備され公園化された。

車で山道を下りて荒川に沿って少し上ると、道路の脇上に24番法泉寺がある。
駐車場から参道に入ると目前に、直登となる100段を超える石の階段がある。
縁起には、加賀白山の神からの勧請と伝えられ 寺域の隣には白山神社もある。
最後は市内に戻り17番定林寺、本来は22番と合わせて歩く予定だったところ。
坂東と西国を加えた百観音を刻んだ梵鐘をみて、次回を想いつつ帰路についた。
「音楽寺はプロ歌手の祈願が多いという、それじゃ~俺も 」と、ひげ爺の独り言。
これから忘年会新年会だ、祈願した美声をカラオケで披露することにしよう・・と。
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