先週はじめ、パソコンが突然認知症を発症し一週間ほど入院治療していた。
高い治療費はかかったが無事正常に戻り、処分を免れて昨日退院してきた。
そんなことから、この復帰ブログは一週間の「間抜け話」となる。
我が家では毎年ジャガイモを栽培しているが、丁度収穫期を迎えている。
ジャガイモは、収穫時の湿気次第で腐れ易く晴天を選んでの収穫が必須だ。
入梅してからではなかなか晴天が続かないので、梅雨入り前の仕事だった。
しかし、孫娘のジャガイモ掘りのために、全部は掘らず少し残して置いた。
そのことを知らせておいたから、先週末に娘が孫娘と一緒に我が家に来た。
週末の天気が良かったので、20日の「父の日」が孫娘の作業日になった。
孫の意気込みは良かったが、いざジャガイモの所に行くと虫が怖いという。
茎一本を抜いただけで、土を掴むことさえ怖がり、写真を撮るのが精一杯。
娘は、孫にドロ遊びをさせようとしたのだが、目論見は見事にはずれた。
やむなく私が掘り出し、孫は駕籠に入れた新ジャガイモを運ぶだけだった。
でも、孫娘には作文のネタになり、収穫物が持ち帰れることで喜んでいる。
昼は、大きいお婆ちゃんを加えた家族5人で冷や汁うどんを食べに行った。
今年初めての「冷や汁うどん」、加須市内の専門老舗だけに美味しかった。
娘と孫の二日間は、泥遊びどころか汗をかくこともない普通の帰宅となり、
ジャガイモにお米 胡瓜 大根 茄子 レタスなど野菜をもらい、食事もご馳走
になり、大きいお婆ちゃんからはお小遣いまでもらって帰って行った。
孫も我が家も、この週末は楽しい時間を過ごす「非日常の場」となっていた。
「今日は『父の日』だが、この爺には関係ないようだ」と、ひげ爺の独り言。
老齢な母を抱えている私には、「父」と言う感覚を味わうのは未だのようだ。
八ヶ岳の東腹の標高2150㍍の高所に本沢温泉、と言うよりも山小屋がある。
この温泉は、通年営業としては日本で最高地点にある露天風呂が有名な温泉大。
ひげ爺たち秘湯仲間の5人は、梅雨入りを避けて6月9日にこの温泉を訪ねた。
埼玉班の3人が足腰に不具合を持っていて、長距離登山が心配な旅でのあった。
向かう途中で 佐久の内山牧場でレンゲツツジを見て、本沢温泉の登山口駐車場
に行き 昼はバーベキューと豚汁の自炊食、そこから2時間半の山道歩行になる。
荷物は少なくしたが、酒飲みで欲張り者が多いから 結構な重さになってしまう。
午後2時半になって秘湯目指し登山口を出発。お天気は最高で 新緑の中を進む。
最初歩く道は 途中まで林道として整備されていて、勾配も緩やかで歩きやすい。
車の轍の残る道は、ただ黙々と歩くだけで満足感も変哲もない道である。
そんな道を30分程歩いて行くと、「これより先は4WD・・・」と云う表示板。
と言うことは ここまで車で来れたのだろう、なんだか? 無駄足を踏んだようだ。
さらに30分で「ゲート」到着、そこから本来の山道を 一時間少々で本沢温泉。
到着するとすでに5時、夕食が6時なので 荷物を玄関先に置き露天風呂に直行。
10分ほど登ると、硫黄岳山腹の爆裂河口に「日本最高所:雲上の湯」がある。
残雪と新緑を眺めながら、大自然のなかで本格秘湯に浸って、満足・満足。
宿に戻って休むことなく夕食になる、そこは山小屋だから 食事は寂しいものだ。
キムチ風みそ汁鍋は山菜入りで山小屋らしいが、私には 純粋味噌汁の方がいい。
それより食事が私達以外は男客一人だけ、こっちの方が より寂しい気分になる。
この秘湯は 八ヶ岳登山ルートの道脇にあり、時には女性も来るはずなのだから。
寂しいのは夜も同じ、8時の消灯後は我々だけの酒盛りが予定されていた。
しかし山を歩いた疲労からか、内風呂に入り一杯飲んだら 眠くなってしまった。
「標高が高く 全ての値段も高いが、酸素 食事 サービスは落ちる」と、独り言。
ここでは、良いお天気と眺め 適温の露天風呂が 最高のご馳走と言うことになる。
それは、「サクラ」が子犬の時からお世話になっている犬猫病院からだ。
夏に発生する蚊が感染媒体となるフェラリアの予防注射の案内である。
宮崎では、牛に口蹄疫が発症感染していて 緊急の問題になっているが、
この伝染病は蹄が二つに割れている動物、つまり牛豚の類だけらしい。
犬のそれは蹄でなく爪だそうで、人間と同様に感染の心配は無いという。
それはともかく、口蹄疫がこれ以上拡大しないように願うばかりである。
車に乗ることが大好きな「サクラ」は、私が買い物などのお使いに行く時
には、「車に乗せてくれろ」と全身でアピールし、大はしゃぎで催促する。
私が会社勤めの頃から、仕事の出勤と遊びの外出とが判別出来ていた。
仕事のときには、連れていって貰えないことが判るらしく静かにしている。
服装や履物なのか、カバンなどの持ち物なのか、髪の毛や身なりなのか。
ともかく本能的な能力を持っているらしく、甘えてくるから可愛くなる。
また、車の行き先で放してやると喜ぶので、つい乗せることにしてしまう。
この日も甘えて催促してきたが、まさか病院行きとは気づかないようだ。
首輪から鎖を外し、車の後ろのトランクを開けてやると直ぐに飛び乗る。
そして、いつもの所に腹這い姿勢をとり、ブレーキや横ずれに備えるのだ。
着いたところが病院で驚いたようだったが、直ぐに諦めて素直に従った。
一寸だけ利口な「サクラ」は、11歳で私同様に高齢者の域に属している。
「高齢者だから、チャイルドシートは用意してない」と、ひげ爺の独り言。
もっとも、犬用にはチャイルドシートもなければ、道路交通法違反もない。
我が家でも、何時の時期にテレビを買い換えるかが話題になっていた。
3月に確定申告をしたら、夫婦二人の還付金が12万円程戻ると云う。
4月、入金額を原資としてテレビ一式を切り換えようと云うことになった。
現在、家族は3人でも5台のテレビがあり、最低でも3台が必要という。
置き場所と台数や画面の大小、付属品やメーカーなど悩むことになった。
お店では連休過ぎには新機種も揃うし、お買い得品も出るだろうと云う。
そこで、連休の期間を知識の補充と必要性の確認にあてることにした。
中学生のころ私は、学校で放送部員として校内放送の係をやっていた。
ナット回しにハンダごて、道具も揃っていて鉱石ラジオなどはお手の物。
真空管ラジオもつくるほどで、受信機やメカに強いことを自負していた。
月刊誌も購読していて、いずれ無線「ハム」をはじめようと思っていた。
しかし高校受験をひかえ、親父の反対で受信機づくりは止めてしまった。
それ以来、電気関係に感心が薄れ、メカにも弱い体質になってしまった。
メカ音痴の高齢者が、見たり 聞いたり 訪ねたりのテレビ買いとなった。
結局は、居間の大型、寝室の中型、食堂の小型、録画器1台を購入して、
別棟には、今使用中のアナログテレビとビデオ器を残しておくことにした。
購入資金は、還付金ではとうてい足りず生活費からの赤字出血になった。
それにしても、地上デジタル方式のことを 「ちでぢ」とは何故なのだろう。
新型テレビに切り替えると家計が赤字で出血になると言う意味なのか?。
「こんな変な呼び名は、メカ用語にいただけない」と、ひげ爺の独り言。
変な病を連想するのは、昔、痛みと出血に悩んだ私だけのことだろうか。