ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

エアコン室外機の盗難で

2012-01-31 08:56:13 | 地域活動・つながり
10月に我が自治会所有の集会所で エアコン室外機2台が盗まれた。
その少し前の7月に、プロパンガスのガスボンベが盗難にあっていた。
一年前の6月にも室外機が盗まれ、再設置し予防に鉄枠で囲ってあっ
たが、室外機2台は鉄枠のボルトを切られて また盗まれたのだった。
人家の少ないお寺に隣接する土地にある集会所は人目に付きにくい。
しかも建物がブラインドになり、室外機は後ろ側に隠れるようにあった。
犯人はその道の常習犯で、いずれも複数の同一犯のように思われる。
警察に届けるなど手間はかかったが、盗品が出てくる事もないだろう。

聴くところ、室外機1台が4~5千円で闇の業者に引き取られるらしい。
ボンベ業者は限られるので、狙いが金属なのかガスなのか判らない。
地域でも、集会所や町工場のエアコン室外機が数台盗まれたと云う。
また田圃でコンバインやモーターが、資材置き場で建設重機や鉄板な
ど、公園や運動場ではステンレスや電線などが盗まれているという。
手口は、事前に下調べをしたうえで夜間に大胆で手際よく行うらしい。
クーラーなら3分程で、車や重機の盗難でも5分もあれば十分らしい。

自治会長の私には、二度続いた盗難とその処理は迷惑な話であった。
ガスは業者が対応してくれたが、エアコンは負担も含め簡単ではない。
丁度 行政にトイレ改修工事の補助を申請中だったので、エアコン盗難
の窮状を訴え 防止策として屋根上設置を提案し緊急に追加申請した。
行政の特例的承認をうけ、トイレとエアコン工事が今月末に完了した。
「2度あることは3度あるで、また盗まれては困る」と、ひげ爺の独り言。
屋根上の見やすい所に設置したが、盗ツ人はこれを見て何と思うやら。
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必要当然の増税と行革 Ⅱ

2012-01-24 09:43:28 | 社会・経済・国際 
日本の国家債務のおおよそは、建設国債250兆を含む普通国債の655
兆円と財政投融資会計の112兆円に為替介入政府短期証券128兆円、
そして政府補償債権49兆円と借入金の56兆円と云われている。
建設国債や為替資金には、投資した社会資本や外国債権等財産もある。
重要なことは「売ったらいくらか」の価値であり、目減りした消耗額を算出
し民間の経営論理に見立てれば、構造的欠陥と改善点が見えるだろう。
日本もギリシャを反面教師に、システムとシナリオの改変が急務になる。
東北は無条件で頑張っている、同じ様に日本全体がもっと頑張るべきだ。

現政権は先の総選挙で、予算の無駄を省くことで財源捻出を説明した。
しかし予算組み替えや仕訳では、財源の目途は立たず国債を増発した。
景気停滞のなかで増収は見込めず、埋蔵金や国債増発にも限界がある。
その上、大震災や放射能関連の支援復興のための財源も必要となった。
そこで消費税増税となるが、世論調査では賛成と反対が拮抗している。
ほかにも、原発の是非 TPP 普天間など国論を二分する諸問題がある。
それらは、国民の顔色伺いやお土産付き対応策では解決しないことだ。

米国も今や経済基盤が盤石とは云えず、その力量に陰りが見え始めた。
欧州はEU統合で広さは確保したが、通貨や地域差にまだ弱さがある。
中東は不安定このうえなく、力を増した中国も世界のモデルではない。
世界を軍事力でリード出来る筈はなく、経済でもリード出来ないとなれば、
格付会社やファンドが幅を効かす混沌とした時代と言う事になってしまう。
高齢者入りしたひげ爺には、この国の形と世界の様子が気になってくる。
「優良企業や財産家が、海外移住してしまうと困る」と、ひげ爺の独り言。   
党派や業種の利害を越えて、「国を導く」という毅然たる政治を望みたい。
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必要当然の増税と行革 Ⅰ

2012-01-20 07:43:21 | 社会・経済・国際 

野田首相は消費税の増税を決断し、政府と与党とのすり合わせを行った。
年度税収が42兆円に対して国債発行が49兆円で、国債残高がGDPの
2倍と云う状況下では、財政健全化にむけた増税は避けて通れない。
民主党の「社会保障と税の一体改革」は、必要で当然の取り組みだろう。
野党自民党も先の選挙公約に消費税増税を掲げた手前、増税に躊躇する
ことは出来ず、政府批判のための非協力は国民に支持されないだろう。
一方で、政権による政治行政改革への取り組みが後追い的になっている。
天下り禁止や独法改革、公務員改革や規制緩和などの声に迫力がない。
政治資金や議員定数の見直し程度で「身を切る」などと云って欲しくない。

欧州では、2パーセントの経済規模であるギリシャの財政危機がユーロ圏
の信用不安をもたらし、それが全欧州的な財政危機になろうとしている。
ギリシャでは1100万人の人口の一割が公務員で、しかも民間よりかなり
高い給与水準にあり、行政面はばらまき政策を続けた大甘の国家財政に
なっているが、そのことに麻痺した国民は危機感さえ失いかけている。
戦争での国家破綻は実感出来ても、財政破綻の危機共有は難しいようだ。
債務の棒引きを願ったところで、行政改革が厳しく求められる事は必定だ。

日本の国債残高は998兆円と云われ、国民一人当たり830万円になる。
少子化と経済が低迷するなかでは、益々増大する社会保障費の確保でさ
え汲々となり、本来行うべき事業費の捻出がままならなくなってしまう。
消費税増税だけで財政健全化は成らず、聖域なき構造改革なしに政治の
信頼は得られないし、増税に対する国民の理解協力も得られないだろう。
「大阪のハシモトのアシモトにも及ばないのでは・・・」と、ひげ爺の独り言。
行政改革を断固実施する熱意が、増税をも真剣に議論させることになる。

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地域の小さな賀詞交歓会

2012-01-17 07:57:49 | 地域活動・つながり
七草粥も終わった1月14日の夕刻、地域の新年賀詞交歓会が行われた。
旧自治体の北川辺観光協会が主催する地域唯一の公的互礼会である。
町が合併してからは、加須市観光協会の支部的組織としての活動になる。
そのため、加須市の市長はじめ他地域の協会支部長も来賓に招いている。
地元選出の市会議員も招待し、人数規模は小さいが華やかになっている。
私も協会役員として関わってきており、今年も司会役を務めることになった。
新年を寿ぎ挨拶や懇談が続くことは同じだが、この賀会は少し趣が違う。

それはテーブル上の料理にあり、全てを地域のもので賄っていることだ。
会場は「ライスパーク」と呼ぶ公営農業体験施設で、料理は鯉の洗いや鯰
の天ぷら、本モロコの雑魚煮に本モロコ入りのコロッケ「モロッケ」、地粉の
手打ち蕎麦に紅白の饅頭、野菜ではキュウリにトマトにレタスにイチゴ等。
協会会員である生産組合や飲食店が、特別な価格で提供してくれている。
蕎麦好きのひげ爺は、ここで出る手打ちで茹でたてのお蕎麦が大好物だ。
そこは、地域色と季節感を味わうポットラックパーティーのような気楽さだ。

渡良瀬遊水池のラムサール条約への登録が期待されるが、他にビッグな
観光的目玉がなく、観光施設もなければ観光を専業とする会員もいない。
そこで行われる賀詞交歓会だから、食材も料理も地域独特のものになる。
気前の良い会員は、不足を心配して必要以上の量を用意してくれている。
私は車の運転で飲めないし、糖尿が心配で食べ過ぎと甘いものは禁物だ。
「使いきれない余剰品は、土産品として持ち帰えれる」と、ひげ爺の独り言。
新春の賀詞を交歓する会が、地域の料理物を交換する会のようでもある。

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坂東札所めぐり 第六回

2012-01-10 13:39:18 | 旅行・秘湯・巡礼 
新春の松もとれた9日の成人の日、横浜弘明寺と東京浅草寺の二カ所の
参拝に出かけたが、時節がら初詣客と成人式の着物姿が多く見られた。
この日は電車利用行程、朝7時に家を出て東武で栗橋からJRライナーに、
横浜から京急で弘明寺に。納経後は横浜市営で中華街に出て昼食、JR・
メトロと乗り継いで浅草寺を参拝し、東武で家に帰ると5時過ぎだった。
「交通費が3320円で、昼食代はもう少し高かった」と、ひげ爺の独り言。
胸の万歩計は13,874歩で、693.7キロカロリーの消化を表示していた。

坂東観音霊場十四番: 瑞応山 弘明寺 本尊: 十一面観世音菩薩
京浜急行線の弘明寺駅改札を出ると、そこは弘明寺の裏手になっている。
半回りするように仁王門の前に出て、階段を上ると正面に本堂がある。
表の参道は、市営地下鉄弘明寺駅からのアーケード商店街となっている。
横浜市内で最も古い寺と云われ、僧行基が建立したのが始まりという。
その後、鎌倉将軍家 小田原北条氏 徳川家等の庇護を受け栄えてきた。
明治時代に寺域を失い、狭くなった境内に鐘楼や大師堂等が点在する。
初詣の客で混んでいたが、豪壮な本堂の欄間には彫刻が刻まれていた。

坂東観音霊場十三番: 金龍山 浅草寺 本尊: 聖観世音菩薩   
東京唯一の札所で、浅草の観音様として親しまれ多くの観光客で賑わう。
推古時代の小堂建立が始まりと伝えられ、慈覚大師円仁が中興という。
以降、時代を担う武将の信仰と保護を受け現在の大寺の規模となった。
正面に雷門があり、仲見世通を進むと宝蔵門に続き本堂観音堂がある。
観音堂は戦後の再建で、内陣の厨子には秘仏聖観音が安置されている。
広い境内は整備されていて、二天門 五重塔 六角堂 二尊仏などがある。
周辺は参拝者向けのお店で賑わい、東京を代表する観光地になっている。
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今までと少し違うお正月

2012-01-03 09:31:41 | 食楽・年金ライフ 
新年明けましておめでとうございま~す。 早速にブログ訪問を頂き誠に
有り難うございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年を振り返ると、地震 津波 原発事故 大雨被害等々と散々だった。
今年も影響や厳しさは残るのだろうが、何とか良い年になってほしい。
東北の復旧・復興に歩調を合わせ、日本のシステム復興が望まれる。
我が家では、母が腰を二度骨折しその後は歩行困難のため施設暮し。

除夜の鐘が鳴り始めた大晦日の真夜中、初詣に向かって車を出した。
毎年初詣している古河市の長谷寺で、今年の一番護摩を受けてきた。
母と夫婦の3人家族、平均年齢が77歳では厄年や方位除けもなけれ
ば合格祈願もあるはずがなく、病気と健康だけが祈祷願目になる。
そこは年々若い参拝者が増えて、携帯電話が初詣に来ている感じだ。
帰宅し一休みしてから「おせち」の朝食と改めて地元氏神様への初詣。

年賀状のやりとりも、10年前の現役時代をピークに減ってきている。
虚礼も廃止したが、徐々に縁が遠くなり 消息も乏しくなっているのだ。
家のお元日は、母が体調を崩し不在のため兄弟夫婦だけが集まった。
お年玉の授受は盛んでも、顔合わせる人数が減り時間も減ってきた。
おせちの品数は減らないが、出来合い品を使って形も味も整い過ぎだ。
子供の遊びも時代とともに変化し、外で遊ぶ姿を見ることがなくなった。

様変りは仕方ないが、家族の集まりが少なくなるのは寂しい限りだ。
和服姿は滅多に見られず、気分を新たにする華やかさが無くなった。
高齢者入りの私には和服が似合いそうだが、さっぱり着なくなった。
門松を立てるお店も少なくなって、日の丸を揚げる家も少なくなった。
「和服でお正月を迎えなくなって何年になるだろう」と、ひげ爺の独り言。
和式が良いとは限らないが、放射能同様の除染消滅は如何なものか。

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