我が家の愛犬の「さくら」は、雌の可愛いハスキー犬で満8歳になった。
朝と夕刻に散歩をさせるのは、健康管理を兼ねてひげ爺の役割である。
犬を連れて歩く一万歩の散歩は、糖尿病の悪化防止のためにやっている。
愛犬「さくら」は道路での一時停止と発進、右折・左折を指示どおり従う。
口笛で呼べば直ぐに戻ってくる。近所の人に頭がいい犬と誉められている。
先日の朝、散歩途中の畑道でリードを放してやったら喜んで飛んでいった。
行ったは良いが、用事が済んでも遊びほうけていてなかなか帰って来ない。
私は、予定のコースを歩き続けて少し経ってから口笛で呼んだが現れない。
何か餌にありついたか ハンサムな雄犬に出合ったのか、困ったものだ。
心配ながらも、犬なりに判断して帰って来るものと思い健康散歩を続けた。
家の近くまで戻ると、小型トラックが家の門前にあり、人が一人いる。
そこにいるのは、何時も野菜の肥料や消毒薬等を買うお店のご主人。
「さくら」が、お店の前で寂しそうな表情と声で鳴き出したという。
何時も散歩していることをご承知の店主は、特に心配しなかったらしいが、
奥さんやお客さんが、犬の様子を見て迷子の「犬が心配している・・」と。
いつも一緒の私に何か異変があったのでは・・と、心配して犬をつれて車
で我が家まで来てくれたということ。 いや~申し訳ありません。
犬が勝手に道をはずれて、自分自身が不安になっただけなのだろうか。
それとも犬は犬なりに、主人である私のことを心配していたのだろうか?。
「どちらにしても、可愛い奴であるが・困った奴だ」と、ひげ爺の独り言。
後で思えば、散歩中の曲がり角に視界を遮るビニールハウスがあったのだ。
我が町は、お隣の加須市を中心とした1市3町を枠組みとした合併に向
けて、町長をはじめ数多くの議員が積極的に取り組んでいる。
昨年夏頃から合併議論が進展を見せ、11月に法定合併協議会が発足した。
以降、事務レベル、幹事会、まちづくり隊などの議論をベースに 協議会が
開かれ、私も若輩ながら町を代表する4人の内の一人として参加している。
協議会は、来年3月の新法期限内の新市発足に向けて協議が進行している。
今まで5回の合併協議会では、幾つかの項目が決定したが その主な項目は
*合併協議は、加須市 騎西町 北川辺町 大利根町の1市3町で行う。
*合併の方式は新設合併(対等合併)とする。これにより 合併前日に現在
の1市3町は消滅し、当日 新しい市が誕生する。
*新市庁は現在の加須市役所(3町の庁舎は総合支所として活用)
*財産と債務、一般職員は、当然の事として全て新市に引き継ぐ。
*合併の期日は、平成22年3月23日(火)とする。
*新市の名称は公募5件と協議委員選定4件の9候補から絞り込む。
*議会議員は、定数や在任特例など、先ず各市町議会による調整を依頼し、
その調整結果を協議会で協議・決定する。
*特別職は、統合により各1名に、行政委員会も統合で減少する。
*コミュニティバスは、合併後、運行を検討し速やかに全域に実施する。
そのほか、各種補助金、公共団体の扱い、使用料と手数料、給食費、図書
館の運営方などの協定項目について、その方向性が決定された。
進展したとも言えるが、これから重要で大変な調整が残っている。
「新市の名称と議員の扱い、各種の制度や料金の調整が大変」と、独り言。
厳しい判断は住民から嫌われ、甘い判断は合併の理念に反するものだから。
先日、仲間と旅することになったのだが、その旅程の山の中で、仲間
の携帯は受信出来るのに、私の携帯だけが圏外表示で使えない。
考えてみたら6~7年前に買ったもので、古いが為の受信不能らしい。
営業マンであった私は、誰より早く携帯を使いはじめ、それが4台目。
でも、電話以外の機能の使い方はほとんど進化をしていなかった。
気づかなかったが、仲間の携帯と形も厚さも違う、「そうか」と納得!。
私の携帯用石器は古いムーバ、すでに骨董品的な代物になっていた。
帰宅後、買い物のついでにdocomoを覗いたら、早速声をかけられた。
春のキャンペーン中とのことで、機種変更はお買い得だという。
一年中キャンペーンのようなものとは思うが、まあ~都合は良い。
老眼で視力が落ちているので、文字が大きく見やすいものが良い。
とは云え、心情的に老人用「かんたん携帯」にはしたくない。
メーカーが同じ機種なら操作の手順も似ているという説明に納得。
店のお嬢さんに薦められたパナソニック製を買うことになった。
食材や日用品の買い物をしている間にデータの移行をお願いし、受け
取ってから電話帳やIモードなど、気の向くままに操作してみた。
ぶ厚い説明書を読んで、機能と使い方を理解しようにも 面倒すぎる。
そこで判ったことは、日頃使わない機能がいろいろ付いている。
今までの携帯にも付いていたらしいのだが、使うことがなかったのだ。
これからも使う事のない機能のようで、私には必要のない機能だ。
「それなら、簡単携帯で良かったのに・・・」と、ひげ爺の独り言。
旧石器時代は脱しても、せいぜい新石器時代くらいまでがいいところ。
自治体合併の協議進行と、住民の総意とがかみ合っていないのは何故か。
いま、埼玉県東部の三地域で3月の合併に向けた協議が進行している。
蓮田と白岡、久喜を中心に周辺3自治体、そして加須と周辺3自治体だ。
法定協議会に到ってはいないが、杉戸、宮代、幸手も課題としている。
いずれも、対応に違いはあるものの、住民への説明に苦慮している状態。
それぞれ自治体も合併の是非について、地域事情の利害、首長の熱意、
議員や住民の感情、などに差違や温度差を抱えて不統一の現状がある。
市長も町長も議会議員も、政治家であるからは 政治的責任と権限がある。
住民意思と将来を見据えながら、適切で指導的な役割を 果たしてほしい。
協議会での協議が進むに伴って、共産党を中心に合併反対の動きが活発化
してきた本町で本町でいえば「賛成も反対も住民投票で・・」という署名
運動で、まずは署名数の確保に向け賛成派にも声をかけている。
先週の白岡町が行った合併意向調査では、一年前の合併賛成多数が今回は
反対多数(68.41㌫)の結果となり、蓮田市との合併は破綻する。
白岡町の首長や議員の熱意不足により、不十分な住民説得と反対派の偏っ
た情報や中傷宣伝との闘いに、住民が翻弄されたという結果であろう。
白岡町民はこの事を何と釈明するのだろう。そして、意向調査をしなかっ
た蓮田市民は、この結果をどのような思いで受け止めるのだろう。
翌週、久喜市と菖蒲町で住民意向調査を行った。結果は賛成多数だった。
久喜市で賛成53.5どちらでも良い14.6、菖蒲町で賛成75.9だった。
久喜の市長が駅前に立って住民説得を行った熱意が報われた結果といえる。
杉戸町と宮代町の2町、それに幸手市では、首長と議員と住民の意見調整
が出来ず、合併の方向や住民意思の集約方法でさえも決めかねている。
そう言えばかつて、近隣の合併は住民投票でことごとく破綻したのだった。
「民主主義における住民の総意とは何なのだ」と嘆く、ひげ爺の独り言。
議論を進めると、総論賛成から各論反対が住民総意になってしまうのか~。