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「新型コロナ対策」の政策転換をすべき?

2022-04-05 22:15:24 | アラカルト

調べモノをしているとき、東洋経済Web版に掲載されている「あるデータ」が、気になった。
そのデータというのが「新型コロナ」に関する内容だ。
東洋経済:データ「新型コロナウイルス国内感染状況

このデータを見る限り、毎日のように発表される「感染者数と重症者数」だけでは見えてこないモノが、随分多いということに気付く。
そもそも、連日発表される「感染者数や死亡者数」を知った時、どのような感覚を持たれるだろう?
「先週よりも感染者数が減っている、良かった」という考えの方もいらっしゃるだろう。
逆に「まだ、〇〇〇人も感染している。予防策としてマスクはまだまだ外せないな~」と、思われる方もいらっしゃるはずだ。
「データ」というモノは、そのデータを読む人によって、その数字の意味するところが違ってくる。
読む人それぞれの考え方の違いは、ある意味「主観」によるところが大きいからだ。

とはいえ、「新型コロナ」と呼ばれるウイルスが無くなるのか?といえば、おそらく無くなるコトはないのでは?と、考えている。
何故なら、「コロナウイルス」と呼ばれる「風邪ウイルス」は、随分前からあり、いまだに感染する人がいるからだ。
「風邪が治る薬ができれば、ノーベル賞」といわれるのは、「風邪」を引き起こすウイルスは数多くあり、それらのウイルス一つ一つに対応できる薬など無いからだ。
そう考えると、「新型コロナ」もこれまでの「風邪ウイルス」のように「共存しなくてはならない」という、状況になるのでは?ということは想像できる。

問題なのは、その「共存できる」と判断される「数値」を何で考えるのか?という点だろう。
これまで、「変異株が登場し、感染者数が増え始めるとまん延防止対策措置(通称「まん防」)」を繰り返してきた。
その効果もあって、まん延防止対策措置が実施されている時は、感染者数が減っていた。
まん延防止対策措置が、解除されると再び感染者数が増える、というコトの繰り返しをしてきたというのが日本の政策だった。
そのため、データを見るといくつもの山(感染の波)ができている、ということがわかる。
政策としてよかったのか?否か?ということも重要だが、行動制限を繰り返す中で、本当に変異株によるモノなのか?それとも「まん延防止対策措置」による抑制と反動なのか?その見極めがしにくくなっているようにも思えるのだ。

これらのデータに「変異株の推移」を重ねるコトで、今のような「行動制限を解除する数値」というモノが、見えてくるのではないだろうか?
「解除する数値」をそろそろ設定するコトで、今よりもメリハリのある経済政策もできるだろうし、何より人が動くコトで経済も動きだすはずだ。
そのための政策転換をする時期を見極める為に、主観によらないデータ分析をする時期に来ているような気がするのだ。