２０１０、年末の詰将棋

　今年もいよいよ終わろうとしています。

　昨年、個人的に（嵐のように）色々なことが起きました。子猫も拾いましたし。

　そして今年初め、こう思いました。これだけ色々なことが起こるのだから、「今なら宝くじを買えば当たるんじゃないか」。　２枚買ったら、生まれて初めて当たりました。（￥３００です。結局赤字です。）
　さらに、これだけ色々なことが起きるのなら、「地震があってなんらかの被害に…なんてこともあっても不思議ではない」などと、１月のある日ふと思いました。そのことを忘れそうになった時に、３・１１の地震が起きました。
　秋には、「ＴＰＰ反対」を表すため、国旗を買って生まれて初めてデモに参加しました。日本のことを考えました。
　大変にエキサイティングな年でした。

　来年はまた、より良い年になりますように。

１２・１９詰将棋の解答

　　　３四角打　３三玉　３二桂成

　初手▲３四角は△同香で不詰、初手▲１２角や▲１五桂には△１三玉があります。

　「３四角打」が正解ですが、「３三玉」となったとき、２五の角が“邪魔駒”になっています。この角をどかすのがこの詰将棋のテーマ。



　　　３二同玉　３三歩　同玉　２三角成

　「３三歩　同玉」として、「２三角成」。
　これを逆にして、▲２三角成を先にすると、△同玉と取ってくれればいいのですが、△２三同歩(桂)とされて、▲３三歩に、“△２一玉”で詰まなくなって失敗です。



　　　２三同玉　３四角　１三玉

　「３四角」で、これで２五に桂馬を打てるようになりました。
　これにもし王方が、△３二玉と逃げれば、３三歩、同玉、２五桂、３二玉、３三歩、２一玉、１三桂不成まで。（１７手駒余り）



　　　２五桂　１四玉　１三桂成

　「１三玉」と逃げた玉に「２五桂」と打ち、「１四玉」。
　今度は打ったばかりの２五の桂馬が邪魔駒になっています。なので捨てます。「１三桂成」。



　　　１三同玉　１四歩　同玉　１五歩　同玉　１六香　まで１９手詰め



詰め上がり図

　僕はどうも、「中段玉」の詰将棋がが好きみたいで、よく作ります。

１２月の詰将棋

　ＬＰＳＡ（日本女子プロ将棋協会）の発行する来年の『日めくり詰め将棋カレンダー2012』に今回も２題、僕のつくった詰将棋を載せてもらえることになっています。（今年2011年版も２題載せてもらいました。）
　それは良かったのですが、その『日めくり詰め将棋カレンダー2012』、買い損ねました。　気づいた時には“売り切れ”。　嗚呼…、油断しました～。