[攻略その１] これが実戦ならば、１二桂成、同龍、同角成、同玉と清算する手段がまず見えるでしょう。 しかしこれは後が続かない。
[攻略その２] そこで２一金と桂馬を取る手を絡めてはどうか。すなわち初手より、２一金、同玉、３二香成、同歩、１二桂成、同龍、同角成、同玉…、そこで２二飛とする。以下、１三玉、１四香、同玉、２六桂、同玉、１五香、同玉、２六飛成、１四玉…
失敗図Ａ
残念！ ここで持ち駒が“歩”だったら（つまりあの“成桂”が“歩”だったら）詰みなのに。（いや、詰んでしまったら「余詰」で作者が困るんですけどね。）
[攻略その３] 第３の手段。初手より、２一金、同玉、３一香成、同玉…。そこで３二香は２一玉で駄目なので、３三香としてみる。対して２二玉と逃げて、以下３二香成、１三玉、１二角成、２四玉…。
失敗図Ｂ
これは逃げられてしまいました。
[攻略その４] さらに工夫します。初手から、２一金、同玉、１二角成、同龍、３一香成、同玉…、そこで３四香。 １二角成と角を成捨てて３四に香車を打てるようにしたのがその工夫。これに対して△３二歩や△２一玉なら、▲３二香成から詰み。ですがこうはなりません。３四香には、“中合い”の手があります。すなわち、３三歩です。
失敗図Ｃ
３三歩の中合いに、３三同香不成ならば、やはり玉は２二～１三～２四と脱出されてしまうのです。これもアウト。
これはうまくいきませんでしたが、「３四に香を打つ」という狙いは“正解”です。
そこで以下、[攻略その５]―――正解手順の解説に入ります。
再掲問題図
２一金 同玉 ４三角成
と、こちらから角を成捨てて―――。
４三同歩 ３一香成 同玉 ３四香
開いた空間――「３四」に香を打つ。
（４三角成に４手目２二玉は、３二香成、１三玉、１二桂成、２四玉、３三馬まで詰み。）
３三飛
対して４二玉なら、５四桂から６二角成まで。
「３四香」に“３三歩の中合い”なら、３二桂成、同玉、３三香成、３一玉、２二成香、４二玉、５四桂以下の詰み。
「３四香」に“３三金”という受けも考えなければなりません。これは３二桂成、同金、同香成、同玉、２二金、４二玉、５四桂となり、やはり同様の形で詰みです。
「３四香」には、「３三飛」が最強の抵抗となります。
３二桂成 同飛 同香成 同玉 ３三飛
“３三飛の中合い”のような手は、初めはびっくりしますが、詰将棋にはよく出てくる手です。
（詰将棋を作る側としては、「飛車を取った後どうまとめるか」が問題です。）
「３三飛合い」に対して、同香不成とすると、やはり２二玉から１三、２四と脱走されて届きません。
そこで「３二桂成」以下の手順となります。
２一玉 ２二歩 同玉 ３四桂
上図の「３三飛打」の手で、２二飛は３一玉で逃れです。（３二歩は二歩禁なので打てません。）
３四同龍 同飛成 ４四歩 ２三飛 １一玉 ３一龍 まで23手詰
「３四桂」と打ちますが、対して２一玉なら、３一飛成～２二角成。
よって「３四同龍」が正解手順となりますが、「同飛成」以下の手順で、スタートの位置「１一」への“還元玉”となっての詰め上がり。
詰め上がり図
この詰将棋は、３手目「４三角成」がすべて。これが見えればわりと後は簡明ですし、逆に１二の香車を取ることにこだわるとうんうんと考え込むことになります。
僕は昨日、いま話題の「東京都尖閣諸島購入」のための寄附金に参加しました。
ほんの少額ですが、その人数にカウントされたいと思いまして。
５月１１日正午の時点での寄附金受付状況
35,821 件 469,796,129 円
ということですが、僕が入金したのは昨日の午後なので、ここにはまだカウントされておりません。
みずほ銀行のＡＴＭからなら手数料もかかりません。１００円の寄附でも大丈夫です。
→東京都尖閣諸島寄附金について（振込口座）
こういう「領土問題」についてこのごろはこう思うようになりました。
ああいう無人島が資源があるかもしれないとか役に立つとかではなくて、“日本の領土”だから護らなければいけないんだって。どんなに小さいものであっても“日本の領土”は“私たちのかわいい家族”なんだって。
[攻略その２] そこで２一金と桂馬を取る手を絡めてはどうか。すなわち初手より、２一金、同玉、３二香成、同歩、１二桂成、同龍、同角成、同玉…、そこで２二飛とする。以下、１三玉、１四香、同玉、２六桂、同玉、１五香、同玉、２六飛成、１四玉…
失敗図Ａ残念！ ここで持ち駒が“歩”だったら（つまりあの“成桂”が“歩”だったら）詰みなのに。（いや、詰んでしまったら「余詰」で作者が困るんですけどね。）
[攻略その３] 第３の手段。初手より、２一金、同玉、３一香成、同玉…。そこで３二香は２一玉で駄目なので、３三香としてみる。対して２二玉と逃げて、以下３二香成、１三玉、１二角成、２四玉…。
失敗図Ｂこれは逃げられてしまいました。
[攻略その４] さらに工夫します。初手から、２一金、同玉、１二角成、同龍、３一香成、同玉…、そこで３四香。 １二角成と角を成捨てて３四に香車を打てるようにしたのがその工夫。これに対して△３二歩や△２一玉なら、▲３二香成から詰み。ですがこうはなりません。３四香には、“中合い”の手があります。すなわち、３三歩です。
失敗図Ｃ３三歩の中合いに、３三同香不成ならば、やはり玉は２二～１三～２四と脱出されてしまうのです。これもアウト。
これはうまくいきませんでしたが、「３四に香を打つ」という狙いは“正解”です。
そこで以下、[攻略その５]―――正解手順の解説に入ります。
再掲問題図２一金 同玉 ４三角成
と、こちらから角を成捨てて―――。
４三同歩 ３一香成 同玉 ３四香
開いた空間――「３四」に香を打つ。
（４三角成に４手目２二玉は、３二香成、１三玉、１二桂成、２四玉、３三馬まで詰み。）
３三飛
対して４二玉なら、５四桂から６二角成まで。
「３四香」に“３三歩の中合い”なら、３二桂成、同玉、３三香成、３一玉、２二成香、４二玉、５四桂以下の詰み。
「３四香」に“３三金”という受けも考えなければなりません。これは３二桂成、同金、同香成、同玉、２二金、４二玉、５四桂となり、やはり同様の形で詰みです。
「３四香」には、「３三飛」が最強の抵抗となります。
３二桂成 同飛 同香成 同玉 ３三飛
“３三飛の中合い”のような手は、初めはびっくりしますが、詰将棋にはよく出てくる手です。
（詰将棋を作る側としては、「飛車を取った後どうまとめるか」が問題です。）
「３三飛合い」に対して、同香不成とすると、やはり２二玉から１三、２四と脱走されて届きません。
そこで「３二桂成」以下の手順となります。
２一玉 ２二歩 同玉 ３四桂
上図の「３三飛打」の手で、２二飛は３一玉で逃れです。（３二歩は二歩禁なので打てません。）
３四同龍 同飛成 ４四歩 ２三飛 １一玉 ３一龍 まで23手詰
「３四桂」と打ちますが、対して２一玉なら、３一飛成～２二角成。
よって「３四同龍」が正解手順となりますが、「同飛成」以下の手順で、スタートの位置「１一」への“還元玉”となっての詰め上がり。
詰め上がり図この詰将棋は、３手目「４三角成」がすべて。これが見えればわりと後は簡明ですし、逆に１二の香車を取ることにこだわるとうんうんと考え込むことになります。
僕は昨日、いま話題の「東京都尖閣諸島購入」のための寄附金に参加しました。
ほんの少額ですが、その人数にカウントされたいと思いまして。
５月１１日正午の時点での寄附金受付状況
35,821 件 469,796,129 円
ということですが、僕が入金したのは昨日の午後なので、ここにはまだカウントされておりません。
みずほ銀行のＡＴＭからなら手数料もかかりません。１００円の寄附でも大丈夫です。
→東京都尖閣諸島寄附金について（振込口座）
こういう「領土問題」についてこのごろはこう思うようになりました。
ああいう無人島が資源があるかもしれないとか役に立つとかではなくて、“日本の領土”だから護らなければいけないんだって。どんなに小さいものであっても“日本の領土”は“私たちのかわいい家族”なんだって。
