高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

ピンチ

2007-11-16 19:10:56 | 日記
ついに私のバソコンが起動しなくなりました。今いち不調だったのですが、45MBものデーターを健気・けなげに何時間もかかって受け取って疲れ果て力尽きた模様です。

日頃CPに頼って仕事をしているのでピンチであります。まあ仕事の仕方を変えなさい、ということかなあ。

札幌でガイドの使命とNPO経営概論を養成コースの皆さんを相手に二コマぶってから、TBO,MST,BNBと美瑛へ移動中。

週末は北海道自然体験活動推進協議会、通称えぞCONEのミーティングです。
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おじさん論 その2

2007-11-16 01:30:15 | 主義・主張
hirokoさんのご照会にお応えするつもりで・・・  ブログとしては長文です。

***

 この頃思うのです・・ 先の戦争中に小学生だったオジサン 今や70に近い・・と いわゆる戦後生まれの団塊の世代、60歳の定年前後オジサン 、そして、私達昭和30年前後の50歳に突入している世代は、結構・・生態、価値観が違うんじゃあないかと思うのです。

先日、あるセミナーで60代後半の方が、60になろうとしている世代を強く批判していたのです。私は、そうかあ・・・そんな風に弟世代を見ている人達がいるのだなと思いました。

戦中派のおじさんたちは、現オジサンの第一世代でしょう。
敗戦終戦という社会の混乱期を過ごしました。それは、見事なまでの社会的価値観、思想の国民的転換期を時にはブルトーザーのように、時には我慢強くコツコツと戦後復興を引っ張った人達です。

現第二世代のオジサンは、いわゆる団塊の世代で、一学年に今の小学生の2倍くらいいます。東京オリンピック(昭和39年)は、高校生か大学生。復興する社会の中で、すごい競争を余儀なくされたオジサン達で、昭和30年前後に小学生だったオジサンです。学園紛争の真っ只中を過ごした人達です。社会を変えようとして闘った・・ウチゲバで同世代の死人がいるような世代。
でも、社会は結局、学生への管理教育を強める結果となり、その後の高度成長時代を先兵として、そして経済成熟社会へと引っ張った人達・・・どこか矛盾をいつも抱えながらも社会の大きな動向を造ってきたオジサン達。

そして、現第三世代のオジサンは、私達昭和30年前後生まれ 東京オリンピックに小学生だった。 私は、小学4年生だったなあ。 小学生は皆、東京オリンピックの記録映画を学校で観劇しに映画館へゆきました。 外国人のすごさが猛烈にインプットされたなあ。 陸上のヘイズとか、水泳のショランダーとか・・・。
常に、第二世代の当時お兄さんの後ろからついて行っていた。 大学紛争もなぜ?という気持ちをもってテレビで見たり、巻き込まれたりしていました。 高度成長期も、それを引っ張る 第一世代の経営者と部長課長の第二世代の一線級に引っ張れつつ・・どこか冷静に見ていた・・・。

この次の第四世代、つまり40代のオジサン達が社会人として登場した頃、彼等は「新人類」などと呼ばれていたので、その前3代と随分と異なると社会は見ていたのでしょう・・・。  

だから、私もつい最近までは、私達から60歳前半の人達はけっこう同類な価値観傾向をもっているのではないかと思っていたのですが、最近 40以上のオジサンは、少なくとも4タイプいるような気がしています。 もちろん、単純に年齢だけでは測れませんが・・・。

この四つのタイプでもっとも違いがあるのは、老後の不安だと思うのです。
もちろん置かれている状況でも違いますが・・・・それなりに社会で役割・仕事をして60歳になってゆく人達についての 私なりの一般化ですが・・・

第一世代は、第四世代のオジサンから見るとそうとうに恵まれている。特に問題となっている年金については・・・。さらに戦中戦後の「もったいない」の感覚も持ち合わせている人達が多いので、けっこう堅実に、はたまたそれまでの経験を生かしながら新しい分野や世界も楽しみながら、第二の人生を展開している人が多いような気がしますし、実際、魅力的な70前後の人達に出会います。

 第二世代のオジサン達は、もう60歳定年世代ですが、 不安を持ちながらも人口が多い分だけ反対に社会に影響力があり、経済社会の仕組みづくりに寄与してきたので、それなりの老後対策をしてこれた人達。でも 高度成長期の苦労と良さを実感できたオジサン達なので、蓄えたお金はけっこう大事に使う世代。 だから、年に一度は、例えば豪華に旅をしても、巷のマーケティングのように そんなに退職金をなんだかんだと大量に遣いはしないだろうなあ・・・。つまり、小金を大事にする(スイマセン・・・ストレートな言い方で・・)
 ましてや、移住などという一大転換は、各地の自治体がしのぎを削って誘致している割には、そんなブームにはならないと思います・・・。  キャンピングカーを買って全国を旅をしたり、徒歩や自転車旅行をしたりします・ 実際・・本当に増えている。 非日常はあっても、普段の生活を大切にする60代の生き方をなさると思えます・・・。

だから・・・一方では、いったい私は これから何をしたらいいのだろうと・・、
60代のモラトリアム・・・アイデンティティの作り直し・・オジサンの自分探しが多くなるような気がしています。

 私達の世代になると、徐々に年金支給が65歳・・70歳か?と期待ができなくなり・・子どもが巣立ったからと言っても 60歳定年でゆっくりと第二の人生を考えようというような余裕は精神的になくなる・・。 つまり あと20年をどうやって食いつなぐか、どう生活を継続するか・・大きな転換をすることが必要だとの意識が強くなりつつある。
 ひっくり返すと・・・ずっーと 目標達成が難しい中で生きて来たので、このままでは、60代を生きてゆけんぞという・・不安感が強くなっている。人生の再スタートを50歳で切りたいとのポテンシャルも高い世代。 むしろ移住実現は、第二世代よりはこの世代が可能性が高い?

第四世代以下となると 社会保障への期待感が極端に落ちているだろう・・。今流行の「格差社会」の中で・・もしかすると、打たれ弱い???

そして、第5世代のオジサン予備軍は、30歳を超えつつあり・・・、年金への期待はないに等しいか、あてにできないと考えている。 私は、この世代がけっこう打たれ強く、日本の社会構造の転換に大きく寄与する連中だと思っております。

どとのつまり・・・そんなわけで、私の目下の課題は、このオジサン予備軍の戦力を期待し、いかに高めてゆくことにあるのです・・・。

コメント (4)
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