ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

民主党代表に野田佳彦氏

2011-08-30 06:37:37 | 社会・経済・国際 
この数年間、首相辞任が毎年の行事化し 国政は政局政治になっている。
今年6月、菅首相が自ら辞任意向を表明してからも長く居座り続けてきた。
特に今年は、大震災や原発事故による未曾有の国家的困難の中にある。
政策先送りや政権運営面の停滞が、首相である代表の辞任要因だった。
辞める辞めないの末 ようやく菅総理が辞任して、昨日代表選が行われた。
民主党代議士だけの投票で、党員も国民も不参加の代表選びであった。
短期間の緊急的選挙だったが、増税容認派の野田佳彦氏が選出された。

選ばれた民主党新代表は、手続きを経て日本国の総理大臣に就任する。
停滞・混乱の政治が、新首相によって解消するかと言えば簡単ではない。
だが、震災からの復興と経済対策、原発と放射能、国会運営と政策実行、
財源と財政健全化、国防 金融 貿易などの国際問題、等々難問山積だ。
新政権には、党内融和と現実的政策をもとに政治責任を果たして欲しい。
国民はもとより、外国からも信頼される首相と政治であることが望まれる。

民主党は、マニフェストに人気取り的政策を掲げ 前回総選挙で勝利した。
そして二年、政策実現と財源確保、政権運営と政治主導に苦しんでいる。
党要領を持たない民主党は、根本理念の曖昧さが弱点となり病根になる。
同様に、日本の政治が人気取りに終始するポピユリズムに病んでいる。
大阪維新の会や名古屋減税日本など、大衆併合主義政治が元気なのだ。
「民主党代表選、結果正解事になるよう期待したい」と、ひげ爺の独り言。
支持率に翻弄される政治は、正当でも正解でもなく政党事政界事である。
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自生オニバスでボランティア

2011-08-23 08:10:15 | 地域活動・つながり
猛暑と言うか酷暑と言うか、とにかく6月下旬からは暑い日が続いている。
そんな中で、北川辺に自生するオニバスが7月下旬から開花しはじめた。
オニバスの特性については、昨年8月のこのブログで詳しく紹介してきた。
ひげ爺は、絶滅危惧種オニバスを守るボランティア活動に参加している。
初夏から、自生地や通路の雑草刈りと水の管理や天敵ザリガニの駆除な
ど、自生オニバスの保護管理をしている仲間を補助する役を担ってきた。
合わせて、開花時期に訪れる人達のためにガイド役を交代で勤めている。

今年は、自生地の隣地が地震で液状化し一部に水を入れられなかった。
幸いに自生地そのものには被害なく、6月はじめにオニバスは芽を出した。
今年は水深と養分の関係から、茎は長く葉の数も多く成長は順調だった。
その結果、水中に日光をあてるために行う古い葉の除去作業に苦労した。
そんな自生地のオニバスが、8月に入ってから本格的開花時期を迎えた。
開花の時間帯は朝7時から9時頃で、その後は花弁を閉じるものが多い。

オニバスにとっては、お盆の期間中が花の数も色も最も良い時期になる。
8月14日には、「オニバスフェスタ」と呼ぶ地域ミニイベントも開催した。
開花の続く9月初旬までボランティア活動で、その後 新米の季節がくる。
来訪者には、写真愛好家を中心としたリピーターが多い事に驚かされる。
リピーターは、管理状況や開花などの情報を数年間分記憶しているのだ。
「花の形や色に関してはガイドより詳しい人もいる」と、ひげ爺の独り言。
でもガイドは、保護作業と勉強をしている地元育ちだから説得力がある。
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少し変な今年の夏とお盆

2011-08-16 14:39:23 | 食楽・年金ライフ 
6月下旬から猛暑がやってくるなど、今年夏の気象はちょっと変である。
7月下旬に涼しい日もあったが、月末からは再び記録的な猛暑続きだ。
異常気象なのだろうか、菜園では一部野菜に実成りの異変が見られる。
スイカとカボチャの実付き時期が、例年より遅いうえに実の数も少ない。
インゲンは7月中には実をつけず、8月になったら少し実を付けている。
自生で栽培法には無関係な茗荷まで、出が遅くなって数量も大激減だ。
 追伸:お店では秋ジャガの種芋まで品薄で、2㌔までの限定販売だ。

全国的猛暑と地域的豪雨に加えて、東日本では余震がまだ続いている。
原発のその後も、終息と言うには到らず放射能の不安が広がっている。
日本中が節電と自粛中で経済は低迷し、政治は首相交代で不確実だ。
世界金融に不安があり、中東で内戦 イギリスも暴動 中国ではデモだ。
何かが変な今年の夏だが、我が家にいつもながらのお盆がやってきた。
毎年家族みんなが集まり、昼食を摂りながらご先祖様の供養をする。
母は施設に入って不在だったが、今年も盆棚を作り「集い」を開催した。

盆棚は4本の柱と中段の棚で作られ、棚奧には高い台板が置いてある。
棚奧の台上には位牌を並べ置き、後ろには「十三仏」の掛け軸を下げる。
前柱2本に竹を添え、まこもの紐を吊して色紙やほうずきで飾り付ける。
中段の棚壇には、野菜やお供物をのせ、お線香などの仏具を用意する。
前の棚下はゴザを下げて閉ざし、行き場のない餓鬼達の居場所とする。
期間中には、お互い様ながら親戚や近所の人が盆棚まいりに訪れる。
「供養を兼ねた挨拶話も、今年のお盆は少し変だ」と、ひげ爺の独り言
お袋が不在の今年は、盆棚まいりの話題も世間話でなく説明話になる。

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浦和「小島屋」のうなぎ

2011-08-12 10:58:54 | 食楽・年金ライフ 
このところ特別な暑さが続く、そんな中で用事あっての浦和行きになった。
真夏の時節柄、夏バテ対策の栄養補充のため昼は鰻を食べる事にした。
浦和でうなぎを食べるとなれば、店はやっぱり「小島屋」ということになる。
江戸時代から200年続くと云う ウナギを主にした川魚料理の老舗である。
浦和市街の東に沿って流れる芝川とその低地に接した太田窪の地にある。
昔は湖沼地帯であったようで、うなぎが穫れて商売が始まったのだろう。

そこはお店というよりも旧家という構えであり、店頭に表看板などもない。
昔からの重厚な家構えに、後から建て増した建物が幾つか続いている。
ほとんどが和室の座卓席になるが、商談や宴会用に個室や広間もある。
うなぎの蒲焼き料理が主で、小の2500円から大の6600円まである。
うなぎ料理の他に、鯉の洗いや鯉こくなど素朴な川魚料理も幾つかある。
最上級の宴会料理が9700円で、昼食用のうな重は3000円である。
普通は、うなぎの蒲焼きにご飯や吸い物などを組み合わせて注文する。

真夏の平日、それでも開店間もなく満席になり帰るころには待つ人もいた。
私達は本屋の和室に通され、昼食用の「きも吸い付きうな重」を注文した。
備長炭で焼かれたうなぎに、ほど良い味のたれがついて臭いも香ばしい。
材料に大きなうなぎを使っていると思われ、肉厚の豊満な蒲焼きである。
「稚魚のしらすが不足し、蒲焼きも値上がりしている」と、ひげ爺の独り言。
稚魚が少子化で、川まで鰻がのぼらず 値段だけがうなぎのぼりの状態だ。
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館林では「まゆ玉うどん」

2011-08-09 10:10:22 | 食楽・年金ライフ 
群馬県東部の館林市は、童話にある茂林寺の分福茶釜と狸で有名だ。
その茶釜にちなみ、半熟玉子をのせた「釜玉うどん」を名物にしている。
しかし、釜玉に加えて変わったうどんを食べさせる店が茂林寺にある。
民家風のお店「もり陣」は、シルクを使った「まゆ玉うどん」が売り物だ。
まゆ玉の絹をパウダーにし、ほんの少しうどん粉に混ぜるのだと云う。
見た目は普通のうどんでも、ツルツルシコシコ感がシルク効果らしい。

店主は数年前に脳梗塞で倒れ、重体状態から半身不随まで回復した。
その後リハビリを続け、右手に不自由はあるものの元気を取り戻した。
その間、「まゆ玉」に触れたり握ったりしているだけで体調に良いことを
実感し、2年前から「シルクうどん」を作りたいと挑戦を続けたという。
絹パワーの実証や食品としての利用法等、専門家とも相談したらしい。
そして出来た「まゆ玉うどん」を 自分のお店の味として売り出している。
まゆ玉乾麺も製造し、まもなく商標登録をうけて販売する予定だと言う。

元来、館林地域の農家では「かいこを飼う」ことが盛んに行われていた。
少し離れているが、ひげ爺の家でも私が子供の頃まで蚕を飼っていた。
また地域は小麦の生産地で、農家では食材に小麦粉を多く使っていた。
小麦粉文化の代表がうどんで、製粉業や製麺業も盛んなところだった。
作り慣れてきた二つの素材が、パワーを付けてうどんに変身したのだ。
「帰りにもらったまゆ玉で、手の痺れが治る・・かな」と、ひげ爺の独り言。
ご亭主の説明や記録ビデオに忙しく、肝心なうどんの味が判らなかった。
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ブルーベリーの収穫続く

2011-08-02 08:22:57 | 家庭菜園・庭・花 
我が家の菜園に続く小さな果樹園、そこにブルーベリーも植えてある。
古い2本は、何かの記念にもらった苗を植えたもので13年程になる。
しかし畑続きの土地は適性とは云えず、弱々しい樹勢だったため少な
い実を時々食べる程度で、栽培し収穫していたとは言えなかった。
3年前、土地にモスビースを混ぜ込んで酸性化し、苗木を何本か買っ
て来て植え、周辺の表土上には松木材のチップを覆うように置いた。

日本でのブルーベリー栽培の歴史は浅く、太平洋戦争後からのようだ。
健康に良いと言う果実が人気で、栽培地域も面積も増えているようだ。
大まかな品種は三系統だが、豊富にある品種のそれぞれが土質や気
候に対する適性を持ち、大きさ・収穫期・甘さ等に違いを持っている。
異種類を2本植えると、授粉が促進し着果しやすい性質を持っている。
我が家には3種類6本あり、早生も晩生もあるので収穫期が長く続く。
実の色づきやガクの崩れ方、付け根部の変色で熟度を計り採集する。

早生は7月の上旬から採取を始め、晩成種はまだ収穫が続いている。
ジャムも作りたいが、幼木も含め6本だからそれほどの量は採れない。
そこで、洗って冷たく保存してヨーグルトやサラダに添えて食べている。
酸味と甘味のコラボが、健康にも良くて夏の涼しい味にもなっている。
完熟させて甘みが増した実は、採取と味覚とを長く楽しませてくれる。
「美味しい完熟実は、カラス等の鳥が狙っている」と、ひげ爺の独り言。
脅し付き鳥除け糸を張れば、鳥害ならぬ採り甲斐があると言うものだ。

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