ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

まちづくり協議会の提言書

2012-03-27 08:37:25 | 地域活動・つながり
私の住んでいる地域には、各層の有志による「まちづくり協議会」がある。
4年前に町長の委嘱により発足した公的「百人委員会」がスタートだった。
自治体の合併により、組織の位置づけや名称や人数は変わったものの、
その後も活動を引き継ぐ形で北川辺の地域まちづくりを協議してきた。
毎月1回の会議では、半年ごと設定したテーマに沿って検討し その結果
を「提言書」にまとめ、年度末に首長 議会 区長などに提出してきた。
また「市内活動団体のパネル展示会」に、協議会の活動内容を展示した。

今年の協議テーマは、前半が「ゴミとリサイクル」で後半が「自治会の必
要性と魅力づくり」とし、討議に研修や講習も加えて提言書にまとめた。
その提言には、「日本一きれいな街」宣言や「仮称:ゴミ改善委員会」の
設置、リサイクル促進に向けた「ポイント制度導入」「諸団体組織の活用」
など、市行政に対する要望や新しい発想や具体策が盛り込まれている。
時を同じくして、市長が「日本一のリサイクル都市へ」と主張し始めた。
大震災でのがれき処理など、ゴミと資源に関する思いは同じのようだ。

過日は、地元選出市議5人と提言書についての意見交換会を開催した。
提言書にある2つのテーマを中心に説明と意見交換を行い、現状認識を
共有するとともに取り組むべき具体的内容や課題についても話し合った。
そして今後は、それぞれの立場や責任に違いはあるものの「地域のより
良いまちづくり」に向けてお互いが連携し努力することになった。
「意見交換座長の私は、もう少し時間が欲しかった」と、ひげ爺の独り言。
課題の多い自治会のテーマでは、それなりに突っ込んだ議論が出来た。
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切り干し大根を大量製造

2012-03-20 10:31:47 | 食楽・年金ライフ 
初秋に種蒔きして育てた自家製大根は、12月に取り込み土埋めした。
煮物におでん、サラダやおろしなど、必要な時に掘り出して使ってきた。
さらには、二月の午の日に作る郷土料理「すみつかれ」の主役になった。
今年は初午が節分と重なったため、この料理は二の午で作って食べた。
この時も大根を多く使い、料理は兄弟姉妹にもお届けし食べてもらった。
そんな重宝な自家製の土埋め大根も、春を迎えて残は減ってきている。
すると先週の13日、近所に住む農業の主人が大根12本を持ってきた。

ビニールハウスで栽培した新鮮な大根で、形も大きさも良い物だった。
稲作の準備に向けて、ハウスは育苗場所になるので片付けたいらしい。
ハウス内に残っている大根は、収穫し処理する必要があるという訳だ。
簡単に食べきれる量ではない、そこで キリボシ大根を作ることにした。
私が12本の大きな大根を洗い、女房が皮を剥き切って千切りに刻んだ。
私の好みは、歯ごたえがあって味の染み込んだ太めのキリボシ大根だ。
そこで太めの物と普通の物、さらには銀杏切りの物と3種類を作った。

切ったキリボシは、「吊し網かご」や「あげしょうぎ」に並べ広げて乾燥だ。
1週間ほど乾燥し出来上がったら、お隣や親戚にもお届けしたいと思う。
予期せぬ大量の大根で、彼岸に来宅するお客さんへの手土産が出来た。
都市部に暮らす兄弟は、手作りの素朴で自然な季節の味を喜ぶだろう。
「歳相応に枯れた兄弟に、枯れたキリボシを贈ろう」と、ひげ爺の独り言。
糖尿持ちのひげ爺夫婦には、ヘルシーな保存食が確保出来たということ。

参考》「あげしょうぎ」は、埼玉北部の方言的呼び名で野菜やうどん等を
水から揚げる時に使う浅く平たいザル(写真奧の竹笊)のこと。
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坂東札所めぐり 第八回

2012-03-13 08:54:53 | 旅行・秘湯・巡礼 
三月になっても雪や雨の日が多く、梅の花の便りも例年より大分遅れている。
それでも好天の日を選び、毎月の行事になっている霊場めぐりに出かけた。
順番では栃木県なのだが、雪の危険をさけて茨城県北部を廻ることにした。
ついでに水戸の偕楽園に立寄り、昼食を摂りながら梅の花見と洒落こんだ。
「梅は二部咲き、でも 好文亭の入観料は満開額だった」と、ひげ爺の独り言。
否、大震災復興祈願と霊場巡礼の旅だから、欲得で話をするつもりではない。

坂東観音霊場二十二番: 妙福山 佐竹寺 本尊: 十一面観世音菩薩
笠間市から県道で常陸太田に向かうと、台地上の道路脇に佐竹寺がある。
平安時代の草創と伝わり、花山天皇の勅願によって開かれたと云われる。
その後佐竹氏の菩提寺となり栄えたが、関ヶ原後は佐竹氏の転封で寺勢も
衰え、今では勇壮な山門と茅葺き屋根の桃山風本堂を残のみになっている。
近年住職が急逝したそうで、奥様一人で納経受付しているのも寂しい限りだ。

坂東観音霊場二十三番:佐白山 観世音寺 本尊:十一面千手観音菩薩
笠間稲荷と笠間焼きで有名な笠間市、市街近くの丘上に観世音寺がある。
7世紀中期の創建と云われる古刹で、その後孝徳天皇の勅願所となった。
以後は正福寺と呼ばれて笠間城主の信仰も篤く栄えていたが、明治の廃仏
毀釈によって廃寺となり、昭和の初期に観世音寺として復興・改称された。
寺領域は広く昔を偲ばせているが、仮本堂や鐘楼はこじんまりした静かさだ。

坂東観音霊場二十番: 獨鈷山 西明寺 本尊: 十一面観世音菩薩
益子から東に細い曲がり道を上って行くと、峠近くの高地に西明寺がある。
天平時代に行基が開山したと伝えられ益子観音とも呼ばれる。弘法大師が
来山の時、持っていた獨鈷で難を避けたということから山号となったらしい。
納経所に続く石段を上ると、楼門がありその上に三重塔と本堂などがある。
元禄時代作の本堂は、寄棟造りの壮大な建物で外陣の欄間彫刻が美しい。
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雪降るなか 愛犬と散歩

2012-03-06 08:27:06 | 食楽・年金ライフ 
今年は4年に一度の閏年になるが、その2月末の29日に雪が降った。
朝の気温は1度だったが、我が家の周り一面は雪景色となっていた。
そんな寒い大雪の朝、愛犬との散歩が日課の私は予定通り出かけた。
レインウェアーに帽子に靴、全てゴアーテックスの防水機能で身を固め、
轍のある雪道から真白い新雪の田圃道へと、約45分の雪中行軍だ。
私の少し前を小学生達が、面白がって遊びながら集団登校していた。
途中でトイレをさせた愛犬は、「雪やこんこん~庭かけまわる」だった。

降った雪は、凍結こそしなかったものの融けることなく積もっていった。
その後も雪は降りつづき、正午前には8センチほど積もる大雪となった。
午後の2時過ぎに雪は止んだが、外気温は4度と冷たい天候だった。
こんな日は、予定していた買い物などは中止して家を出ない事にした。
ひげ爺は「ね~こは炬燵で丸くる」に徹して、テレビと読書に終始した。
丁度買い求めたばかりの単行本があって、閑をつぶすに好都合だった。
三寒四温の節とは云うものの、それは戸惑うくらい寒暖の差が激しい。

今年は全国的に雪量が多く、豪雪地帯では除雪に悲鳴を上げている。
一方の首都中心部は、機能的にも人間的にも何と雪に弱いことだろう。
高速道路が一部不通となり電車運行も乱れ、歩行者に怪我人もでた。
車の事故や自転車に歩行中の転倒など、埼玉県だけで677件と云う。
都市住民は、雪に慣れていない上に神経や動作が緩慢になっている。
「文明が進化すると、結果 本能が退化するらしい」と、ひげ爺の独り言。
田舎暮らしで縄文人的な私と愛犬は、本能力があるらしく転ばなかった。
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