はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

佐藤和俊五段

2007年12月14日 | しょうぎ
 佐藤和俊。千葉県松戸市出身、29歳、加瀬純一門下。4年前にプロになり、先月五段になった。今期の勝率は7割を超え、13連勝も記録している。好調だ。だが…
 地味な男だ。これだけ勝っているのに、エピソードがない。
 だいたい名前が平凡だ。「佐藤」姓は現役プロに限っても、5人もいるのだ! その佐藤姓の棋士のプロ通算成績を挙げてみよう。
  佐藤康光九段(38歳) 760勝 414敗 0.6474
  佐藤秀司七段(40歳) 370勝 251敗 0.5958
  佐藤紳哉六段(30歳) 221勝 155敗 0.5878
  佐藤和俊五段(29歳) 102勝 51敗 0.6667
  佐藤天彦四段(19歳)  26勝 13敗 0.6667
 こうして見ると、佐藤軍団は皆優秀だ。その中でも佐藤和俊五段はすばらしい。それなのに、なぜか、目立たない。そこが面白くて、僕は最近、彼に注目しているのである。
 彼、佐藤和俊五段が目立たない理由のひとつに、その年齢があるだろう。25歳でプロ、というのは遅い。だいたいの目安として、20歳までにプロになってその後6割以上の勝率で勝ち進めばタイトルが狙えるようだ。そういう棋士は自然、注目される。
 ただ、佐藤(和俊)さんも17歳で三段(三段はまだプロではない)まで行ったそうだ。そこから8年かかって、プロ(四段)になった。これは三段在位期間の最高記録だそうだ。自慢できる記録じゃないのだが、もともとかなりの実力は備えているのかもしれない。だとするとタイトル戦へ出てあっと言わせることもあるのかも。
 あの藤井猛九段だって、今はユニークな発言で楽しませてくれるし、堂々としたA級棋士なのだけれど、竜王挑戦(28歳のとき)までは全然目立たない地味な人だった。そんなことも考慮にいれると… 佐藤和俊、これからブレイクするかもよ~!!

 ところで、奨励会三段にも、現在「佐藤」姓は二人いる。 佐藤軍団は、注目だ。


 おっ。 ふたご座流星群!?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする