◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「事故に居合わせたディレクター」って?

2010-05-06 07:18:43 | 気になる言葉、具体例
                               盗み食いやないかいっ
 毎度おなじみ「とくダネ!」のナレーションなのですが、さすがに耳を疑いました。なぜかというと、そのときの話題は何とも身勝手な無差別連続殺傷事件だったのですから。これをなぜ「事故」などと言うのか、単純ミスだとしても許せない。こんなミス、ありえませんよ。ナレーションだから原稿があるでしょ、( ̄д ̄)! これを書いた人、そのまま読んだ人、出てこいっ!
 どうやら「とくダネ!」のディレクターが偶然その場に居合わせたようで、リアルにあれこれ語るのですが、原稿はそのディレクターが書いたものですよね、ナレーションは事件そのものを振り返る内容に移り、なんと、今度は「事件に居合わせた人たち」と言いました。「事故」が「事件」になっただけかいっ! o(`д´)o
 「居合わせる」は、ちょうどよく、そこにいる、ということで、「そこ」というのは「事故現場」や「事件現場」ですね、「事故」や「事件」に居合わせるのではありません。「その場に居合わせる」という言い方はよく聞きますよね、「そこ」「その場」「現場」ですよ。そんなことも分からないのか、ディレクターというのは・・・(ーー;)
 「とくダネ!」だけではありませんよ、たまたま朝は石川テレビ(フジテレビ系列局)を見るのが習慣になっているから「とくダネ!」でよくネタを拾いますが、実態はどこも似たようなものでしょう。NHKは幾らかましですが、本当にちゃんとしているかというとそうでもないですからね。もちろん、小倉智昭は断トツですよ、ありえないひどさ! 中野アナの日本語のひどさも相当なもので、小倉智昭といい勝負です。(~_~;) 佐々木さ~~~ん、カムバ~~~ック!
 「黒山の人だかり」、人の群がっている例え、これを中野アナは「黒だかりの人ができて」と言います。大阪万博のときに日本に入ってきて有名になり、今ではみんな大好きケンタッキーフライドチキンについては、中野アナは「日本で今でも有名になっているわけで」と言います。中野さん、幾ら中継先だからって、それではまるで素人みたいですよ。

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