集落を回って調査したら、貧困層は識字率が低いこと、貧しいこと、地主が地域を仕切っていること、女性が外を歩いていないことなどが見えて来ました。当時のHBCは、貧困層の識字率を高まるため、男性肉体労働者対象のナイトスクールの開設と女性の労働システムの構築を行いました。幾つかの集落の寄り合い所を使用して学習の場を作りました。集落のボス的メンバーの委員会を作り少額の負担をお願いして、ナイトスクールで勉強する方にもランプの燃料代の負担を求め、集落の知識層の人が教える仕組みを作りました。教師の報酬はHBC負担で行いました、日中労働して暗くなってからの学習は大変だったと思います。ナイトスクールが運営されているかの確認作業が大変でした。
独立戦争から4年しか過ぎていないので、強盗団が頻繁には犯行を行っていました各集落が離れていたので真っ暗な無人の農道を2人で歩いていました。ベンガル人からは、日本人はパーゴル(頭がおかしい)と何度も言われました。私は強盗団と突然遭遇しないように、アムラ・ジャパニ(私たちは日本人)と大きな声で叫んで歩いていました。ひたしい村人からはマシンガンはどこに置いてあるのか尋ねられました。最低でもピストルは持っていると思われました。