ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

秩父札所めぐり 第五回目

2013-01-29 09:51:22 | 旅行・秘湯・巡礼 

寒い日が続くなか、道路の凍結を気にしながら秩父札所めぐりに向かう。
1月14日に降った雪が山の斜面に残り、日陰の木立の中にも残っていた。
まず26番札所「円融寺」を参拝したが、そこから奧の院に向かう山道が凍
結で歩くのに危険とのこと、やむなく里道を歩いて27番札所「大淵寺」へ。
20分ほど歩くと大淵寺、山門を進んで雪が残る石段参道を上って観音堂
に参拝、冬期不在と言う28番橋立堂の納経も済ませ26番の車に戻った。
車で28番札所「橋立堂」に着くと、切り立った断崖を背に観音堂があった。

山を下り一旦街道に出て29番札所の「長泉寺」へ、入り口の枝垂れ桜は有
名だが、どっしり構えた本堂に掲げられた絵画額は北斎の作と言われる。
遅い昼を新そばで食し、妻が始めてと言うので大滝三十槌の氷柱を見学。
荒川に面した崖の漏れ水が、凍って出来た自然造形美を眺めてひと休み。
白久まで戻って南に山道をとり、30番札所の「法雲寺」を参拝し納経した
中国渡来と言う如意輪観音像を奉る本堂には、楊貴妃鏡や龍骨があった。

荒川の対岸を戻り25番札所「久昌寺」へ、小ぶりな山門の先に改築中の観
音堂があり、その先に雪に覆われた弁天池があり向かいに本堂があった。
最後は小鹿野町に足をのばして32番札所の「法性寺」、鐘楼を吊した山門
を 潜ると境内には石段の参道があり、本堂からさらに山上へと続いている。
残雪と凍結で、岩山途中に建つ観音堂には参拝出来たがその上は諦めた。
「氷柱には良い寒さが、雪や凍結で歩けない巡礼道に」と、ひげ爺の独り言。
お陰で七寺もまわれ、新そば食べ氷柱を見ても巡礼寺数の消化は進んだ。

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「社会教育の役割」と言う話

2013-01-22 09:47:17 | 地域活動・つながり
先週末に埼玉県東部(北埼玉 南埼玉 北葛飾)の社会教育委員が集まって、
茨城大長谷川幸介准教授の講義と委員による活動発表の研修会があった。
会場が隣町の羽生という近さと、事例発表の部で ひげ爺の地元から北川辺
Dreamプロジェクトの服部勝良君が登場するので私も参観することにした。
今回の研修テーマは、今年度の地域活動テーマに沿った「青少年の健全育
成をめざす社会教育の役割について」と言う 長くて難しい研修テーマだった。

ところが、長谷川教授の話は 頭の回転が悪くなった高齢者も多い我々委員
に対して、笑いを誘いながら関心を引き寄せる極めて砕けた話し方であった。
その内容は、一人では生きて行けない宿命を持って地球上に現れた人類が、
自然界に適応し進化し「安全に生きて行ける空間」を開発し、『人間社会』と
言うその空間を発展・拡大させ、地球全域に高度な生存域を作り上げてきた。
その人間社会に生まれた子供は、そこで幸せに生きるために「学校」「家庭」
「地域」の異なる三つの門をめぐりながら一人前になって行くのだという。

近年、学校教育への期待と影響が大きくなり 相対的に家庭や地域の教育力
が後退してしまった。学校教育は「正解のある学問」だけを教えるので、感覚
感情や個性 人間性を表現する「答えが一つでない課題」には対応出来ない。
今後も学校教育に頼る「知識偏重の社会」では、ますます地域の担う役割が
貴重なものになると、笑わせながら「地域」の本質的重要性を語りかけていた。
「大学は学校教育だが、長谷川准教授は社会教育者だ」と、ひげ爺の独り言。
人間の作り上げてきた高度文明社会が、「家庭」と「地域」を劣化させている。
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驚く葉もの野菜の高値続き

2013-01-15 09:32:22 | 家庭菜園・庭・花 
成人の日の昨14日は、午前中からの雪が夜まで降り 久しぶりの大雪になった。
この冬は厳しい寒さが続き、野菜の価格が高騰し年明け後も高値が続いている。
野菜価格にそれほど感心のなかった私だが、最近の高値続きには驚かされる。
日本列島の気温が全体的に低くて、野菜の生長を鈍らしていることによるらしい。
ご近所の野菜農家が言うには、気温が上がらないので作物の伸びが悪く生産量
がガタ落ちになり、暖房用の燃料費が高騰しているため「泣き面に蜂」だという。

特に葉物野菜が高く 近所の食品スーパーでの値段は、白菜の並物1株358円
レタスの中物株が288円 キャベツ中物が238円 ブロッコリーの並物が198円、
長ネギ3本で148円 ほうれん草1束が198円 小松菜1束278円、葉もの野菜
以外では大根の中物が238円 キュウリが1本70円 トマトの大玉が1個128円
ナスは3個148円と、ほとんどが通常価格の2倍から3倍になっていた。
それも品質の良い物は希で、平常なら安売りされるような品物がほとんどである。
上物白菜など、購買心理に苦慮したのか 4分の1カットが98円で売られていた。
貯蔵品系のジャガイモやタマネギなどには安い物もあるが種類が限られている。

ひげ爺の菜園でも、お正月用にと種蒔きした小松菜とほうれん草の成長が極端
に悪く、未熟児のような小さい「菜っ葉」で何とか間に合わせたという次第である。
半端物でも親戚にお届けすれば喜ばれるが、それが野菜作りの妙味ではない。
時節を計りながら丁寧に栽培し、豊作と収穫を喜び旬を味わう事が楽しみなのだ。
「野菜の高騰には、生産者も販売店も消費者も困ってしまう」と、ひげ爺の独り言。
総選挙後は株野菜が上がり、ひげ爺株も上がり 証券の株も上がっているのだが。
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新春「閑話休題」そのⅡ

2013-01-08 11:28:52 | 食楽・年金ライフ 
平成二十五年の年明けから一週間を経たが 全国的に厳しい寒さが続いている。
日本海側や北日本では降雪が続き、道路の不通や山での遭難が伝わってくる。
正月は5日が小寒で7日が七草の日、8日が地域の「どんど焼き」で松が取れた。
年末から年始は、客を迎えたり客として訪ったりで食べ過ぎ飲み過ぎが続いた。
おせち料理にお菓子、お餅にミカンなどを食べ放題状態で体重が3キロ増えた。
日課の散歩も努力はしたものの、特別寒い日などは歩数も少なくなってしまう。
間もなく定期的な採血を受けるが、不摂生による血糖数値の上昇が心配になる。

寒さが厳しい中、年末から裏庭にある「蕗のとう」が小さな顔を出し始めている。
それは春の香りとして貴重なもので、天ぷらや薬味的香りものとして使っている。
お正月には、「芽が出た」という意味もあり「めでたい」ものとして食卓に出てくる。
じつは芽でなく花の蕾なのだが、葉より早く地面に顔を出すので芽にも見える。
蕗は、「とう」を年末から2月初旬まで食べ、3月下旬から葉柄や葉を食材にする。

ひげ爺は、「蕗のとう」が持つ独特の香りと苦味が好きなのだが、家族皆が好き
というほどではないので、自分で採取して自分で料理して食べることが多くなる。
蕗は日本原産で、ショウガ等と同様に地下茎を這うように伸ばす多年草である。
そして地下茎のところどころで、衣葉で覆われた蕾「とう」を地面上に出してくる。
蕾の「とう」なら食用になるが、「とう」が立って花を咲かせると食用にはならない。
「野菜も蕗も同じで、『とう立ちした物』は使い物にならない」と、ひげ爺の独り言。
蕗はともかく、私にとって「頭(とう)が立つ」も「糖が上がる」も「腹が立って」も困る。
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我が家の新春「閑話休題」

2013-01-01 09:52:03 | 食楽・年金ライフ 
  新年明けましておめでとうございます。 「閑話休題」(それはさておき)・・・。

昨日は大晦日で、女房と娘がおせち料理づくりで ひげ爺は買い物などの外回り。
夜は年越そばを食べテレビを見て、11時半に宅地の四角に晦日祓いをして初詣
に出かけ、古河の長谷寺本堂内で新年を迎え 一番護摩の祈願を受けて帰った。
一昨日の30日は、一夜飾りを避けて お飾り 注連縄 鏡餅 カレンダー等を飾った。
元旦の今朝は、やや遅めに起き神棚や稲荷様に挨拶して朝食膳で新年を祝った。
そして近所の鎮守様に参拝し、11時から姉妹夫婦を迎えて新年の集いになる。

今年は巳年で 巳は実に通じて「実を結ぶ」年とか、また蛇の動く姿から「引き寄
せる」を意味し、女性水神 弁才天にちなんで知恵や音楽や技事に良い年と云う。
近ごろでは、干支(え・と)と云うと 十二支の動物名だけで言うことが多いようだ。
しかし「え・と」と言うからには、十干と十二支の両方を合わせて言うほうが正しく、
今年の干支も、「癸巳」(みずのと・み、又は き・し)と呼ぶことが正解のようだ。
十干の甲乙丙も十二支の子丑寅も、和語読みと音読みとを併用していて難しい。
ちなみに十干の癸は「水の弟」意で、陰陽では陰 特性は忍耐を意味すると云う。

寶暦を見ていると、六曜 七曜 九星 十干 十二支 二十四宿などがあって面倒だ。
干支暦は 甲子(きのえね:こうし)から始まる一巡60年で、大河ドラマの舞台「戊
辰戦争」や中国の「辛亥革命」なども、その年の干支からとった名前になっている。
虎を名乗っている阪神球団だが、本拠地球場名の甲子園は 『きねえ・ね』になる。
『球場名から云えば、愛称は「タイガー」でなくて 「ネズミ」 だ』と、ひげ爺の独り言。
甲子は縁起の良い名とは言え、球団愛称がMouseやRatでは似合わないだろうな。
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