◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「人」という字は。

2010-05-02 09:38:36 | ディクテーションについて
                                左右対称のほうだね
 「人」は、ワープロ文字では1画めと2画めの線が左右対称になっていて、等しく支え合うような形に見えますが、手書き文字では1画めが長く、2画めは短い、つまり、短いほうが長いほうを支えているのです。これでは、「支え合う」とは言えませんね。「人という字は・・・」ってだれか言ってませんでしたっけ?
 さて、ディクテーションについて。会議では複数の人がしゃべっていますから、事務局さんは大抵メモを取ります。しゃべっているのはだれなのか、座席表(簡単な図)に番号を書いておいてそれを書いたり、少人数なら名前を書いたり、いろいろですが、以前、ある委員会のディクテーションで珍しいメモを見ました。委員は、左に6人、右に6人、合計12人です。左上1、左上2、左上3、左下1、左下2、左下3、右上1、右上2、右上3、右下1、右下2、右下3、ですよ。これが、何とも小さい、薄~い字で・・・・・読めない。
 試しに、ささっと書いてみてください。「左」と「右」は「エ」と「口」の違いだけですが、「エ」をささっと書くと「2」になります。「口」をささっと書くと「12」になります。つまり、「2」の左側に「1」があるかないか、この違いだけになります。この「12」の「1」の部分が薄いと「2」に見えるので、「左」かな~、でも、なんか違うような気もするな~~~ってね。ただでさえ手軽な録音機のせいで音の質が落ちて聞き取りにくいのに、話し手を特定するためのメモがこれでは・・・もうやだっ(TдT)!
 また、先日、新入社員がメモを取った委員会のディクテーションをやったのですが、やはり非常に苦労したので、新人なのだから初めが肝心と思い、「今後の参考のために」と前置きしてメモのポイントを説明しました。でも、「まっ、希望として聞いておきます」とあっさり切り捨てられました。一体何様~~~? 要は、他人がそのメモを見て作業することを意識するかしないか、ということですよね。
 今、何年ぶりかというぐらい重症の風邪を引いています。熱はさほどではありませんが、とにかく咳が出る出る、ゴホゴホ、ゴホゴホ、グエッ、グワッ、グゴーッ、苦しい~~~、声も全く出なくなりました。この状態が1週間続いています。実は、若者3人の思いやりのない行動によってこうなったのですが、その3人が3人とも、微塵も気づいていない! ちょっと悲しい。(T_T)

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