日本の航空法施行規則では、最低安全高度を①人口密集地の最も高い障害物から300㍍ ②人家のない地域や水面上空から150㍍と定めています。
在日米軍の特権を定めた日米地協定に基づく航空法特例法により、この規則は米軍には適用除外となっていますが、1999年1月14日付けの日米合意は「在日米軍は、国際民間航空機関(ICAO)や日本の航空法により規定される最低高度基準を用いてうぃる」と明記しています。
今回、米軍が公式サイトで公表した写真は、厚木基地所属のMH60R統合多用途ヘリとMH60S多用途補給支援ヘリが広島県甘日市市上空で、飛行している写真です。l
海の上を飛行していますが、前方に見える山陽自動車道の高架道路は高さ150㍍で、ヘリがそれより低い位置に見えます。
日常的に、綾瀬市上土棚上空を厚木基地に向かう機種は、300㍍以下の低さで飛行しているように見えます。
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