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女性マーケターから見た日々の出来事

スポーツとビジネス

2014-07-06 08:07:27 | ビジネス

新聞のスポーツ頁を見ていると、世界各地で様々なスポーツ大会が行われているのだな~と感じる。
現在開催中のFIFA W杯だけがスポーツイベントでは無い、と改めて感じる。
テニスのウィンブルドン、自転車レースの最高峰と言われるツール・ド・フランス、ここ名古屋では相撲の「名古屋場所」がある。
もちろん、日本で一番観戦人口が多いと思われる野球も、交流戦が終わりリーグ戦が再開。

スポーツ新聞のWEBサイトをチェックしていると、その結果に一喜一憂されている方も多いのではないだろうか?
そのスポーツ新聞のWEBサイトをチェックしていたら「エ!」と思う、見出しがあった。
日刊スポーツ:デーブ楽天9回3点差逆転、PDCA手法

楽天の監督代行をされている大久保博元さんが、試合後のインタビューで出た言葉のようだ。
私が「エ!」と思ったのは、「PDCA」という言葉だ。
ご存じの方も多いと思うが、「PDCA」はビジネスで使われる言葉「P=PLAN、D=DO、C=CHECK、A=ACTON」のこと。
「計画→実行→評価→改善」のことで、このサイクルを繰り返し業務の改善や効率化などを目指すことだ。

これまで野球の監督やコーチの本がビジネス書のコーナーに平積みされているコトがおおかった。
それだけ野球というスポーツが身近で、ビジネスに応用できる手法が多いと考えられていたからだろう。
特に人心掌握というか、組織管理という点で、参考される点が多かったのかも知れない。
何故なら、その年のリーグ優勝チームの監督になると、程なく本が発刊されることがよくある。
そして、多くの場合ベストセラーになる。
言い換えれば、野球の組織管理をビジネスが参考にしていた(「参考にしたい」か?)と言うことだろう。
それが、野球のほうがビジネスの手法を参考にした、と言うのはある意味興味深い。

ただ、これまで参考とされてきていた野球の組織管理の考えは「トップダウン型」の組織であれば、有効だったと思う。
今の組織はその様な「トップダウン型」だろうか?と、考えるとやや疑問に感じるトコロがある。
むしろ、サッカーやバスケットのような「個人プレーと組織のバランス型」の様な、自由さと規律のバランスがとれる組織のほうが、社会変化が激しい今には合っている様な気がする。
もちろん、組織そのものが小さく、トップと現場が近い職場は、「トップダウン型」のほうが良いかも知れない。
「野球型」にせよ「サッカー型」にせよ、大切なことは「PDCAをトップから現場まで、共通の意識と問題を理解できているか」という点だと思う。

スポーツとビジネスが似ているとすれば、そんな「基本的」なトコロかも知れない。



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