はや春三月も末、桜も例年より早いようで 今週には見頃の所が多い。
桜の花は春の代表、いよいよ春の到来で気分も「うきうき」してくる。
我が家ではお正月から、春を求めて香りを野生の菜類で味わってきた。
「菜の花」「野セリ」「ヨモギ」「からし菜」、それから「ふき」である。
菜の花類は2月中旬から、土手や野にもあるが菜園でも栽培している。
採集も調理は簡単、茹でてお浸しや辛し会えにして食卓の小鉢を飾る。
野セリは自生が少なくなってきたが、ある田んぼ脇の秘密の所にある。
陽当たりの良いそこは、3月中旬から私だけの採集場所になっている。
主に「ゴマ会え」で食べるが、灰汁も強く香りも強く歯ごたえもある。
ヨモギは、利根川の土手に沢山生えているので採り放題だ。
3月中旬から採れ、若い茎葉を茹でて灰汁をとって草餅にして食べる。
茹でた葉を冷凍保存しておくと、連休すぎでも美味しい草餅が作れる。
同じ時期には からし菜、野生のからし菜は肥料がないため辛みが強い。
蕗は 我が家の裏庭にふんだんに、それも早生系と奥手系の2種類ある。
お正月には早生種の「蕗のとう」を、天ぷらや吸い物の香りに散らす。
2月になれば収穫量も増えるから、蕗味噌や油炒めにして食べている。
3月中頃から4月は、茎を「煮蕗」にし葉は「佃煮」で何回も食べる。
「野せりのゴマ会えと蕗葉の佃煮は、私の好物」と、ひげ爺の独り言。
野生の強い香りと苦味のある独特の味、春の味覚として楽しんでいる。
昨日の23日、秘湯めぐり仲間の埼玉組三人で簡単な昼食会を催した。
季節がらお花見と云いたいが花より団子、場所は羽生のイオンモール。
定年延長して勤めていた最後の一人が、今月末で退職する事になった。
その節目として集まったのであるが、三人ともメタボで病気持ちの身。
昼食会といっても飲むことはもちろん、豪華な食事などは出来ない。
ささやかなランチ定食を食べ、お茶で時間を過ごすことになる。
JTBの仲間話、家庭の事情、年金での生活、健康や趣味、などの話
で時間が過ぎて。気がついたら3時を過ぎていた。
三人とも埼玉組だから、当然に埼玉住まいで しかも東部地区の在住。
三人ともに勤務生活を終えたので、生活の足並みが揃うことになった。
三人とも携帯・パソコンを持つ現代人(一人は最近まで縄文人だった)
三人とも長男であり、生まれてから今まで同じところ住み続けている。
三人とも高齢な母親と同居していて、かみさんには頭が上がらない。
三人とも不摂生や食べ過ぎで成人性の病気持ち、糖尿と足腰の病気持。
同じような環境に生きる三人だが、なにか一人だけ違うところもある。
二人は家庭菜園をやっているが、一人は畑もなく全然やる気なし。
二人の母親は耳が遠くて筆談もするが、一人の母親の耳は正常だ。
二人は眼鏡をかけているが、一人は裸眼で眼の必要なし。
二人は車を運転するが、一人は免許あっても運転せずに奥さん頼み。
二人には孫がいるが、一人だけは子どもが未婚のため孫はいない。
「共通点が多くても、一人だけ はみ出す人がいるものだ」と、独り言。
ところで二人とも髭は付けてはいない、付けているのは私一人だけだ。
講演は、「災害犠牲者ゼロを目指して」~これからの豪雨災害に備える~と
題し、群馬大学大学院教授で防災研究第一人者者者片岡敏孝氏が講演した。
講演会では、最近おけるに豪雨災害の発生状況と、災害の特徴、地球温暖
化がもたらす豪雨災害の影響や今後の傾向など、下記の内容で話された。
ダムや堤防の強化を始め防災に関する行政の取り組む課題は多い。
しかし取り組みには限界があり、個人と地域社会の役割も大きい。
個人と地域と行政の協力による「災害に強い地域」づくりが大切、
すなわち自助・共助・公助による地域防災力の向上であると言う。
行政に頼りすぎることなく三者がお互いに協力連携しあうこと、
自然災害に立ち向かう地域社会こそ「災害に強い地域」と言える。
我々は「備えあれば災いなし」という諺は承知している。
この言葉には、大切な前文があることを教えられた。
本当の言葉は 居安思危、思則有備、有備無災 となるそうだ。
安きに居りて、危うきを思う
思えばすなわち、備え有り
備え有れば、災い無し
そこで重要なことは、安きに居る今こそ どれだけ災害時に起こりうる危
険を思い、どうすればその危険に備えられるか・・・、という事なのだ。
『心配することなしに、何も準備もできないぞ~』と、ひげ爺の独り言。
ひげ爺は、毎年2月中旬から恒例になった確定申告をしている。
国が推奨するインターネット申請は、手続きが面倒で今年も役場での申告。
作業に苦労した結果、3月末頃に14万6千円が還付されることになった。
内容は去年と同様で、高齢者を扶養しているため 医療費支出が多い結果だ。
税金を払いすぎていたから戻るだけなのに、なぜか有り難く思ってしまう。
考えてみれば、得をした訳ではないが 嬉しい気持ちになるのは何故だろう。
さて 思わぬお金は 何に使おうか・・、欲しいと思う物が 浮かんでこない。
国会で審議中の定額給付金がもらえると、合わせて夫婦で17万円になる。
美味い物でも食べて飲んでと思うが、夫婦そろって糖尿病が怖いのでダメ。
臨時収入なので、この際、何か物で消費する事にしたいのだが・・。
自家用車のタイヤは 昨年の暮れに4本を入れ替えたばかり、薄型テレビは
地デジ切り替えと絡めて少し後でいい、背広やコートの新調も必要はない。
デジタルの一眼カメラは、今持っている薄型軽量の機種で十分だ。
ポタリング用に高級自転車はどうだろうか、それも 外車でと思うのだが?。
思い付きで余計な物を買ってしまうと、あとで手間がかかって 面倒になる。
日ごろ使わない品物は、陳列品でもないのに置物や邪魔者になってしまう。
春を迎えているから、久しぶりに夫婦で温泉旅行でも 行けば良いのだが、
それも高齢な母を抱えていては、おいそれと出かけることは簡単ではない。
「特に買いたい物がないので、お金を使うのに困る」と、ひげ爺の独り言。
全国地域リーダー養成塾が開かれ、その塾が主催する北関東ブロックセミ
ナーが、近隣町「騎西」の「キャッスルきさい」を会場にして開催された。
合併協議会の委員である私は、北川辺町百人委員会からの情報で参加した。
それは、養成塾の「合併にあたって大切な地域の魅力」を基本テーマとし
て明治大学教授の「 牛山久仁彦」氏の講演だった。
演題「市町村合併と参加/協働の町づくり」は、私の地域活動と合致する。
1、市町村合併で求められるニーズと機能を
①自治体から ②地域住民から ③中央政府の視点から見た分析。
2、合併自治体の課題につては、考え方と仕組みづくりや進め方
をなどを整理し、分権時代における地方自治ついて述べられた。
必要なことは、合併議論の初動から住民参画と協働が大切である。
課題の抽出も解決も、住民の合意と納得が求められるという。
結果、政策形成と公共サービス提供の両面で協働参画が出来る。
合併した新しい自治体像は、「協働型の自治体運営」であるという。
要点は、合併があろうとなかろうと これからの地方自治の行政運営には
住民参画の重要性がますます高まるということ。
さらに住民の参画による地域力を高めるためには、地域のリーダーやコー
やデネーターが必要な事を、災害時の実態を例に聴かされた。
「1市3町の合併協議が進むが、考えねばならない事が多い」と、独り言。