さて、「僕は考えるのがすきだ」と、これまで何度か書いてきています。そうなのですが、でも、考えるスピードが遅いのです。決定的に。
去年アテネオリンピックの柔道で金メダルをとった谷亮子が言っていましたが、試合中は200通りほどの攻めパターンのどれをどう使うかを考えながら闘うのだそうです。同じくらいの実力差になるとスポーツも「考える勝負」になるのでしょう。考えるスピードと正確さの。
将棋も同じで、実力差があったら、考えなくても勝てるのです。僕だってアマ初段くらいの人が相手なら1手5秒で指せます。それが、おなじくらいの力の相手だと、どれだけ「速く正しく読むか」が勝負を分けます。そうなるとそれはスポーツと同じ感覚です。
というわけで思考スピードのおそい僕は将棋の勝負にはむかない、と自分を知っています。
僕の思考の質は、基本的には「いつまでも待つ」というやりかたです。こころの奥の泉に、答えが浮かんでくるのを「待つ」のです。ぼけっと待ってばかりもいられませんから(仕事はしなきゃ、ね)、なにかを疑問に感じたら、その疑問をこころの隅に置いといて、そのままにしておきます。そして、「あまり一生懸命考えない」のがポイント。そうしておくと、いつか、なにかの拍子に、ポン、と答えが浮かんでくることがあり、そのときになって、その答えまでの道筋を確かめるために考える。頭で考えるというより、無意識ってやつにかんがえてもらうって感じです。
1分で答えが出ることもあれば、10年かかることもある。自分にほんとうに必要になったときに答えがわかるのさ、と悠然とかまえておくしかありません。しかしこのやりかたは、どうも時間厳守の「現実社会」とは相性がよくないようではありますが。(でもこれはもう「体質」だからさ、変えようがないのさ。)
将棋竜王戦は第4局を今日渡辺明が勝って、2-2となりました。渡辺明は、最初2連敗したときにも、その負けた将棋のレポートをブログに丁寧に書いていて、そのプロ意識に僕はちょっと感心しました。
一方、佐藤康光は、26日にJT杯トーナメントで優勝し、王将戦の挑戦権争いでもトップを走っています。竜王戦の勝負はこれからです。
去年アテネオリンピックの柔道で金メダルをとった谷亮子が言っていましたが、試合中は200通りほどの攻めパターンのどれをどう使うかを考えながら闘うのだそうです。同じくらいの実力差になるとスポーツも「考える勝負」になるのでしょう。考えるスピードと正確さの。
将棋も同じで、実力差があったら、考えなくても勝てるのです。僕だってアマ初段くらいの人が相手なら1手5秒で指せます。それが、おなじくらいの力の相手だと、どれだけ「速く正しく読むか」が勝負を分けます。そうなるとそれはスポーツと同じ感覚です。
というわけで思考スピードのおそい僕は将棋の勝負にはむかない、と自分を知っています。
僕の思考の質は、基本的には「いつまでも待つ」というやりかたです。こころの奥の泉に、答えが浮かんでくるのを「待つ」のです。ぼけっと待ってばかりもいられませんから(仕事はしなきゃ、ね)、なにかを疑問に感じたら、その疑問をこころの隅に置いといて、そのままにしておきます。そして、「あまり一生懸命考えない」のがポイント。そうしておくと、いつか、なにかの拍子に、ポン、と答えが浮かんでくることがあり、そのときになって、その答えまでの道筋を確かめるために考える。頭で考えるというより、無意識ってやつにかんがえてもらうって感じです。
1分で答えが出ることもあれば、10年かかることもある。自分にほんとうに必要になったときに答えがわかるのさ、と悠然とかまえておくしかありません。しかしこのやりかたは、どうも時間厳守の「現実社会」とは相性がよくないようではありますが。(でもこれはもう「体質」だからさ、変えようがないのさ。)
将棋竜王戦は第4局を今日渡辺明が勝って、2-2となりました。渡辺明は、最初2連敗したときにも、その負けた将棋のレポートをブログに丁寧に書いていて、そのプロ意識に僕はちょっと感心しました。
一方、佐藤康光は、26日にJT杯トーナメントで優勝し、王将戦の挑戦権争いでもトップを走っています。竜王戦の勝負はこれからです。