はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

黒澤明の雪景色

2005年12月31日 | はなし
 大晦日の今日は、改姓です。ちがう、快晴です。
 ブログなどで各地の雪景色をみさせてもらったりしますが、東京は寒いのですけど今年はこれまでノースノーでした。雪景色などまるで外国の話のようです。

 1年前のこの日は5センチくらい雪が積もり、さらに降ってました。5センチで「今日は大雪…」と真顔で言うTVのひとに、いつも「ちがうだろう!」と思ってしまうのですが。
 その1年前のこの日、僕は雪の降るなか真っ白な六本木をあるきました。六本木ヒルズの美術館に『黒澤明の絵画展』を観にいったのです。雪と黒澤明、なんか合いますよね。あの『七人の侍』も決戦のシーンのロケの朝いきなり雪が積もってたというエピソードもありますし。
 黒澤の絵はすごくよかったです。これほど満足できた美術展はなかったですね。晩年になるほど花が咲くように絵が豊かになっていく…どうしてあんな色使いをおもいつくのか不思議です。さすが映画のひと、とおもったのは原画を映画のように引き伸ばすともっと絵がひきたつってこと。絵にはそれぞれふさわしい大きさってのがあるんですね。漫画家のひとの原画はすこしでも大きくすると「間抜け」になります。
 そのときに買った黒澤明カレンダーをこの1年使用していましたが、今日でお役御免ですか。さみしいですね。来年のカレンダーはまだ用意できていません。

 さてみなさん本年は読んで下さいましてありがとうございました。2006年も宜しくお願いします。
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ピカピカセブン

2005年12月30日 | はなし
 先月、横浜へ行き桜木町の駅で切符を買ったとき、そろって出てきた7枚の10円玉が「ピカピカ」でした。なんとなく、いまも持っていて、机のひきだしに入っています。みな平成17年生まれです。
 あ、優勝カップの中に入れちゃおう。
 さあ、今年も明日でおわり。このブログでは年末は今年のマイ10大ニュースのようなものをと考えてはいましたが、それらのネタも来年へ持ち越し。ネタがなくなったら終わりにしようと思ってはじめたこのブログですが、けっこう書くこと、あるものですねえ。
 パソコンを使い始めたのは今年の4月。(きっかけは株です。) 今年はパソコンに関連した初体験が新鮮でした。まさか自分がパソコンで絵を描くとは…。 くだらない、とおもっていたブログをはじめるとは…。意外なことが起こるから面白い。
 さあ、部屋のそうじをしよう!
 ピカピカセブン! お金ふえろ!!
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詰将棋「ドリブルシュート」の解答

2005年12月29日 | つめしょうぎ
12月21日発表の自作詰将棋の解答篇です。

[解答]
 ▲41角△12玉▲13歩△同玉▲25桂△12玉▲56馬△34歩▲同馬△21玉▲43馬△同金▲32香成△12玉▲13歩△23玉▲33成香△24玉▲15銀△25玉▲14角成 まで21手詰め

[解説]
 初手▲56馬は△34歩合から△32玉で詰まないのはヒントでも述べたとうり。そこで初手▲41角から入る。ここを▲32角とするとあとで打ち歩詰めとなって困る。
 ▲25桂に△24玉は▲35銀△25玉▲47馬で詰み。▲25桂と跳んだあとで▲56馬と出る。これに対し23に合い駒するのは、桂合いなら▲23角成同歩▲24桂以下、桂以外の駒なら馬でとって13にそれを打って簡単に詰み。
 そこで△34歩と中合いして△21玉と逃げますが、▲43馬と捨てて▲32香成で打ち歩詰め解消のワザがかかった。この瞬間、△41角の23への効きがさえぎられ▲13歩が打てるのです。この作品の創作の原点はこの手にありました。▲43馬に△12玉なら▲23角成以下の詰みがあります。
 さいごははじめに打った角が成って詰み。

 ところが…です。作為は11手目▲43馬に対し△12玉▲21馬△同玉と馬を捨ててそれから▲32香成以下の23手詰めだったんですねー。そのほうがやっぱいい感じでしょ?Mさんの指摘でこの21手詰めが正しいとわかりました。でもつぶれていなくてよかったです。
 だれかにみてもらって修正する、それも創作の楽しみの一部。ソフトでチェックするだけでは味気ないですからね。
 馬がジグザグに走り、香がいっきに敵陣にまっすぐ飛び込むそのかんじから「ドリブルシュート」と名づけてみました。これで今年つくった3作品を発表しきり満足です。
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メガネ買いました

2005年12月28日 | はなし
きのうの夜、今日は星空がきれいだなー、と思ったのですが、それは新しいメガネのおかげなのでした。
最近、レンズ安いですねえ。予算より1万円安く買えましたよ。しかも当日渡し。
スピーディーな世の中だねー。便利だけど、ワシャついていく自信ないよ。

かぜ、ほんとに流行ってますね。お腹にくるようで。僕もまだのこってますがコンビ二のおでんも食べたし、なんとかなるでしょ。
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年明けまでには

2005年12月27日 | はなし
なんとかしたいなあ、この部屋。

アクセスが一昨日からじわっと増えている。きっと旧友たちが来てくれたんだな。
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休むということ

2005年12月26日 | からだ
 風邪ひいてきのうは一日寝てました。微熱なんですが風邪をひき慣れていないので打たれ弱いのです。でも僕の場合しっかり睡眠をとる時間があればどんな身体の不調もなんとかなるみたいです。
 身体が不調でも、いったん動き始めると案外つらさがなくなる、なんてのはよくありますね。「風邪は根性で治す」なんていうひとは休まず働きます。
 逆にいったん休むとどんどんつらくなることがあります。それはどうしてかというと「からだの悲鳴」が聴こえてくるからです。休んでいるあいだ中それを聞かなければならないから辛いのです。働くとそれをごまかせるわけです。
 でも僕は思うのです。しっかりからだの悲鳴を聴いてあげないと、心と体が分離して、嬉しいときの喜びも半減していくのではないかと。だから、休んで「ああ、つらいなあ」と感じるのも大事な仕事ではないでしょうか。
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キャラ道

2005年12月25日 | はなし
 お気づきのとうり、このブログに登場する「はんどろや」の顔は定まっていない。だいたいリアル世界の「僕」と違う容姿だったりする。
 これには理由がある。リアル世界とは別の「はんどろや」キャラをつくりたいのだ。
 年齢をまだ明かしていないのもそこに理由があって、高校生の「はんどろや」にするとか、孫のいる57歳にするとか、そういう可能性をのこしておいた。だが、決めてしまうとその道を走るしかなく、なのでいまのところリアル路線をぼんやり歩いている。年齢や職業を明らかにしてはっきりリアル路線をゆくという手はある。そうすれば封印している「こどものときにすきだったテレビ番組」「はじめて友達同士で行った映画」だとか「職場であったこと」なども書ける。
 理想としては、このブログで書いた僕の「おともだち」たちが独立して「キャラ」となって勝手に騒いでくれないか、などと思っている。似顔絵を描くと似ないので逆にそれが「キャラ道」への第1歩にはなると思う。そして架空キャラも登場させてリアルとフィクションの入りまじった世界になるといいなあ。
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『対岸の彼女』

2005年12月24日 | ほん
 昨夜のFMラジオで放送されたラジオドラマ『対岸の彼女』を録音していて、いま聴きました。うーん、イマイチ。
 原作の角田光代さんの著書はとても素敵です。ほんと、おとなになって友達つくるの、むつかしいよね。この原作本のなかですきなのはナナコの出てくるシーン。小中といじめられてきてずっとともだちのいなかった葵の家におしかけて「ここ落ち着くねー」というシーンとか。ナナコってどんな字だっけ…わかりました、「魚子」です。

 さて今夜はクリスマスイブ。
 ほぼ毎年なにもない僕は、偶然土曜日の箱崎ライブとかさなって喜んでいたのだが、彼女ののどの不調と寒さのため中止。残念だがしかたがない。空気が乾燥していて僕ののどもへんだ。全国の電力使用量は過去最高だそうです。たしかに寒いです。
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Cup

2005年12月23日 | はなし
2年まえだったかコーヒーショップでくつろいでいると、となりの若者たち(男1女2)の話が聞こえてきました。クリスマスの話でした。

「俺、トロフィー欲しいって思ったときがあって、誰彼なしに、トロフィー欲しいトロフィー欲しいって言ってたの。そしたらクリスマスの日に知り合いの女の子がトロフィーくれたんだ。」
「へえー、トロフィー!」
「うれしかったー」
「きゃあー、それ、いい」
「好きだったんじゃないの、そのコ?」
「いや、彼女、彼氏いたし、それはないと思う」
「ふーん」
「とにかく、感激したね。よくみると○月○日釣り大会1位とかって書いてあった。ああそういえばーって]
「じゃあその1位ってのおぼえてたんだ」
「トロフィーかあ… トロフィーってどこ売ってるのかな?」
「トロフィー屋でしょう」
「トロフィー屋!?(笑)」
「トロフィー屋。あるよ、俺、みたよ、神田のほうで。」

 (オレもトロフィー欲しいな…)
と、それを聞いて思ったのでした。

 そして1年後、去年の12月、僕は優勝カップをもらったのです!!
 将棋のてんぐ会の2004年年間MVPとして。思ってもみなかったことで、すごくうれしかった。道場などで優勝することはたまにあってもカップをもらえるなんてことはありません。このさきもないのではと思います。小さなカップですが僕は大きな励ましをいただいたように感じたのです。
 去年は東京に再上京して2年めでしたがまだ東京にフィットしてない感じでした。たとえば旧友に連絡してもイマイチ反応がよくなかったり。体力もイマイチで。(友達づくりも体力がないと)
 それでも少しづつこの街がすきになり、その街にふるくからある「てんぐ会」のひとたちから祝福のカップをもらったとき、自分もやっと東京の人間になれたかな、と思ったのでした。
 今年のカップ受賞者はFさんです。その授与式を兼ねたてんぐ会の忘年会が今日行われます。
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ゆず湯

2005年12月22日 | はなし
ごはんのうえにゆずたらこ~♪
銭湯はゆず湯でした。

天気予報のとうり、冷たい風が強く吹いています。

きょうは当時です。いや、冬至です。
クリスマスも正月ももともとは冬至のお祭りだとか。太陽がいちばん弱ってるとき。太陽さんがんばれ~ってことかな。
あるいは闇のいちばん深いとき。闇も底が知れないとこわいけど、ここが底だってわかれば、あとは上を向いて行けばよいのだ。
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自作詰将棋③

2005年12月21日 | つめしょうぎ
[ヒント]馬がジグザグに動きます。ただし初手▲5六馬は△3四歩▲同馬△3二玉で逃げられてダメ。23手詰め。

 これをつくったのは10月1日(土)。この日は王座戦第3局があり、熱戦になり、夜10時になってもまだ続いていました。僕はネットの中継を見ていましたが10時半になりようやく決着がつきました。羽生が佐藤をやぶり王座を防衛しました。おもしろい将棋でした。
 で、そのあと外に出て駅前での箱崎さんのライブに。この日は駅構内に学生の酔っ払い集団が闊歩していてみょうな空気のなか、時間を遅らせてはじめたようで、僕にすればちょうどよかったのでした。
 そこで彼女の歌を聴きながら、僕のアタマのなかで将棋の駒がチョコチョコと動き始めました。つくりかけの詰将棋をかんがえ始めたのです。かんがえるというよりかってにイメージが動くかんじ。ライブが終了したときには0時をまわっていましたが、そのころに完成したのがこの作品です。
 将棋盤をつかわずに考えるなんてスゴイ、というひとがいるかもしれませんが、集中しているときにはできるものです。いつでもってわけではありません。
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コロッケ幻想

2005年12月20日 | はなし
きのう買ったコロッケがあったな、と思い出して捜してみたが、見つからない。なぜだ、おかしい。いくら捜しても、ない。ない、となるとますます食べたくなる。ああコロッケ食べたい。食べたい、コロッケ。でも、出てこない。
あれ?オレ、食べたっけ?え?そんな…
いやそもそもコロッケ買ったっけ?どこで買った?いつも買ってたスーパーは最近廃業したから別の店だ。でも、じゃあ、どこだ?え?え?

…。
疲れたからちょっと寝よう。それがいい。
コロッケ描いたのにハムステーキみたいだし。
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ジャンケンのひみつ

2005年12月19日 | しょうぎ
 僕は去年の2月から「てんぐ会」に参加させてもらっています。どういう会かというと、将棋のすきなひとがあつまって月2回将棋を指すという会です。10人くらい参加します。
 毎月優勝者を決めます。勝ち星の一番多いひとが優勝ですが、同星のときはジャンケンかくじ引きです。
 図のFさんは80歳を超えていますが、闘志満々で強い。僕をライバル視してむかってくるので、いつのまにか僕も「年寄りといえど容赦せず」を誓いたたかいました。
 それで僕とFさんとはよく同星になりジャンケンで優勝をきめることが多くありました。いつも僕の勝ち。
 これにはちょっとひみつがあります。じつはFさんいつも、パー、チョキ、グーの順番でジャンケンを出すのです。本人は気づいていない。ふふふ。だいじょうぶ、てんぐ会のひとはだれもこのブログ観ていませんし。Fさんはついにジャンケンになるとやる前から「あーもう負けだ」とぼやいています。年寄りといえど容赦せず…。ふっふっふ。
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小さな勇気

2005年12月18日 | おんがく
 絵を描くのに必要なのは「勇気」だ。
 白い紙に線をひく。まったく自信はない。それでも線を引かなければ始まらない。色の上に色をかさねてもっとひどくなったりする。だれにも見せることのない絵を描くのなら勇気はいらないが、けれど上手く描けたとしても、その絵はおもしろくない。
 この絵は2日前に描いた箱崎恭子さんの顔だ。記憶を頼りに描いた。似ているかどうかまったく自信がなかった。それできのうの路上ライブでその顔を確認してみたが、やっぱり似ていないか。だからといってこの絵を描き直して似せたとしても、それははじめに起こしたちいさな勇気をぬりつぶして隠してしまうだけだ。
 「これがわたしの歌です、きいてください。」といってひとまえで歌うのは一回一回勇気が必要だろう。僕はその勇気入りの歌声を聴きたくて、彼女のライブにかよっている。たぶんそのおかげで、凍結していた僕のなかの「お絵描きエンジン」が回りはじめたのだとおもう。
 
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『バッテリー』

2005年12月17日 | ほん
 「よし、読書はしばらく封印」
ということで、最後に1冊(正しくは1冊ではないが)読むことにして、そして選んで読んだのがこれ、あさのあつこ著『バッテリー』シリーズ。
 ベストチョイスでした。ナイス、オレ。
 この話のなかに描かれた作者の「身体感覚」に共感しました。
 投げることに魅せられた原田巧。その球を受ける喜びと恐怖とむきあう永倉豪。原田の球を打つことを夢に描く優等生天才スラッガー門脇秀吾。その門脇のそばで屈折した感情を内包する繊細な智将瑞垣俊二。
 かれら(中学生の野球少年)の大切にするものは「勝利」よりももっと基本的な、投げる快感、打つ快感であり、受ける喜びであり、知恵をしぼってたちむかうことだったり。
 うーん、おもしろかった。
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