中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

聖心女子大での講演

2010年11月09日 | 朝日ベルばらkidsぷらざ
 朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の『世界史レッスン<映画篇>』第50回の今日は、「夢のように幸せなシシー」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2010/11/post-d8d8.html#more
 ロミー・シュナイダー主演の3部作のうち、第一部『プリンセス・シシー』について書きました。

 彼女はシシーが当たり役となり、この20年後くらいにも『ルートヴィヒ/神々の黄昏』で同じ役を演じました。その時はすでにカイザーリン(皇后)というより、ライザーリン(旅人)と言われるようになっていて、不幸の影をまとい、美貌はいよいよ輝くばかり。すばらしい魅力でした。

 ミュージカル版の本場オリジナルキャストのシシー女優も、とてもきれいでスリムで歌もうまく、3拍子そろっているのだなあと感心しました。オペラだとなかなかこうはゆきません。きれいでも歌は今イチ、歌はうまくても姿があわないetc.(たまにアンナ・ネトレプコみたいな完璧なソプラノもいますが)

 さて、以前にもお伝えしましたが、明後日11日(木)5時から、聖心女子大の宮代ホールで、わたしの講演があります。女子大なので男性禁制かな、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。どなたでも入場可ですので、お時間がありましたら、いらしてください♪


☆最新刊「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷になりました♪
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/

残酷な王と悲しみの王妃

 
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「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

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☆わたしのオペラ本 「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

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2 コメント

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4回にカウントするのは (真奈美)
2010-11-09 17:34:54
 急な代役で3カ月だけ行った大学にドイツ映画がたくさんあったので見まくりましたが、その中に『シシィ』がありました。「Ⅰ」だけでなく、Ⅲまで行ってもまだ若いうちで終わっているので、やっぱり明るいですね。ストーリーとして重々しさはないけれど、のどかなバイエルン、華麗なウィーン、広大なハンガリー、映画としての楽しさは充分に味わえました。
 ところで、ロミー・シュナイダーはこれと『ルートヴィヒ』と合わせて4回シシィを演じた、とよく言われますが、3部作はほかも同じで続いた話なのだから、これを3回として数えることはヘンじゃないかと思います。だったら「土方役者」栗塚旭さんなんて、『新選組血風録』が26回、『燃えよ剣』が26回、・・・ということになってしまうはず(テレビで4回、映画で1回、舞台で1回とされていますが)。まぁ、劇場映画と連続テレビ映画ではなんとなく違うでしょうけどね。
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Unknown (真奈美さんへ(kyoko))
2010-11-14 10:05:14
 なるほど。ではトラさんは。。。となると確かに少し変かも。
 ヴィスコンティはロミー・シュナイダーを主演にしたシシー作品のアイディアもあったといいます。ルートヴィヒと姉妹編になったはずなのに、見られずとっても残念。
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